リニューアルしました! デジタルZIN!「ポエジン 『宇宙塵』」
ネッシー 的な 未確認生物かと思い急いで駆け寄った、訳もなく……ありありの流木さん・ 『多摩川のタッシー』くんですw
という訳で(←この入りが好き❤)、長年展開させて頂いて来たこの公式ブログ『宇宙塵』ですが、インスタで長文を無理やり展開するのが楽しくなってからの約一年、ご存じのように更新頻度はタッシーを運んできた嵐の如く、単発的。
という訳で(←この入りが好き❤)(←人工デジャブです!❤)、現状あるサイトたちの特性をそれぞれ活かす方向に振り切る準備(←つくる技術です)が整ったので、そろそろ修行を実践へと無理のない範囲で徐々に切り換えることができたらなぁ、と思い……
そんな訳で(←この入りも好き❤)(←デジャブではないです!❤)ここ『宇宙塵』は、面白日記として、いつも通り好きなように書いていくつもりなのですが、より多摩川のタッシー的な色で染め上げようと決めました!、という訳です!(←見事にオチた!w)(←自画自賛~)
以降こちらをデジタルzin 、みたいなカテゴリにやや振り切り、それこそ『zin 』なのでルールもなく好きに展開します!(←あ、『zin 』というのはマガジンのジンで、「好きに好きまものを束ねたもの」、って雑多な冊子のことです)
そんな訳で(←、あ、口癖なのか、と今認識)逆に更新頻度は増えそうな予感です!
この『宇宙塵』をひいきになさってくださっている方もいらっしゃるので、その期待にも応えられるよう頑張ります。
引き続きよろしくお願いします!
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あ、あと、まさにタッシー的な面白動画つくりました!w
ぜひ!ww
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2020~2021 ポエレーベル始動!
あけました!おめでとうございます! こちらの宇宙塵ブログは、めちゃめちゃ久々の投稿でございます。
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最近、インスタ・メインで動いていました。伝えたい気持ちを即拡散でき、僕のことを知らない、かつ、僕が届けたい人に比較的リーチしやすいであろうという部分で、勝手ながら、海外の方にリーチしやすいSNSを選ばせて頂いていました。
しかし!でございます!昔からこのブログを見守ってくださっている方もいらっしゃるかと思いますので……。つまり、上記の件がここを放置する理由にはならないかとも思うのです。申し訳ないです!
2020年、上半期は転職活動に勤しみつつのコロナで。なんだかバタバタでした。
作家活動の方は、イベントの中止も相次いだので、作品のリリースを中心軸に動きました。
春に、音楽配信サイトのお力をお借りして、配信サイト44箇所からアルバムをリリースできました。
近所の団地の軒下にあるストリートピアノを、無学の二本指、即興弾き語り、そして特別な録音機材なしのスマホのみの録音、という縛りでつくった音の詩集=アートプロジェクトでございます。
全曲即興弾き語りです。雲や空を正確に記憶できる人はまずいない。そういう自然な音楽を今回やりたかったのだと今に思います。ポエミュージックのキャッチコッピ―は「音楽が、僕らの自然」ですし。
そんな訳で、自分にしかできないこと。誰にも真似できないことをやりたかったんです。真似の仕様がない、というシステムをつくったわけです。そして予想通り、賛否両論を保てるアルバムとなりました。この人間ならではの幅は嬉しいですね。狙い通り。
「美しくて泣けた」、の声もあれば、「絶対音感があるが故に聴けない」、など。
いや、いのちってエロい!って思います!こういう展開こそ望ましいですね!
2020年から、近所のラジオ体操に行きはじめました。そしてほどなくコロナ。で、スタートから今までやれることもやることも変わらないので変な動揺は今はないですが。会いたい人に好きな形でサクッと会えないのは、やはり大きな変化ですね。会えないが故に、地球代表として火星でライブやったりw
10日間の『火星ゲリラライブ・オリュンポスロックフェスティバル』の締めとして、世界中に敵対されている「コロナちゃんを口説く」というゲームを思い付きでつくって、即興朗読ライブをやりました。近所のライブハウス居酒屋・かけこみ亭を貸し切らせて頂きつつ。
しかし意外なことに、地元での、コロナの密を避けた形でのライブ(屋外やお客さんなしの貸し切りなど)は、意外と昨年と変わらない本数できた気がします。
これは多摩川の河原に、拓さんと二人きりのゲリラライブw どんな状況でもやりようはあるんだなと思いました。
今年の元旦も、閉まった商店街で、独りでゲリラライブをやりました。数人、たまに迷い込んでくださり、聞き耳を立ててくださいました。
それを内藤幸司さん=Knight Monkey さんの絵画を使わせて頂き、動画に。毎度贅沢な企画でございます。内藤さん有り難うございました!
地元、谷保のむっさ21は、日本の中心=最先端の街と言われるだけあって、やはり面白い方々との出会いも絶えませんでした。こちらは楽天公式ライバーの『pochi』さんと息子さん。
キーボードのけいさんの音色に合わせ、即興で『メイド喫茶ごっこ』をオフラインゲーム化してみました←わたくし、ミクロモアイはゲームデザイナーでございますw
東京オリンピック2020がはじまるはずだった夏、かけこみ亭の配信ライブ『かけこみ亭からアイを込めて』にて、きちんと知り合って5分後にバンドを組んだ『かけこまん』の彩ちゃん=ムササビ彩子ちゃんとの出会いは、ひとつの時代の節目のシンボルとなった気がしています。
『かけこまん』のギターの信さんや、ドラムのチラさん。即席で組んだセッションバンドですが、あんなに突き抜けて気持ち良く、やりやすいバンド体験ってなかなかかなったので(いつもは少数のユニットという感じなので)。
そんなこんなで縁のできたムササビの彩ちゃんとは、普段から家族ぐるみでお付き合いさせて頂いています。
あと、最近引越したんですけど………家事がホント面白くてw
そこにひとりで遊びに来てくれた息子さんのゴンゴンが「うえちゃんの家、すごいきれい!」とか「飯めちゃうまい!」とか、家事好きにはたまらない褒め言葉をくれたのが凄い嬉しかったっす!w
夏には、むっさ21の『クミタテさくら組』さんにも顔を出し、初の木の彫刻など。色々とバタバタで、ここ数カ月は一旦自分に専念させて頂いております!
ンな訳で、夏から秋~さらに冬にかけては、基本転職活動。作家活動は、即興弾き語りのピアノを録音しつつのメインは執筆。作家の桜島ユウさんとも共作しつつ、ツグミ工芸舎のソイさんの個展で作品を出展させて頂きました。
会場となる『月のうさぎ』さんにて、チョコレートケーキと交換こでゲリラライブのご依頼も頂きw ↑のリンクはインスタにログインしないと見れないのかな? 観れなかったらすみません! 近々ポエチューブにUPしておきますので!
あとこの頃から、嬉しいことにインスタにコアなフォロワーさんが増えていき。自分の詩を楽しみにしてくださっているという驚愕の事実も多数発覚し。それはここ近年で一番の驚きでした!
この頃から、詩を描くことによって誰かの鏡になれたら、という書き方に完璧に切り換えるできごともあり。逆に小説はどこまでも自身の可能性を社会を通じて追及する方向に解離させたり。
その対比が、冬にリリースする双子の詩集なんですが。
この頃はまだ、それに気付かすに淡々とつくってましたね……ww
あと絵をたくさん描きましたね、2020年は。日常的に。一部載せますね!
そして、作家の湯原さんがパンクロッカーとしてドロップしてるんだろうなって季刊誌『東京荒野』に二回掲載して頂きました。信じられないようなすんごいミスを二回やらかしたのですが、それをも受け入れてくださり、心配や気遣いの仕方もマジ男らしくて。すんごい兄ちゃんだなぁと毎回唸ります。若いのにすげ~!ってw 背負ってるものが違うんでしょうね。
今唯一眼を通しているメディア誌、というか、紙媒体ですね。僕にとってw まず、人以外のメディアになかなかアクセスしないのでw あ、音楽は別か。SNSと。かなり量は減ったけどかろうじて……。
で、僕に遺された唯一のメディアトウキョウ=東京荒野のリンクっす!↓
そこに掲載して頂いた短編小説を、即興小説をリライトしたり、音声入力でインスタに詩を投稿しつづけたりで、無事二冊、2020年中にリリースできました!
そして、調子に乗って、春に録音しておいた曲を少しだけミキシングして『ポエミュージック』からシングルもリリース! 桜島ユウさんの詩集『永遠からの手紙 君がラブソングに見えた』のイメージソングですね。
こちらの世界40カ所くらいの音楽配信サイトから配信して頂いてます。6時間でさささと整えてリリースしたので、次回からはじりじりときちんと時間をかけてきれいなものを出したいなと思います!
あ、PVもつくったんす!
こちらはイメージ的な感じでも↓
そう。今年はプレゼン用に春くらいまでこの『ポエチューブ』を再開したりしてました。で、しばらく手をつけていなかったんですけど、最近ちらほらUPしはじめています。こちらは僕にとって動くポートフォリオサイトですな。今のところは。
こんな感じで映像詩みたいなショートポエムビーも複数あがっています! 20代の頃からやりたかったことなので、やっぱこの時代のこのインフラは嬉しいです。工作好きとしてはw
これは引越し前日ですね!w 引越しまでゲリラライブばりの速度感でやったので、まだ友人たちみんなにきちんと報告できてないなぁ。。もうしばらく状況整えますのでしばしお時間ください!友よ!
んで、今年は昨年から制作をあたためていた内藤さんとの約束の作品『花鳥風月 隕石の剱』をクランクインできました! 引き続き、これに即興朗読録音であたりつつ、新たな生活含め、転職活動もやっていきます!
あ、毎日自炊してて、料理にもかなり慣れました! ちょい料理の仕事もしたくw
そんなこんなで2021年も、よろしくお願いいたします!
写真は未だに慣れません。照れ隠しにアホなことやってばかりですw
あ!
レーベルのサイトをつくったのですよ!
ネット上の僕の情報が、ブランディングって言葉も皆無なままにあげ放題だったので、今整えてはじめています。ネットショップもつくっていますので、しばしお待ちください!
今はサイトを整えつつ、必要性のあるPRコンテンツからつくりながら、めちゃめちゃに蜘蛛の巣をひろげたタグの整理などしています!
おし! いくぜ!
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【イベント参加・延期のお知らせ】 ツグミ工芸舎・ひぐらしストア/八月の月一市
8月30日(日)・秩父『ツグミ工芸舎・ひぐらしストア』にて行われる『月一市』。今回の僕の参加、そしてイベントは、コロナの感染状況などを考慮し延期となりました。
楽しみにしてくださっていた方には、何か別の形(ライブ動画や作品のリリースなど)で埋め合わせできるよう、引き続き前向きに励みます。
また日取り決まりましたら告知させて頂きます。
その際にはよろしくお願いいたします。
木工作家さんである『ツグミ工芸舎』のソイさんとは、別件のプロジェクトで絡みはじめてもいますので、形になり次第そちらも!ふふふ。
↑ こちらはソイさんの個人ブログです。普段気付けずにいる普遍や、新しい視点を、シンプルな言葉で表せるソイさんの魂に、つねに驚き&ときめき!
コロナ、早く落ち着くべき形へ終息して欲しいですね。免疫力対策には「笑い」によるオキシトシンがベストらしいので、迷惑をかけない程度に笑いとリラックスに徹していこうと思います。
不安になる瞬間もたくさんありますが、でもそれだけではないことに、日々の輝きを感じます。
そのときは、だいたい、笑い声が、響いている。
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◆ ポエミュージック1stアルバム「涙(にじ)の花束/雨の花びらで花束を編む」リリース!
「永遠からの手紙」即興(ピアノ&朗読)/詩人・AI UEOKA ポエミュージック@国立市・谷保『むっさ21』ストリートピアノ streetpiano&poetryreading
イメージするな。「現実を実現しろ」
先週から木の彫刻をはじめています。
指二本で即興ピアノを演奏していて思うのは、一音一音、順番に集中することの大切さです。
単純にそれは、「今」この瞬間の響きにきちんと耳をすまし、感じ、次の鍵盤を押す、というシンプルなことなんですが。それと同じ要領で木彫もやらないと、あっと言う間に道具が勝手に木を削ってしまう。電動なら尚のこと。
木目や質感を見つめ、あ、ここいらないな、って単純に「木を削っていくだけ」なんですが、その過程で今日気付いたのは、「とにかくイメージの世界に逃げないこと」だと思いました。
目の前にあるこの木の、どこを具体的に削るべきか、そこだけに集中する。
それを削っては見つめ、削ってはみつめ、感じ、考えるだけ。
イメージの世界に行ってはいけないし、目の前にあるのものを削り、答えを出していく。
つまり、「現実にする」ことにのみ集中する。
で、見えて来たものに対し、ただ、形を削ることで答えを返し、答えを更新しつづけるんだなぁと。ここまで明確に『現実化』に拘るメディアって、なかなかないなと感じました。
彫刻は、物という空間なんだなぁと、つくづく。
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アルバムを聴く→ https://linkco.re/QhZzxTV1
ストリートピアノ Play Me, I’m Yours 即興コラボライブ・ヤマジユキヒロ(歌とピアノ)&即興詩人・ぴ(朗読)「桜/あなたがいたから」street piano
こんな気持ちになるなんて
ライフ・イズ・ビューティフル。穏やかに、笑いながら、過ごしていたい。
コロナで一番きついのは、まわりのみんなに対する心配。
健康でいて欲しい。
自分にとって「死ぬこと」は、いつも近くにある当たり前ってどこかで思っていたから、自分が辛いのは平気だったし、それを辛いと定義する選択肢も、当たり前になかった。
実際、もっともっと身近なところで死に際を見ると、死によって生きることを断絶されるのは、やはり完璧な不自由だよなと痛感した。
体調がもとどおり復活して、10年以上ぶりに「感じる心」を取り戻せて、一番大きかったのは、「痛み」を取り戻せたことだと思う。
東洋医学では、「痛み」は身体からのサインであり、それは僕の場合、感受性を取り戻すための回復を意味した。
眠っていた「左脳」が目覚め、「右脳」との交信をはじめた。言葉で感情に名前や意味を与えることができ、それによって生活に自由が生まれたが、同時に心の不自由も増えていった。
今はバランス感覚を得ている。自分の気持ちを大切にしている。
少し前まで、悲しいものごとを美しさに変換することを避けるよう意識していた。それが自身の弱さや陶酔につながる訳ではなかったけれど、その美しさは卑怯な気がしたから。
でも、それは二次的な価値観であり、悲しいものは悲しいし、美しいと感じるものは美しい。それらが感覚の結果でしかないなら、自身が自身を欺かず、他人に欺かれるような感性でなければ良い。本能というこの身体の反応は、なかなかコントロールは難しいけど、理性で身体を創り換えていければそれでいい。
そして今、この世界を見渡すと悲しい。でも、世界は変わらず美しい。つまり、悲しいから美しい訳ではなく。美しいから美しい。それだけはずっと変わらなかった。だからこそ今、悲しみあることを認め、では、何ができるのか? と自分を見つめる。
僕にできることは僕のできる範囲に限られるが、できることがない訳ではない。
好きなみんなに会いに行こうと思ったら会いに行けた。ほんの少し前までそれができたことが、今は幸運に等しい。
本気でみんなに生きていて欲しいと思うし、また飲んだりカラオケしたり、公園でしゃべったりしたい。
ここ数年、お年寄りの方と話す機会も増え、戦争や政治について意見交換をする機会も増えた。戦争を経験したみなさんが何故、投票に行くのか? そもそも選挙権が与えられていなかったことや、戦争が終わると同時に選挙権を得たこと。その一票にいのちの重みがあることなどを伺い、はじめて選挙と政治の意味を理解した。
そして今、戦時中と同じような感覚で動いているこの世界と、コロナの意味、大切なもの、失いたくないものについて考える。明日死んだら僕は、誰かと口喧嘩さえできない。ムカつくことも、言い間違いや誤解に頭を悩ませることさえも。
今日もいつも通り一日がはじまって、また夜には一日が終わっているはずだと思う。でも、一日の中身は出来る限り変えて行こうと思う。誰かの死は、後悔という言葉では足りないし、そもそも言葉でその穴は埋められない。
だから言葉を尽くすのだし、言葉よりもまず、「伝える」ためにできることを大切にする。自分の不勉強を恥じ、改善に取り組む。それは誰の問題でもなく、自分の問題である。
その気持ちを経て、自分を省みると、とんでもないレベルで自分がまわりのみんなに心配かけて来ていたんだなぁって、すごく反省した。戦争でもないのに死に際で生きていながら、「平気、平気」って、平気で言いつづけていたのだから。
そして今はもう大丈夫。時間も余裕もある。その資源をもとに仕事を淡々とやる。
たくさんのことを想い出す度、もう忘れたくないと思う。
そして全部思い出すみたいに、たくさんの知らないことを知りたい。
想像力が世界を救う。
少なくとも、僕の世界と僕を、僕の想像力が救ってくれてはいる。
P
ストリートピアノ・即興コラボ「ラブレターがタイミングを外したら」WTARIROUKA(矢川の彩ちゃん・ピアノ&府中のうえちゃん・ことば)@国立市谷保・むっさ21
君がラブソングに見えた
愛が先に
在るが故に
恋が結ばれないなら
わたしはそれを
幸いと呼ぶだろう
さよならの残響
その歪みに塗れるくらいならば
ふたりの恋の瘡蓋を
あなたに切り裂かれ
膿を吐き出すことを選ぶだろう
あなたは愛在るが故に
その儀式に寄り添ってくれる
わたしたちは
愛憎のヘドロを
過去という不変の水面に浮かべ
見渡したのちに歩き出す
ふたり
少し上流に立つことができたら
そこで同時に振り返り
常夏の西日を
昨日に当て
ヘドロの水面を
虹色に輝く
氷河の丘に換える
輝く色彩
それらは
ふたりの愛し方
二人がともに出会った花々
膿もヘドロも血も肉も涙も
すべてを花に換えて
分岐する川を
別の枝を選ぶが
ふたり抱えた花々が
同じ川の水で描かれていることが
ふたりの誇りとなり
そういう花束の編み方を
ふたりが選ぶからこその
「残像」即興ピアノ演奏&詩の朗読/詩人・AI UEOKA ポエミュージック『アルバム・そりゅうしのうた』先行公開版 street piano&poetry reading