前置詞がわかれば英語がわかる
読了。
- 作者: 刀祢雅彦
- 出版社/メーカー: ジャパンタイムズ
- 発売日: 2005/12/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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これを読んで前置詞のすべてがわかるわけではないのでしょうけど、今まですっきりしなかった点をいくつかわからせてくれた良い本。
例えば。
The body is crawling with maggots.
という文は、5文型で解釈するしか知らない受験英語オンリーの私なんかは
「死体が蛆虫と共に這っている」
としか訳せませんが正解は
「死体に蛆虫が這い回っている」
なんですね。そうなる感覚というか理屈というか、そういうものを説明してくれる本です。
前置詞の使い方のいくつかについて割りと確たる判断力がつきます。それはかなり大きな収穫。
簡潔な文にしびれるあこがれる。
昔習っていた教師が「英語なんか関係代名詞でなんぼでもつないで書いていけるだろう」などと言って、自分が英語で日記を書いていることを自慢していたことがあって、それを聞いた当時は感心したりしていましたが、今思うと関係代名詞で延々つながれた冗長な文なんて読みたくないし、読み手に不親切な文だろうとか思います。
とは言っても、まだ勉強が足りない私なんかは英文を考えると節につぐ節、といった文しか出てきません。
英語を母語とする人々の文章を見ると、節ばっかりのまだるっこしい文はあんまり無くて、前置詞をぽこぽこくっ付けてニュアンスを加えていく簡潔な書き方をしています。
ああいうのが書けるようになると書いてる方も読んでる方も楽で良いだろう、と思います。
銀太郎が今日は面白いことを言った
いつも禄に喋れもしない我が銀太郎が久々に愉快な発言。
「昔のドイツ語は…」を読んだ。鉄太郎は教育があると思ってるんだね♪
だとさ。