サンシュルピス教会で気分はシラス

St Sulpice Churce







【WIN】ダビンチコード DVD-ROM UK版

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皆様、こんにちは。
マダム・ホーの一番弟子のフィフィです。

さて、今日のタイトルをみてピンときたかたは「ダビンチコード」ファンでしょうか?

8月と9月にマダム・ホーはヨーロッパへ行きました。その時の写真を整理していたら、このサンシュルピス教会がありました。

マダムは白洲次郎さんの大ファンですので、先回2回にわたってお話をしました。
本日は少し「だじゃれ」のつもりで、これを思いつきました。

この小説が世界中で話題になって映画化される前に、CNNニュースで、「ダビンチコード・ツアー」を紹介していました。

小説にでてくる名所・旧跡をまわるツアーです。
それを見て以来、マダムはもう一度サンシュルピス教会へ行って、映画のシーンのように教会の床を確認したかったのです。

ちょっと、シラスになった気分でパロディーを考えてみました。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

ここは、パリ左岸にある、さびれたアパルトマン。
年代を感じさせるテーブルの上に無造作に置かれた携帯が、沈黙を破るかのように突然鳴った。
男が無言で電話にでると、押し殺したような声が言った。

しらす、サンシュルピス教会のローズの下に眠るものをとって来るのだ」

(作者注:この「しらす」は映画の「シラス」の弟である)

シラス兄弟は戒律が厳しい宗派に属している。
映画では兄シラスがキリストの苦難を体験するために鎖を太ももにまきつけ、その痛みのために、かすかに足を引きずっていた。

しかし、弟のしらすはパリ滞在中にグルメ三昧をして太ってしまい、単にガードルが太ももに食い込んで、その痛みで足を引きずっているのだ。

兄シラスのように夜に行動を起こす予定だったが、アジアから着いた弟しらすは時差ぼけで寝過ごしてしまい、すでにパリの空には太陽がさんさんと輝いていた。

やっとの思いで教会へ着くと、そこは異様な雰囲気だった。

教会の外壁をメンテナンスするために足場が組まれていたのだ。

「まさか、場所をまちがったのか?!」

一瞬、たじろいた弟しらすに、またも試練がふりかかった。

突然どこからともなくエキゾチックな音楽が鼓膜をつんざくように鳴った。
♪ ピーヒャラ、ピーヒャラ、シャン、シャン ♪
なんと、それはタイの民謡ではないか!

音のするほうへ目をやると、サンシュルピス教会向かいの広場に仮設舞台が作られ、そこでタイ舞踊をしているではないか。

目もくらむような、まぶしいパリの太陽。
タイの民族衣装を身にまとったダンサーと楽団。
広場にはタイ観光PR用のポスターや、屋台、民芸品がところせましと並べられている。

「まるでバンコクにいるようだ・・・」

「さっきCNNニュースでクーデターを報道していたのに、あれは何だったんだ?」と数々の思いが弟しらすの脳裏を横切った。

しかし、任務を果たすため、しらすは教会の中へと入っていった。

(続きはまた次回)


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