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2016-05-31 誤った楽観(財政)

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消費増税延期が決定してから株価が上昇していますね。本日は166円あがっていました。

増税延期と追加緩和で景気対策は十分だと思いますし、これから審議して補正予算を組むと、執行しはじめるころには経済の調子がよくなり始めているのではないかと思うのですが、あれだけ大々的に宣言してしまった以上、10兆円の補正予算は実行されるのでしょう。

この補正予算は純然たる経済政策はいえないのだろうと思いますが、やるならいっぺん、思い切りやってみるのも良いのではないかと思います。

個人的にもどのような効果がでるのか興味深いです。

積極財政主義者がいうような、いいことづくめの結果にはならず、何かしらネガティブな影響が出ると思いますが、やらずにくすぶっているのもよくないですし。

ここで10兆円出したところで財政がすぐに危険状態になるわけでもありません。しかし、このような積極財政主義を続けると当然のことながら危険になるわけですが、積極財政主義者はそのような危険の存在すら否定するので問題なんですよね。

ライマリーバランスについての誤り

プライマリーバランスの均衡なんぞ要らない、意味ない、という人が目に付くようになっていますが、「この人たちはあまり学ぼうとしてないのではないか」と私は思っていたのですが、実はオピニオンリーダー自身がそう言っているので驚くとともに、暴論を吐く人が増えた理由も分かりました。。プロ自身がそう言っているのですから。

積極財政主義者がよく持ち出すのはドーマー条件ですが、その人は、「プライマリーバランスの均衡はどうでも良い。無意味。名目成長率より名目金利が低ければ良い」と書いていました。

ぶっちゃけた話が間違いなんですよね、これ。

ドーマーの定理 証券投資用語辞典

名目成長率>名目金利、をみるならプライマリーバランスの均衡が必要です。

そのプロの人のエントリを早速賛成リツイートしている人たちが結構いたのですが、中身を読んだのでしょうか?

読んで誤りに気づかないということは、ドーマー条件を知らずに積極財政主義を奉じているのでしょうか。

もうそろそろこういういい加減な言説を止めにしてもらいたいと思うのですが、積極財政主義者は何故か必ずこの手のことを言うのですよね。

別の人は、「金融政策雇用に効き、財政政策はGDPに効く」などと矛盾しきったことを言い出していますし。

「はぁ?」という感じでかなり嫌気が差しました。

経済学自体は素晴らしい洞察のある分野だと思うのですが、経済学者民間エコノミスト経済評論家はほぼ必ずポジショントークででまかせを言うので、経済学の素晴らしさが世間的には無意味になっています。

実際、「賃金下方硬直性」を問題視していながら最低賃金を上げる方が良い、という矛盾だらけの政策がまかり通っていて、そういう下らないことを提言するのが本職の経済学者ですからね。

安倍政権が10兆円の補正予算を言い出した裏に、「プライマリーバランス無意味論」があるのだとしたら非常にまずいですね。

身近にいる経済学者に、「正直に言っても怒らないから経済学的に妥当なところを言ってごらん」と優しく話しかけて、イエスマンの経済学者に率直な話をさせる方が良いのではないかと思います。

2016-05-30 増税延期・選挙・財政の維持可能性・追加緩和

税延期・選挙財政の維持可能性・追加緩和 増税延期・選挙・財政の維持可能性・追加緩和を含むブックマーク

いまのところ、増税延期と同日選なし、という方向のようですね。

増税延期なら衆院解散必要、という意見自民党では目立つようですが、理由がよく分かりません。

前回の選挙でそれはやっているので、国民意思消費税反対であるのは明らかです。同じことをする必要はないと思います。

衆議院議員にとって解散は嫌なものでしょうから、増税延期のたびに解散総選挙という慣行を作ってしまうと、議員たちは増税に賛成するようになってしまいます。

自民党の中にとにかく増税を志向する議員が多いことは今後も懸念材料です。

そのような中で安倍政権が増税延期と同日選なしという選択をするなら、国民生活のために身内の反対もかわして頑張っていることを評価するべきではないでしょうか。

政の維持可能性

消費税を上げなければ財政が維持できないという前提で語られることが目立ちますが、税は消費税だけではありませんし、構造改革支出を減らすのも必要でしょう。

消費税を上げるより、譲渡益税の死亡時課税や相続税の強化なども考えられます。

社会保障への支出を構造改革することを「緊縮財政」として批判する声が多いですが、この二つは連関しているわけではありません。積極財政をしていても社会保障を削ることはできますし、その逆もできます。

日本には保育所への過剰な税投入やコメ減反政策など無駄な支出があり、この手のものを細かく調べていくと削ることのできるものがかなりあるはずですが、そういうものを詳しく正直に書いている本がないので、国民が誤魔化されている面が多いと思います。

私が偶然見つけて呆れた例としては、「図書館新聞を購入するための補助金10億円」というもので、額は少ないですがこの手のものが積もり積もって結構な無駄になっていると推測しています。

財政に関しては、無駄をある程度指摘してはいるが増税派、という人と、増税反対だが無駄容認派、という人しか見つけられないので困ったものであります。

増税か支出促進なら有力者層から支援を受けられますが、増税反対・無駄削減、という意見は有力者にとって何のメリットもないのでメディアでの活動を後押ししてもらえないのでしょう。

加緩和

黒田総裁が追加緩和に積極的でない理由として、性格天邪鬼だから、という説明がなされることがありますが、個人的な性格が政策に影響を与える面がそれほど大きいものか疑問です。

脇を固めている副総裁や委員の意見を無視して、個人的な意向で押し切るものでしょうか?

こういうことは推測するしかないので、私の意見も単なる推測ですが、黒田総裁は「予想された金融政策効果が薄い」という仮説を信奉しているのではないかと思います。

異次元緩和はその当初から、予想を裏切るようなことをやろうとし続けていますし。予想外のことをする方が資産市場の与える影響や、一般人達の予想に与える影響が強いということはあるのかもしれません。

しかし、予想された金融政策でも効果がある、という実証研究もあるのですよね。私がこの間まで読んでいた教科書では、その辺はあまり気にしなくてもよいという感じでした。

黒田日銀には、毎回最大効果を狙うのではなく、適宜追加緩和をして欲しいと思います。ただ、それが緩和量の拡大であるべきなのかどうかはよくわからなくなってきました。

マイナス金利の拡大はやって欲しいと思いますが、あとは買い取る資産の種類なのかな、とも思います。

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2016-05-29

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