結構くねくねしているもの

このくねくねとした道は意図したわけではないのだけれど、いろいろな草や木を逃げていくうちにこうなった。もう少し自然にというけれど、自然に目を凝らしているとこうなったわけで、世界というものは結構くねくねしているものだなぁと思った。ちょっとクリストみたいになってしまった。

あるじはやっぱり地面であって

設計監理というのは基本的に自分で手や体を動かすわけではないから、きびきびと働く職人さんたちに負い目のようなものを感じるのだけれど、じゃ、ぼーっと何もしていないかというと、 木々や草や地面や空や虫や鳥のことばかりをじっーと見続けているわけだから、 おのずからひどく哲学的なことを考えている。このあいだも僕たちの仕事のあるじは誰であるかなどということを考えていたら、僕たちの仕事のあるじはやっぱり地面であって、もっというとこの地球なのであるから、ただひたすら地面や地球が喜んでくれるようなことばかり考えていればいいのだとふと気がついて、それは当たり前のことなのだけれど、このところちょっとそんなことを忘れていたものだから急に楽になった。

静かでぽつんとしたたたずまい

このあいだ久しぶりに武蔵五日市の協同村に行ったら、ぽつんとキャンプしている人たちがいた。キャンプというと、なんだかとてもわいわいと楽しげなものだという思い込みを持っていたのだけれど、この静かでぽつんとしたたたずまいをとても好ましく感じた。たたずまいを感じさせるようなキャンプをする人たちがいることがうれしかった。