七夕報告第2弾

天の川をイメージした
調理長ならではのデザートの美しさ。


家庭でもなんとか真似ができないものかしらと
考え込んでしまいましたが、

やっぱり無理。
こんなおしゃれな空間だからこそ。



五節句の中で、七夕は特定のお酒や食べ物と結びかなかったことが
今一つ、大人の祭りとして一般家庭に定着しなかった理由でしょう。


時期や民間の装飾に
お盆との類似点が多いことから、
夏の収穫物をメインに、
健康や涼しさを意識した料理が工夫されると
いいのかもしれません。

このお星様も
素敵でしたが、
人数分なかったのか
少々残念でした、というお声もちらほら。


ブッフェスタイルは難しいですね。
バイキングとブッフェは違います。




手元のお皿にはほんの少しずつのせ、
好みのものを選んでいただきます。
何度も足を運んでいただくスタイルです。


今回の様に、皆様が美しくドレスアップする集いでは
ぜひとも歩く時間と距離をとりたくて
あえてブッフェにしたのですが



全種類をなんとか盛り込もうとすると
料理人の意図と違う結果になることがあります。



お皿には2種類が素敵です。
そしてゆっくりいただいて
何度かにわけて「ブッフェ」(食器棚)に
足を運ぶのが原則です。





一品ずつ数回足を運ぶことで
いただけないお品もでるかもしれませんが
そこがバイキング(最近は「食べ放題』と理解されています)との
大きな違いですが、
なかなか定着しませんね。




自分のペースが
原則ですから
他の人の分や、同席の人の人数分を運ぶとか
器ごとテーブルに運ぶということは
粗相や事故を避ける上で
そして並んでいらっしゃる他の方にたいしての
マナー違反です。


「マイペース」こそ
スマートなのです。



特別な事情がない限り、
他の人の「お世話」をしないのが
原則です。
これは
あくまでも「粗相」を防ぐという安全と
合理性に由来するマナーです。
でも
日本の宴会文化の背景には
鍋料理的な集いの料理の歴史があり、
ブッフェであるにもかかわらず
鍋奉行」的精神が働くことがありますが
それは料理人にとっては残念なことだと
知っておく必要があります。



実は先日、関西でもてなしの文化論を議論した席で
未だに定着していないスタイルだと
残念がる料理人さんたちにお会いしたことを
思い出しました。
目の前にどっさり運んで安心してから、
じっくり座って食べるスタイルではないのですが
作る側と参加する側の思いの違いが
どこでも問題になるようです。




一般にブッフェの場合は
着席しないことが多いので

椅子とテーブルがあれば
バイキングと混同するのではないかという
意見がありました。
でもそれだけではないでしょう。


ブッフェはバイキングスタイルでサービスする・・という
奇妙な表現で教える学校もあります。
指導する側にも、提供する側にも
課題はあるようです。
そして実践の場の少なさも
スマートなブッフェスタイルの定着を遅らせているのかもしれません。





大学のフードコーディネート論の授業でも
ブッフェのセッティングやメニュープランニングを
指導し、そのサービスやマナーを厳しく学んでいただいていますが
宴会文化が定着している日本には
ブッフェスタイルの空間利用とふるまいは
もしかしたら難しいのかもしれません。


食空間論やもてなし論を
実践の場で伝えることの大切さと難しさを痛感した研究会でした。


私の生徒さんたちは
優雅な方々がほとんどなので心配はないのですが


ああ

それでも
このお星様や
あのグラス・・・
あのお料理・・・・


出遅れたこおろぎセンセーとtakagiセンセー他、のんびりしていたメンバーは
いただきそびれてしまいました。
残念!
淑女・・・・なので笑顔でやせ我慢しつつ、
料理長にやんわり抗議したのでした・・・。




こおろぎ同様、食べそびれてしまった皆様
どうぞお許しください。
優雅に時間と空間を謳歌することこそ
パーティーの真髄とはいえ
失礼いたしました。

ブッフェはやはり
スタンディングスタイルで提供するのが
よいのでしょうね。

でも、疲れますしね・・・・

今回のように講義も実習もある場合も多く、
会場のレイアウトを含み、課題は山積です。



こおろぎもいろいろ工夫して参ります。
今後ともご支援お願いいたします。






今回のラウンジは
照明を落とした
素晴らしい空間でした。


今後のお教室は
自宅を飛び出して
いろいろな場面をご提案しながら
上記のブッフェスタイルも含めて
また、和のいただき方も合わせて

研究していきたいと思います。


どれが正しい、とか
正式、ということではなく


優雅とスマート、安全、というのが原則だということを
伝えていきたいと思います。


古くは高度経済成長期、
「冠婚葬祭入門」という本が
爆発的に売れました。

こおろぎもそのことを論文に書きました。

よくも悪くも、その入門書が
日本人の「新しい」マナーの手本書になりました。

そして
なににおいても
正式とか正しい、
恥ずかしくない・・・
という所作や作法を伝搬したのです。


でも
なににでも理由があり、
その理由には合理的な意味があります。


そこを考えることがこおろぎの仕事です。




装うことも
行動することも
食べることも

人間は実に多くの方法を学びました。


限られた時間(人生)で
どう謳歌するか、
それこそが課題です。


集いは
コミュニケーションの実践の場です。


こおろぎは
今後とも
できるだけたくさんの場をご提供していきたいと思います。


ごいっしょいただけましたら幸いです。


今回は
すばらしいワインのご提供をいただきました。


日頃は、500円のワインで大満足しているこおろぎですが

ああ
やっぱりいいものはいい!
美味しいものはおいしい!と
ため息でした。

カメイ株式会社様
本当にありがとうございました。



さて
今このBlogは朝書いています。
こおろぎは朝型ライフをつづけています。
そして昨今は
多いに運動量を増やしています。

寄る年波には勝てず、
エスト、お腹廻りに
不必要な脂肪がつき始めました。
大問題です。

今回はこおろぎ
断捨離に反対する立場上、
バザーに出す予定だった洋服と
靴をあえて選んで着てみました。


ベージュは普段は選ばない色なのですが
気に入っていた時もあるのです。

シビラの綿のコートドレスに
古い古いシャネルのハイヒールを合わせました。
キラキラがテーマでしたので
アクセサリーは義母のものをつけました。

でもこの横姿、コートドレスですから
下に上下着ているとはいえ、
おデブですわっ。

自らを戒めるため、あえてお目汚しの一枚をのせておきます。
当然、魔除けにもなるはずです。


先日、食物繊維やサプリメント等の学者先生たちとご一緒した際
とにかく7分目の摂食が、細胞の老化を防ぐことは間違いないとのことでした。

その他、こおろぎ、最近そのあたりのことの最前線にいらっしゃる諸先生にお会いする
機会がありますので、この欄でもお伝えしていこうと思います。


まずはこおろぎの体型変革ですね。


講義のあとは
コートドレスを脱いで、
中川原様ご夫妻のシルクのストールを羽織らせていただきました。
大げさなお色直しでした。



一見して、中川原先生ご夫妻の作品ですね、と
ご指摘くださった方もあり、
嬉しかったです。


980円のノースリーブのTシャツが
なんとも優雅に見えたようで、
ワイン同様、いいものはいいのだと
再度痛感した次第です。


カイコを紡ぐところから織る美術作品であるストールは
暖かさも涼しさも奇跡的です。




今日も忙しい一日です。


皆様にも優雅で素敵な一日でありますように。