火薬と鋼

2018-10-18

[] カドチニコフ・システマが登場する映画

Болевой приём (фильм) — Википедия

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1992年のロシア映画『Болевой приём』はカドチニコフ・システマが登場する珍しい映画だ。

映画の冒頭は日露戦争で活躍したコサックの兵士の白兵戦の様子で、本編はロシア崩壊後にロシアスタイルの格闘技術(要するにカドチニコフ・システマ)を使う人間がある町で2つのマフィアの抗争に巻き込まれるという内容。アレクセイ・カドチニコフも出演している。

上の動画は映画の格闘シーンの抜粋。

2018-06-21

[]『FLINT フリント』シリーズとシステマ

今回紹介するのはロシアのテレビ映画シリーズ『FLINT フリント』だ。

元特殊部隊隊員のシャマノフはかつての戦友に会うため田舎町を訪れる。そこで横暴な警察に捕まり、拷問を受けるが反撃、脱出して戦いを挑む…って、これでは『ランボー』そのままだ。

二作目のサブタイトルが「怒りの脱出」であることからも分かるように、『FLINT フリント』シリーズはランボー・インスパイア作品なのである(二作目ではかつての上官である大佐が任務を頼みに来る)。なお、実際に観ると細部にかなり違いがあって、ランボーに似ているのは大雑把な枠組の部分だけである。

本作の主人公、シャマノフは銃、ナイフ、素手など多様な戦い方を見せる。格闘シーンはシステマの影響があってもおかしくないような感じだ。実際に参考にしたかどうかは分からないが、システマ・ブラジルでは「映画とゲームの中のロシア武術システマ」という記事で本作を紹介している。


それらしい格闘シーンが出てくる場面の動画を紹介しておこう。

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主人公が愛用しているナイフはFOX Knivesのエクストリーム・タクティカル・ククリだ。ナイフの登場シーンは多い。

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2018-02-24

[] 『コンフィデンシャル/共助』とシステマ

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南北朝鮮の2人の刑事を主人公にした映画『コンフィデンシャル/共助』を見てきた。

なかなか面白い映画で、対立する2つの国の刑事が協力するというとシュワルツネッガーの『レッドブル』を連想するが、あの映画ともだいぶ違っていた。

しかし今日の本題は映画の紹介ではない。映画とシステマの話である。

この映画、アクションにロシア武術システマが使われていると宣伝されている。

そしてパンフレットにも様々な映画のシステマの例が紹介されているのだ。

パンフレットの内容については以下のツィートで知った。これを読んでいなかったらパンフレットを買わなかっただろう。

ギンティ小林氏のコラム「北朝鮮が誇る殺人マシン・イム刑事の恐るべき戦闘スキル」には本作以外のシステマ映画について解説がある。

コラムに出てきたのは『サスペクト 悲しき容疑者』(2013年韓国)、『顔のないスパイ』(2011年アメリカ)、『デイライツ・エンド』(2015年アメリカ)の三作品だ。『デイライツ・エンド』については以前 『デイライツ・エンド』に登場したシステマ - 火薬と鋼で紹介した。

映画だけでなくマーティン・ウィーラー、ソニー・プジカス、DK YOOといった映画に関わったシステマ指導者の名前も紹介されている。作品ごとにどのようなシステマの扱いの違いがあるかも含めて説明されている貴重な記事だ。これまでシステマが登場していない映画でシステマが使われているかのように宣伝される例があったが、この記事ではそういう事もなかった。『ジョン・ウィック』や『ボーン』シリーズはシステマが登場しないのになぜか日本ではシステマが登場する映画ということにされた前例がある。

細かいことを言うと、システマのインストラクターが関わったり俳優がシステマの指導を受けたりしていても映画のアクションにはあまりシステマらしさが出ていないことはある。本作もそういう作品の一つである。

ネタバレになるがアクション部分の動画を見てみるとわかる。

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指導をしたDK YOO氏は多数の武術をベースにしているようなので、その反映かもしれないし、映画用のアクションとしてこうなっているのかもしれないが、いずれにせよシステマらしいところは見られない。

最もそれは本作に限った話ではないので、システマはあまり映画向きではないのかもしれない。

私見ではシステマのインストラクターがアクションを見せる『デイライツ・エンド』の動きが最もシステマらしい。

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とは言えこの映画も近接格闘は限られるためシステマらしいアクションが見られる場面は短い。

2018-02-12

[] 『カンフー・パンダ』とシステマ

2月10・11日に大阪で開催されたシステマのセミナー、セルゲイ・オジョレリエフ & ヴラディミア・ザイコフスキー 大阪セミナー2018に参加してきた。

そのセミナーの講師の一人、ヴラディミア・ザイコフスキー師が最後の質疑応答の時間に映画『カンフー・パンダ』とシステマについて語った。

その話の中核は映画のストーリーのクライマックスに関わる部分なのでここでは書かない。

この『カンフー・パンダ』とシステマについて、ザイコフスキー師は脚本家がシステマを習った話をしていたので、その点について書いておこう。

同作の脚本の一人グレン・バーガーはロスアンジェルスでシステマを6か月稽古し、システマのサマーキャンプでミカエル・リャブコの動きを観察して映画の参考にしたという。

これは以前、Does PO (Kung fu panda) use SYSTEMA? | MartialTalk.Com - Friendly Martial Arts Forum Communityなどでも紹介されていた逸話だ。

もちろんシステマだけを参考にしたといった話ではない。

2017-07-24

[][]『サヴェッジ・ドッグ』にコールドスチールのナイフ登場

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no title

スコット・アドキンス主演の最新作『Savage Dog』にCold Steel Knivesのナイフが登場する。

登場するのは大型フォールディングナイフのEspada XLだ。

『Savage Dog』は1959年のインドシナ半島を舞台としたアクション映画だという。

日本版Netflixでの予定タイトルは『サヴェッジ・ドッグ −闘犬−』とされている。