ぶらり台湾子連れ旅:その3 光華商場・西門町


 じゃ、どこに行きたかったのかというと、光華商場だ。ここだけは下調べしておいたのだな。
 何度も来ているパパンは光華数位新天(光華商場ビル)でノートパソコンを買ったことがあるらしく、案内してもらった。タクシーの運ちゃんに「光華商場」と書いたメモをみせると「好!」とすぐに理解してくれた。どうも、思ってた以上に有名らしい。



 光華商場ビルは1階こそ小奇麗なショールームだったものの、上階に行くほどラジオ会館秋葉原の駅ビルかといった感じで、なんだかホッとする感じの場所だった。いや、馴染む。馴染むねぇ。
 ちなみに、ここで売られていたパソコンパーツやゲームなんかは、日本とほぼ同じ値段であんまり興味をそそられず。しかし、何軒もあったDVD屋では著作権的にいけないDVDを大量に売っていて、必見だ。どうも、ドラマやアニメなんかのTV放送をソースにしているらしく、ついこの前放送されていた「銭ゲバ」がDVDで売られていたのには驚いたよ。



 1階の片隅に喫茶スペースがあるのも、実に秋葉駅ビルっぽい。横で学生みたいなグループがノーパソを広げてダベっていて、なんだか本当に落ち着いた。
 そうそう、秋葉といえば駅前にメイドカフェの女の子が立ってチラシを配るのが最早日常風景となって久しいが、台湾にもメイドカフェはあり、光華商場ビルの1階にもいたよ。流石に嫁と父親がいると「写真撮らせて下さい」なんて声かけられなかったけどもな。でも、檳樃売りと間違われないかと心配になったりもした。


 ちなみに、移転前に光華商場があったというガード下には骨董市をやっていて(光華玉市というらしい)、こちらも独特な雰囲気で興味深かった。怒られそうなので写真は撮れなかったけれども。



 台北の渋谷か原宿かと名高い西門町も行ってみた。この画像だけみると、日本と全く変わらないな。



 しかし、そんなオシャレキッズが集まる西門町にも、萬年商業大樓という混沌さを残したビルがある、という情報を入手したので行ってきたわけですよ。10階建てくらいのビルで、下半分は靴屋やブティックに混じって雑貨や玩具や中古ゲーム屋、上半分はゲーセンやネットカフェという、正に中野ブロードウェイのようなビルであった。
 ただ、雑貨屋や玩具屋は日本からの輸入品を扱ったような店が多く、それほど興味を惹かれなかった。その界隈では有名らしいプラモ屋のショーウィンドには日本語で「写真は撮らないで下さい!」なんて大書されていたのが気になったりもした。レゴのパチモンとXBOX360のアジア版ソフトが比較的安かったので購入したのみ。萬年商業大樓よりも、変なバッグとか変な回転寿司とか古いガチャガチャなんかが売られている西門町の周囲の店をじっくり回った方が面白かったかもしれん。子連れだからなぁ。



 でも、二重の意味でいけない飯島愛のDVDはゲットしたぜ!パッケージの左下に「台湾男人的共同戀人」なんて書かれていて、飯島愛は台湾で大人気だったのは本当のことらしい……と思っていたのだが、その横に「日本朝日新聞」なんて書かれていた。「すべての台湾人男性の恋人」というキャッチフレーズを作ったのは朝日新聞なのか?
 DVDは日本に戻ってからしっかり視聴したのだが、色んな意味で泣けました。思わず白い涙を流しました。



 あと、「ふたりはプリキュア」の台湾語名が「光之美少女」だったのが、ちょっとウケた。