鬼ごっこのまち物語り Vol.7
一般社団法人鬼ごっこ協会の「鬼ごっこニュース」で、コラム「鬼ごっこのまち物語り」を連載しています。今回は、先月行われた「スポーツ博覧会・東京2015」でスポーツ鬼ごっこ体験のスタッフとして参加した経験を交え、今なぜスポ鬼が注目されているのかを考えました。
このような機会を与えていただき、本当にありがとうございます。地域文化と観光のデザイン、コミュニケーション教育など、私自身が日々の暮らしのなかで体験し学んでいることを綴っていきたいと思います。
鬼ごっこのまち物語り Vol,7 中島 智 | 鬼ごっこニュース(Onigokko News)
東京立正短期大学現代コミュニケーション学科専任講師に就任
東京で教員のご縁をいただき、本日、2014年4月1日より短大に勤めることになりました。
これまでお世話になった方々、そしてこれからご一緒に仕事をさせていただく方々に深く感謝申し上げます。
杉並区、高円寺、中央線沿線のまちを楽しみながら、学生の皆さんと一緒に学び、暮らしを誇れる地域を築くためのさまざまな研究や実践を進めていければと思っています。
11月23日は大津ジャズ…打ち上げ
23日(土曜日)、大津百町館で今年のジャズフェスの打ち上げがあります。今年当日に参加してくれた友人と一緒に参加する予定をしていたのですが、所用で欠席になりそうです。。(参加できても、10分くらいでとんぼ返りしないと…です(^^ゞ)
パーンの笛・神之口さんとの出会いで、私も当日ボランティアとして参加しています。実行委員会に入っていた時期もあるのですが、長らく不義理を通しています…。
同様の?仲間とともに、そろそろ復帰しないの?と嬉しいお声をかけていただきました。もちろん、僕にとっても思い入れのあるイベント、というかお祭りです!
これまでは、お仕事の都合(研究教育職というのだろうか…)のため、あるいは、いつも拠点をすぐに移動できるように考えていましたので、中途半端になるんじゃないかと思っていました。
しかし、会議の参加など自分のペースでいいよ、という優しいお言葉も聞いて、拠点をどこに置こうが、自分の気持ち次第で、参加できるんじゃないかと気づき始めています。
といっても、生業あっての生活なので、一筋縄ではいきそうにもないです。まずは、ワーク・ライフ・バランスをしっかり考えることが大切ですね。次年度のライフスタイルをあれこれ夢想している今日この頃、気づいたら2013年も残りわずかとなっているのでした。
【ミニ書評】『雲南省ハニ族の生活誌』ミネルヴァ書房、2013年
本日から11月9日まで、「読書週間」がスタートしました。今回は、龍谷大学国際文化学部の須藤護先生から受贈した『雲南省ハニ族の生活誌』ミネルヴァ書房、2013年を紹介します。
大学時代に須藤先生には大変お世話になったのですが、2002年9月に雲南省大理への旅の途中で、本書の基になるフィールドワークをされていた先生とお会いしたことは、いまもよく憶えています。わたしが、学問の世界に興味をもったのも、一つのテーマを追究されている熱い先生に触れたことが大きかったように思います。ということで、以下、ミニ書評です。
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本書は、中国雲南省に暮らすハニ族の歴史と生活文化を、現地の史料や実測データ、聞き書き等に基づく抑制された筆致で描いた生活誌である。そしてその根底には、日本文化形成史への関心が、どこか含まれているように思う。それは、著者が師事された民俗学者宮本常一の晩年に挑んだ未完のテーマでもあった。
アジア情勢が変わりゆく今、本書を読むと、「民俗学を研究することは、民族の履歴を知ること」という著者も引用する柳田国男の言葉が切実に感じられてくる。多文化共生への祈りとでもいうべき民俗学の最良の記憶を伝える好著である。