配牌のままの牌姿かな

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水の街エリドウの子よ かく行きてわれら心のままのすがたかな 山中智恵子

とにもかくにも停滞中。そっかオレ、また壁牌捨てて…。
エリドウは神が人間と交わって、メソポタミアの最初の王朝が開かれたとされる都市。この歌の「われら」が神であるのかどうか、定かではないが、流れる水を行けば、この心もあるがままなのだろうか。

雑誌「麻雀の未来」創刊号、通販開始。

「麻雀の未来」創刊号、好評のうちに第1版は売り切れました。皆さまのご愛読に感謝します。
で、早速ですが第2版が刷り上りました。以下のページで通販しておりますので、買い逃された方はこの機会にお求めください。価格も\1,000-(送料込)と、ちょっとだけサービスしております。

第1版と第2版の違いは、「片山まさゆきの世界」の図版を改めたことくらいです。(誤植もそのままです…すみません)。
下のリンクから購入すると、izumickに少しばかりキャッシュバックされます。上のリンクにある、サンプルPDFを見て、下のリンクから買う、という方法をオススメします。

こんな本を持っていきます。(5/5追記)

コミティア76のブースに持っていく予定の麻雀マンガは以下の通りです。
皆さん、ご自由に閲覧ください。
単行本

  • 『さすらい雀鬼』 北山茂樹
  • 『麻雀人生劇場』 画・郷力也+作・高山潤
  • 『さすらいの雀マン』 画・平松修+作・高山潤
  • 『麻雀地獄変』 画・宮本ひかる+作・習志野
  • 『麻雀阿修羅伝』 画・村岡栄一+作・板坂康弘
  • 『暴走雀鬼』 画・みやぞえ郁也+作・志村裕次
  • 『麻雀列島』 画・森義一+作・志村裕次
  • 「ハッピーステーション」神田たけ志(『麻雀鴻鵠記 ぎりぎり』2巻収録)
  • 『海雀王』 画・渡辺みちお+作・志村裕次
  • 『麻雀鳳凰城』 画・みやぞえ郁雄+作・志村裕次
  • 『セイガク暴牌族』 画・新川雅美+作・三木孝祐
  • 雀鬼2025』 石川賢
  • 『麻雀 黒い雀たちの神話』 小池一雄(イラスト・ 芳谷圭児)



雑誌

  • 「漫画ホット」1974年6月21日号 秋田書店 「セイガク打ち」(鳴島生)第12話収録
  • 「別冊ギャンブルパンチ 麻雀武芸帳」1976年 竹書房
  • 「特選麻雀劇画 この腕売ります・牌鬼師」オハヨー出版 1978年

ただし、一部会場に持ち込めない可能性があります。主に「運ぶのが重いから」という理由です。
この中でオススメは『麻雀阿修羅伝』『麻雀地獄変』あたりでしょうか。特に前者を読まずに麻雀マンガは語れません。

「麻雀の未来」創刊号、販売のおしらせ

所属する「麻雀サークルS&C」のみんなで、同人誌を販売することになりました。とりあえず、5/5に東京ビッグサイトで開催される「コミティア76」に出店します。

概要は以下の通りです。

  • スペース:「サ02b」
  • サークル名:「麻雀サークルS&C」
  • タイトル:「麻雀の未来」
  • 定価:800円
  • ページ数:94P

目次を転載します。

麻雀マンガ三十年史(前編)   izumick  2
この麻雀マンガは読んどけ!20冊  izumick  15
片山まさゆきの世界  19

麻雀学事始   浅見了  34
麻雀の樹予告篇  ぴゅー太郎  51
麻雀は博打かゲームか   福地誠  69
麻雀はギャンブルゲームではない  草場純  72
麻雀プロ業界とメディアの現状  overdrive  74

千式麻雀の誕生  ヒロタシ  78
ある奇人の疑心   ハンバート  80
東京マージャンMagazine」と愉快な仲間たち  塔四郎  84
麻雀で喰うには? その体験的考察  福地誠  88

編集後記   いたる  94


表紙イラスト よしたにさま
       ゴトウさま

私は、2つの記事を書いています。
1つは「麻雀マンガ三十年史(前編)」。1974年から1989年までの麻雀マンガの歴史を、大まかに振り返ります。資料が少ないので、間違いや妄言も多いと思いますが、本邦初の試みです。ご期待ください。

もう1つは「このマンガは読んどけ!20冊」。麻雀マンガ史上に残る名作のうち、「これを読まずに死ねるか!」という20冊を厳選して、簡単な評を加えています。ラインアップはこんな感じ。

  1. 『セイガク打ち』鳴島生
  2. 『やさぐれ雀士』北野英明
  3. 『麻雀激闘録 3/4 よんぶんのさん』ほんまりう
  4. 『はっぽうやぶれ』かわぐちかいじ
  5. 哭きの竜能條純一
  6. 『風の雀吾』みやぞえ郁也+志村裕次
  7. 雀鬼人別帖』森義一
  8. ノーマーク爆牌党片山まさゆき
  9. 『麻雀阿修羅伝』村岡栄一 +板坂康弘
  10. むこうぶち』天獅子悦也+安藤
  11. 『バード』青山広美
  12. 『まあじゃんほうろうき』西原理恵子
  13. 『ザ・ライブ』神田たけ志
  14. 『あぶれもん』嶺岸信明+来賀友志
  15. 『幻に賭けろ』嶺岸信明+山根泰
  16. 『天』福本伸行
  17. 『MAHJONG まんが王』喜国雅彦
  18. 『ぶんぶんレジデンス』坂本タクマ
  19. 『兎』伊藤誠
  20. 『勝負師伝説哲也』星野泰視さいふうめい

さらに当日は、私が持っている麻雀マンガのコレクションを何点か展示して、読んでいただけるようにする予定です。こちらは詳細が決まりましたらお知らせします。
同時に、通信販売、PDF形式でのWEB販売も計画しております。首都圏在住でない方々は、こちらをご利用いただければと思います。

ささいな言い訳もなくてデバサイグラサイ

麻雀の未来創刊号

繁忙期につき粗略にて失礼。最近ホント忙しい。それでも一億人から「お前は山東京伝山文京伝の区別すらつかない能無しだ」って言われたよ。根拠はないけど本気で思ってるんだ。

同人誌だす、かも。

というわけで、麻雀サイトで知り合った人たちと一緒に、同人誌を出す予定がある。詳しいことは編集長に聞いてみないと分からないが、恐らく5月ごろ発行。
私の担当は「麻雀マンガ史」。作品を紹介し、時系列をたどるだけの簡単なものではあるが、ある程度図版を組み入れて、雰囲気が伝わるものにしたいと考えている。以下は去年に書いた前書き*1

1975年に「別冊近代麻雀」(竹書房)が発行され、本格的な麻雀マンガが生まれてから30年が経過した。その間に何度かの隆盛・衰退を見ながらも、麻雀マンガは市民権を獲得し、ジャンルコミックとして他に例を見ない、特異な地歩を占めるにいたった。
しかしその発表形式は雑誌媒体にとどまるものが多く、より保存しやすい単行本としてまとめられるのはその中の一部に過ぎなかった。そのため多くの資料・作品が散佚し、現在では見ることすら困難な状態にある。
また出版社の多くは中規模の企業であり、麻雀マンガの発行を止めた所、あるいは会社そのものが現存していない所もある。当時の時代状況、出版の事情などについて、生きた声を聞く機会は皆無にひとしい。
そのような状況下ではあるが、この度編集長から依頼を受けて、麻雀マンガ史、という題で文章を書くことになった。もとより無学浅才、何ほどの成果を望むべくもないが、ただ後の人の研究の踏み石、端緒となれば幸いである。

同人誌のタイトルとか、他の執筆者については分かり次第、随時お伝えしていくつもりである。また麻雀マンガ史についてのメモなどを書くこともあるので、その点ご了承いただければ幸いである。


最後に、流行に乗ってみる。のんびりやるつもりなので、よろしければ人気blogランキングへ 人気BLOGランキング。カテゴリは「麻雀」。

*1:前書きだけ書いて、本文はまだ何も手をつけてない、というのは内緒のハーフムーン

麻雀プロに関するアンケート

いま私が目標にしている麻雀サイトは5つくらいあるのだが、その1つ「今日の麻雀界」(管理人:Nしん氏)で、「麻雀プロに関するアンケート」を実施している。

現状の麻雀プロのあり方について、麻雀プロではない人たちに尋ねる形のようだ。
「今日の〜」では、今までに何度か、麻雀プロに関する提言・批判を行ってきた経緯がある。積極的な発言に対する反論や反発も多かったが、氏はそれらに対して真摯に対応し、常に有益な議論にするべく力を傾けていた。
今回のアンケートもその流れに沿ったものであり、質問に多くの、かつ詳しい内容を盛り込んでいる。全部回答するのは疲れるので、私は適当に書いて送信してみた。
氏の目標回答数は100。ずいぶん大きく出たものだが(失礼)、それぐらい沢山の意見がないと威力がないのも確かなので、ささやかながら協力申し上げたい。この問題に興味がある方は、ぜひ回答してみてはいかがだろうか。


【参考】


一流の恥は一流の才能に勝る

特に意味はありません。

夢は常に微妙に形を変えるもの
はっきり見えないものなんじゃないかと……
陽炎みたいに…


『牌師(ワザシ)』(北野英明+山根泰昭)1巻 212ページ

思えば、確たる夢を持たないサイトだった。夢のなさを、恥をかくことで誤魔化すことが多かった。更新すると言いながらバックレて、夢が破れた風を装うこともあった。恥じて眠れない夜もあった。ただ一度だけ"信念"を言うなら、私はもっと大きな恥をかきたい。