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RCaO1.0

2008-11-08

ジャン・ジャック・ルソーの『社会契約論』は国家論としても読める。国家はその規模によって都市国家国民国家、帝国に区分けされ、統治形式もその規模によって、都市国家では共和制が、帝国においては大統領制が相応しいとされていたように思う。水半球である太平洋圏ではしかし形式的には「都市国家」でありつつも、ほんらいは「シマ」であるところは多い。

ところでヨーロッパにおけるオランダは準・都市国家といえる。南部ではいくつかの都市が環状線によって“conurbation”を形成し、北部は広くない後背地/農地と沼沢地を抱えている。政治的にはイギリスと、経済的にはドイツと関係が深く、鎖国はつまり滅亡を意味する。ドイツ語しか話さないドイツ人は珍しくないが、オランダ人の多くはオランダ語、ドイツ語、英語、フランス語を話す。

都市国家であるゆえにコスモポリタニズムを志向し、グローバリズムとの親近性を見せる。ソーシャルハウジングが建設されるいっぽうでは、麻薬も売春も合法化されたウルトラ資本主義でもある。生真面目でもあり、すさんでいるとも言えなくもない。

コールハースのような建築家はイタリアからは出てこないのではなかろうか。同じ土俵に上がっても、仕方ないのではなかろうか。


JR鹿児島本線にのると、九州産業大学前、福岡工業大学前、中洲産業大学前、福岡教育大学前・・・、と大学前駅が増えたことにあらためて気づく。