デジタルzin!ポエジン『宇宙塵』/即興詩人・AI UEOKA

即興詩人・AI UEOKAによるデジタルzin! 雑多な芸術・らくがき日記。

詩集『そりゅうしのうた』フライヤー

こんにちは。ペヨー太です。

マイナビ現代詩歌セレクション、22にナンバリングされている僕の詩集、『そりゅうしのうた』のフライヤーを遅ればせながらつくりました。

表面はご覧の通りです。フライヤー特有の文字情報を一切排除し、白想景さん作のビジュアル『素粒子の唄』をフルにみせています。

なぜ今回、表面の文字情報を排除したか? それには考えがあります。

消耗品になりがちなフライヤーというものを、ひとつの物として、作品として手元に置いておいたり、飾ったりして頂ける形にしたかったことがひとつ。
白想景さんの作品は、その複雑性が面白く、一枚の絵の中に、毎秒変わり続けるかのような動き、時間が存在する。
それを近い手元で観て、体験して貰いたいという想いもあります。

もうひとつは、普段僕らがあまりにも『名前』などの情報に頼り過ぎている感があるな〜という想いからです。
ときに名前やテキストには情報が込められ過ぎていて、親切過ぎるが上に、受け手の想像力を奪うことがある。
この文字情報のない、表面を観た時、「これって何のフライヤー何だろう?」とか、「これって何を表わしているんだろう?」など、一旦想像する時間を持って貰いたい。
純粋に、生に近い形で作品と対峙して貰いたい。
そして願わくば、そこにある恐怖に似た感情や不安感を味わって貰いたい。
そんな考えのもとにつくりました。

僕も白想景さんも、今現在、世間には知られておらず、無名です。
その無名性を逆手に取り、作品だけで勝負したい。

そんな展開でございます。

て、全部しべっちゃったからあまり意味がないんですけど。。ま、いいか。


来月、7月9日(日)には、江戸東京博物館にて行われる詩のマーケットイベント
TOKYOポエケット』に出展したいと思っています。

そこで、このフライヤーも配りますので、良かったら遊びに来てください。
新作詩集『うちゅうのうた』や、朗読入りアンビエントCD『水の中のフラクタル』なども発売予定です。
よろしくお願いします!



植岡勇二