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備忘録 このページをアンテナに追加

2018-01-28 Janis Ian このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

YouTubeで白髪のジャニス・イアンをみた。驚いた。同窓会で初恋の人に会ったような気持ちだ。ただ雪村いづみの「昔のあなた」の感想をとびこえてしまっている。いったい何歳?テレビ番組のゲストでソファに座ったままインタビューを受け、最後のコーナーで「at seventeen」を唄った。インタビュワーはちょっといじわるそうな顔で、声の出にくそうな箇所をさがしている(ような)。もう、いや、まだ66歳。その番組では60を越えたところ。では「17歳」をうたったのが何歳かというと24歳。24歳で「It was long ago and far away」とは!。番組ではその箇所でわずかに表情を崩して歌ったようにみえた。いやそのフレーズにふさわしい年齢ではないのかと思うけれど、他のビデオではたしかに24歳でそう歌っている。

 そういえば。小松左京の「哲学者の小路」で生じるタイムラグも(設定上)わずか10年ほどのものではなかったか。当方は30年経っても、40年経っても、まだ昨日のことのように、年相応の、という振る舞いがわからずにいるというのに。

2017-10-21 穂高亜希子、青木智幸+望月治孝@みろくさんぶ、静岡 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

泊まらずに帰宅するためには途中まで車を乗り付けねばならない。久々にJR四日市駅近くの駐車場に停める。快速みえで名古屋へ到着する寸前に一瞬、Zepp名古屋が視界に入る。今宵はジャクソン・ブラウンの公演だ。足を運んだのはいつだったのか、忘れかけていたのだが帰宅後に調べてみると1980年11月ではないか(前年のEagles,Maria Mulderとアメリカン・ポップスづくし)。いまは亡き愛知厚生年金会館、向かって左後方だとしか覚えていない。コンサートのなかば、ニューアルバム冒頭の曲が始まると空気が変わり、バンドとしてのまとまりも出てきて当方の耳には活き活きとしたものに感じられたのだが、このアルバムはファンでは評判が悪い(とブログの誰もが書いている、どういうわけか)。しかし今宵、37年ぶりに再訪するわけでもなく、ひかりに乗って静岡へ向かう。

2017-03-08 グルグル祭り@Tokuzo このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

マニ・ノイマイヤー来日20周年記念のグルグル祭り。さてTokuzoだけでも幾度目の開催になろうか、どこか春の便りを感じさせる恒例のイヴェントだ。そういえば6年前の3月11日の晩も予定どおり行われたのを思い出す。脇をかためるのは吉田達也津山篤河端一の盟友。この3名が4プロジェクトを演ずるJapanese New Music Festival Petitを皮きりに、打楽器二人羽織のManitatsu、Acid Mothers Guru Guruの3セット。赤天では吉田達也による新作楽器「カメリンバ=カメラ+カリンバ」を披露し、Zoffyの新曲は「Rolling Stones On Led Zeppelin with Pierre Henry」(えっ?)といった具合。数々のお約束を真剣に、飄々と取り組む50代男たち。音楽の楽しみ方ってもっと自由なんだと気づかされるばかり。そしてマニ・河端・津山のAMGGは60分に届くセッション。今宵も「Electric Junk」の再演こそあったけれど、昔の名前で…とは無縁の、スポンテニアスで、壮絶かつ容赦ない相互作用の連続。だってマニさん、昭和15年生まれ。でも当方にとってマニさんとはロック史のひとコマではなく、あくまでもTokuzoのステージで汗を撒き散らす存在なのだ。最良のかたちでマニさんに出会えた気がする。(Tokuzoマンスリー5月号「live review」)

2014-08-12 Tomoyuki Aoki Harutaka Mochizuki @Namba Bears このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

この日、タイバンに当方の見知らぬデュオが立った。テルミンを2台、一人は若き女性だが、もう一方はええ年格好のおっさんがギターもかかえる。当方、関西アンダーグラウンドに精通しておらず、ただ集客の具合から(失礼)さほどレジェンドでもない人だと推定したが、それにしてもロック風に着飾った風体がどこか勘違いしているようにみえる。それはそうとして。さて演奏は2台のテルミンにエレキギターが乗っかるのだが、そのギターの力のなさが気になった。下手ならば、New Orderのように、それなりの味をだせばよいのに、またそのキャリアーなりの、自身の音楽に対して内包しているものをみせてくれるとよいのに、本人が何かに似せて、演っているところが、無自覚にみえた。こんな空しい音楽がBearsに出るのはめずらしいのではないか。帰宅後に、このミュージシャンは某公立大学の教授であることが判明、しかもその独断的で虚栄につつまれた言動がふだんより苦々しく目立っていただけに、納得。あたかもブラインド・テストに合格した感じであった。平岡正明のいう「言文行一致体」を思い出した。

2011-10-07 おまつとまさる氏 @元田中ZANPANO このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

叡山電鉄の一つ目、初めて降りる駅。その駅舎を広いガラスから臨むことのできるビルの2Fが会場の喫茶店。松倉さんが、こっちどうぞ、と前を勧めていただいたが少々後退して着席。チャイミルク。対バンはAZUMI、気持ちよく歌う分だけこちらは離れてしまう。津に帰ることのできる最終で。

2011-01-06 Victoriaは70年代のバンドですが このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

  • Victoria - s/t (shadoks,CD)某ネットショップより。

昨年の後半に当方が熱中したもののひとつに、JA(Jefferson Airplane)フォロワーをフォローした。そもそもJAじたい、ちゃんと聴き込んでこなかったわけだし、フォロワーといってもJAとはなんら関係なく、60年代後半で紅一点がいるというだけの情報を頼りに(上記も70年代に入って、と既に例外だが)、今更、という声をあろう。しかも既にオリジナル盤など入手困難とあきらめたうえで物事を始めていく、そのイージーさじたいCD普及の弊害とも言えるのだが。CD化という名目でどんな音源も横一列に復刻されていったこともCDの功罪であろう。本来、或るレコード店にて遭遇したレコードに一喜一憂する、という《物語》が成り立っていた。現在でもそれは可能なはずだが、忙しさを理由にサボってきたわけで、つまるところ本稿は自業自得の話か。これにインターネットの普及が相伴って(ちょうどCDの普及の時期が社会人になった頃と重なったこともあって)当方にとっては音源との出会いが変わってしまった。ネットショップではどの店で出会ったのかは二の次にされてしまう。先方の事情ではなくこっちの都合で集めてしまえる状態に。FalloutやShadoks、Radioactiveなどのレーベルものを次々とチェックしていく。近所にそういった音源の持ち主が居れば通い詰めて勉強させていただくだけで十分かもしれない(そういう人物がいないわけでもないけれども)。かつて輸入CDなど2180円といった通例があったものの、現在では送料込みでも単価千円未満で入手可能となればついつい進めてしまう。いくつかはCDにもかかわらず既に廃盤扱いされていたが、そういった情報さえ怪しく、ほんの少しだけ時間をかければプレミア価格でなく手にすることができる。要は、金さえ(ケチって)払えば気楽に手に入る、ということ。ただしここで入手できた音はあくまでも代理品でしかない。かつてFM雑誌の折込付録だったカセットレーベルを挟み込んだカセットテープと同様のパッケージにちがいないではないか(オーディオの観点からはまた別の話となるので省略)。紙ジャケではその幻想度は高いにせよ五十歩百歩。1980年代の真ん中、音がよい、手軽、そしてボーナス・トラックが入っている、などなど様々な触れ込みで確実に移行していったCD、いったんは普及に成功したという点でエルカセットほどには扱われないものの、フロッピーディスクあたりとどっこいどっこいになっていくのではないだろうか。 CDというものは壮大な仇花ではなかっただろうか。部屋を圧倒するプラケースのあの厚みは薄っぺらいCD側の精一杯の抵抗のようにさえ思える。

2011-01-04 あきれたぼういず/川田義雄 - 楽しき南洋 (off note/華宙舎) このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

新年なので、旧年に求めたもののうちからおめでたいものを。オフノートのレーベル内新レーベル(いったいいくつめか?!)、瀬川昌久氏監修による復刻盤。瀬川昌久氏による復刻といえば近年ではBridgeから「日本のジャズソング」増補版が挙げられるだろうし、また本復刻シリーズの前夜祭的位置づけのような、大谷能生との共著*1も表している。さて、本作がとても懐かしく思えるのは音楽そのものではなくてスタンダードたる復刻のかたちに因る。ブックレットが厚いために通常のプラケースよりひとまわり大きい2CDケースに収められ、そのブックレットにはバイオグラフィと曲目解説とともにディスコグラフィが掲載されている。表を見れば、過去にリリースされた他社の復刻盤にどの曲が収められているかが黒丸を使って一目でわかるものだ。一般的な代表作「浪曲ダイナ」など本作には納められていないのは、過去にビクター等で復刻済みであるから。つまり本作の購入者を想定するのに、既出の諸作を所有しているリスナーを前提としたリリースとなっていること、そこにはCDもLPも同列にちゃんと一人前のモノとして扱われている。こういったディスコグラフィはブルースとかジャズで一般的であったように覚えている(コレクターでもなんでもない当方が唯一入手したのは土山和敏氏*2によるSlim Gaillardくらいだ)。つまるところ、ダウンロードとは無縁な時代のままだということ。このシリーズ、アンソロジー「SP音源で綴る 二〇世紀之大衆藝能」は全30巻を予定していると聞く。また同時進行で、澤田隆治監修による「ミソラレコード」も立ち上がるという。当方が20代、パンク〜ニューウェイヴ以降、いったんロックを離れていくとともに古い音源に惹かれていった時期が「レコードコレクターズ」創刊(1982年)あたりに重なろうか。そういう時代を思い出して懐かしく思えた。

*1:「日本ジャズの誕生」青土社、なお本書で言及された音源の一部が誰でも同社内サイトで聴取できるというささやかなサービスあり。

*2:ところで「土山和敏」で検索すると、その懐かしいSlim Gaillardのディスコグラフィの画像を拝むことができる。また氏がレコード店を営んでいたこと、また昨年までブログを発表していたことを知る。然るに現在ではそれらのキャッシュでさえすべて消えうせていた。