ライヴ・イン・トーキョー1982

  • アストル・ピアソラ - ライヴ・イン・トーキョー1982 ※マザーグースレコードにて。当方にとってもピアソラを知るきっかけとなった録音。監修の斎藤充正さんはライナーで言う「1982年11月、あなたは何歳、どんな音楽を聞いていましたか」アメリカン・グラフィティのノリで答えれば……22歳。ニューウエイヴを聞いて、キューバ音楽を聞いて、それから……この番組が聴けたのは竹村淳さんのおかげだ。FM放送は翌年の冬の終わり、いや春の始まりか。日曜の午前。番組ではエアチェックしやすいよう30分弱ごとに高場将美のアナウンスが入るのだ。無事に2本組のカセットとして残された。放送が終わってから自転車で下宿を出発した。雨は止んでいた。誰かに会いに出かけたのではなかったか。東の空の雲が明るくなっていった。風景が新鮮だった。……当時からNHKでは生録モノの再放送はレアであった。同時期、BBCライヴが放送されていて羨ましく思えた。今回の発売は著作権のクリアが最大課題なのだと思っていた。斎藤さんが著書の中でカットされた曲にも言及されていたから。そのカットされた曲も復元されたと聞き、やはりマスターは存在したのだと思っていた。ところがカセット起こしを含んだマスターに驚いた。1983年、録音テープなど有り余っていたのだから残せないわけがない、1972年の「タイムトラベラー」ビデオテープとは全く事情が違う。さらにobiの裏にも印刷されて呼びかけられているのは1984年の来日公演のテープとビデオ。この公演をベータに録ったものを先日無事にDVD-Rに写し廃棄してしまったばかりではないか。
  • ジョージ秋山 - 武士道というは死ぬことと見つけたり幻冬舎

週末Tokuzoの前売券をぴあで求める。店員がマニュアルどおりに公演名を声に出して確認する、「7月2日、あふりらんぽオシリペンペンズ…」そりゃ笑うわな。
夢幻工房さまよりお手紙。