麻雀について僕が語ろう このページをアンテナに追加

2010-01-20

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情報発信に使っていた はてなダイアリーというのは、具体的には麻雀業界日報(id:izumick)という名前だった。随分ご大層だが、まあその辺はノリだ。タイトルで大風呂敷を広げて、後で回収できない、というのが自分のパターンらしい。

日報の更新について今思う時、楽しかったことよりも苦しかったことの方が記憶に鮮やかだ。ブログを通じて貴重な仲間と知りあうことができ、その事は大きな糧だったが、更新そのものを楽しむ心境にはなかったような気がする。その辺りを少し思い返してみたい。

まず一番大きなものは、義務と趣味との乖離だ。いくらオフィシャルな情報を提供していくという使命を自らに課していたとはいえ、ずっとそれを続けることは不可能だ。いのけんさんみたいに、リビドーの赴くまま更新しているような人でさえ*1、時折投げやりなエントリーが見られる。公の情報を自認するならなおさらだ。

一方で自分の趣味嗜好が、どう考えても一般受けすることはなさそう、という認識もあった。自分の趣味に走れば、確実に読者は増えない。かといって人受けするような文章を書けるような器用さはないし、元来怠け者なので人に説明する、ということが好きではないし、自分の好きなものを人に分かってもらいたい、と真剣に思うことがない。じゃあ何で更新続けたかと問うとき、やっぱり義務感しかなかったと思う。

2つ目は、そもそも情報が少なくて、しかも採り上げるべきかどうか迷うことも多々あった点だ。

麻雀業界というのは、自分の認識の中ではアーキペラゴ(多島海)のようなもので、色々なジャンルが浮島のように点在している。麻雀マンガとか、フリー麻雀店とか、サンマとか、プロ業界やその中の各団体とか、セット麻雀店とか、会社での特殊ルールとか、海外事情とか、モンド21とか、戦術本とか、健康麻将とか…交流が密だったり疎だったりはするが、基本的にお互いはお互いを別のジャンルだと見なしている。もちろん、自分もその中の「フリー麻雀店チェーン」という狭い地域の住人だった*2

時は7年前、ネットで麻雀業界の情報が公開されることは稀だったし、ネットならではの表現やネットマナーへの理解も不足していた。そんな中で、採り上げるに足る、また採り上げても問題ない情報を選ぶというのは難しい。麻雀プロから「自分の日記はプライベートなので紹介しないでくれ」というメールを貰ったこともあるし、レートを記載している麻雀店に関しては、何かあった時責任取れないので、なるべく紹介しない方針だった。

とにかく目的が「裏情報じゃないものを発信していく」だったので、横断的な更新を心がけていた。まあこれは、自分が戦術サイトとかには全く興味がなかったせいもあるが。それに伴なう苦痛というのは、やはり積み重なっていくようで、しばらく経った時、徐々に意欲が減衰していくのが分かった。

*1:自分はそれが大好きだし、凄いと素直に感服している

*2:細かいようだが、全国規模のチェーン店と地域の店とでは、経営姿勢が異なるのだ

2010-01-19

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『近代麻雀』2月15日号を読んだ。地方都市ではキンマは3日遅れで到着する。「オバカミーコ」が終わっていた。色々感想はあるが、結局おなじ業界でくっつくのか、という、諦めのまじった感慨を覚える。

実際、麻雀のできる男は、多少なりとも麻雀に興味がある女性にとって魅力的に映るものらしい。才能の輝きがあれば、少々ファッションが薄汚かろうと、コートやカバンにタバコの臭いが染み付いていようと問題ではない。そういう意味では、本質を見抜く事ができる力を持っている、目の高い女性が多いということなのか。


よくよく考えるに昔のことではなかったが、多分まだ続くと思う。

2010-01-18

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広告関連でもう一つ思い出した。ゲーム代の話だ。

会社では、レートの情報はもちろんだが、ゲーム代も基本的には広告に掲載しない、という内規があった。これは主に、風適法の規定によるものだったと思う。

風適法の施行規則によれば、まあじゃん店の遊技料金は、1人1時間だと630円が上限、1卓1時間だと2,520円が上限だ*1。店の遊技料金は、1ゲームあたり600円、トップ賞100円。ヨンマだったので、1卓あたり 600×4+100=2,500円となる。

「トップ賞」は知らない人には理解できないだろうが、ゲームでトップを取ったお客さんだけが100円多く(つまり700円)払う、という仕組みだ。賢明な読者諸兄にはお分かりのことだろうが、ゲーム代の上限が決められている中で、もっとゲーム代取れないものか、というハウス側の意図が見える。また、消費税をきちんと納めている麻雀店にとって、その100円がバカにできない、という事情もあるだろう。

ゲーム代の何が問題かと言えば、1ゲームにかかる時間が決まってない点だ。アリアリでトビありのルールなら、短ければ5分、長ければ70分くらい1ゲームにかかる。1ゲームが1時間以上かかるなら、遊技料金の上限を超すことはないが、それを下回るなら、厳密に言えば違法となる。自分の勤務先の場合、だいたい平均すると40〜45分だったので、2時間で3回くらいの計算になる。1人600円×3ゲーム=1,800円、しかし上限は1260円なので、大きくはみ出ている。

実際には、この事が大きな問題となることはなかった。風適法は、フリー麻雀店に関しては実情と著しく乖離していてザル法に近かったし、名目さえ整っていれば、つまり料金の表示を法の規定通りに行っていれば特に突っ込まれるポイントではなかった。昔あった某コスプレ麻雀店は、女性店員と同卓*2する場合は1ゲームあたり1,000円というベラボウな金額を徴収していた*3が、特に問題が出なかったようだ。

この点で厳しかったのは寧ろ税務署で、ゲーム代600円を全額遊技料金として計上するべきではなく、ドリンク代などの内訳を作るべき、という指導があった記憶がある。まあこれは、従業員が支払っているゲーム代を売上とみなすか経費とみなすか、というのが本当の焦点だろうけれども。

話が逸れた。要するにゲーム代を載せない、というのは自主規制の中でも一番萎縮したものだったと考えてよい。何度か試みようと考えたことはあるが、結局実行には移さなかった。その理由は、思い出せば書いてみたい。



多分まだ続くと思う。

*1:トリビアその1・これは自動卓の場合の料金で、それ以外の卓だとそれぞれ525円、2,100円となる。トリビアその2・サンマでも2,520円とってよい。この場合1人換算だと840円となる。

*2:一緒にゲームを楽しむこと

*3:更に入店時にチャージを取られた