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魔界都市日記

16/08/12 コミックマーケット90 一日目 西3・4 g-02a『魔界都市出版』

ヤンデレ大全発売中

2006/07/09(Sun) どこかで見たようなSSだなあ

 やっぱりこれだけ長門を書いていると誰かの考えるシチュエーションとかぶってしまう事もあるんだろうなあと思うわけですが、鶴屋さんが「めがっさめがっさ」と泣くというのは面白すぎました

 16-397さん、いたら手を上げてください(公開録音の時の水橋かおりっぽいサド声)


 そう言えば左にDVDの宣伝を貼っておきました

 25%オフだそうです

 お薦めは長門が活躍する回の収録されたDVDです

拍手レス 拍手レスを含むブックマーク 拍手レスのブックマークコメント

>OK。ぶらくらゲット……? あれ。どこがぶらくら?

 SS読んでるとちょうど左に登場するあの奇妙奇天烈なボタンそのものがブラクラです

 ボタンの名前は『素人』です、今後ともよろしく

 拍手のお礼はそれほどブラクラではありません、ごめんなさい


>恋する長門はせつなくてキョンを想うとすぐ情報改変しちゃうの

>恋するハルヒはヤンデレでキョンを想うとすぐ爪を噛み千切っちゃうの

>恋する鶴屋さんはめがっさでキョンを想うとすぐにょろにょろしちゃうの

>恋する朝倉はせつなくてキョンを想うとすぐ刺殺しちゃうの

>恋する古泉はせつなくてキョンを想うとすぐ穴掘りしちゃうの

>恋する妹ちゃんはせつなくてお兄ちゃんを想うとすぐオナニーしちゃうの

>恋するキョンはせつなくて長門を想うとすぐ眼鏡を外ししちゃうの

>恋する風間大介はせつなくてゴンを想うとすぐ変身しちゃうの

 これは最高にひどい(褒め言葉)


>http://(古泉ホモ画像).jpg

 ばーかばーか(褒め言葉)


 ウェブ拍手って名前は味気ないので、これからは『田中拍手』って呼びます、自分が心の中だけで

衝撃の事実!! 北朝鮮のミサイル発射はアメリカが仕組んだものだった!!!(mumurブルログ) 衝撃の事実!! 北朝鮮のミサイル発射はアメリカが仕組んだものだった!!!(mumurブルログ)を含むブックマーク 衝撃の事実!! 北朝鮮のミサイル発射はアメリカが仕組んだものだった!!!(mumurブルログ)のブックマークコメント

      _人人人人人人人人人人人人人人_
        >    な なんだってー!!    <
        ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
        _,,.-‐-..,,_       _,,..--v--..,_
    /     `''.v'ν Σ´        `、_,.-'""`´""ヽ
    i'   / ̄""''--i 7   | ,.イi,i,i,、 、,、 Σ          ヽ
.     !ヘ /‐- 、u.   |'     |ノ-、 ' ` `,_` | /i'i^iヘ、 ,、、   |
    |'' !゙ i.oニ'ー'〈ュニ!     iiヽ~oj.`'<_o.7 !'.__ ' ' ``_,,....、 .| <br>.   ,`| u       ..ゝ!     ‖  .j     (} 'o〉 `''o'ヽ |',`i
_,,..-<:::::\   (二> /      !  _`-っ  / |  7   ̄ u |i'/
. |、 \:::::\ '' /        \ '' /〃.ヽ `''⊃  , 'v>、
 !、\  \. , ̄        γ/| ̄ 〃   \二-‐' //`

テレビを見逃す事がたまにあるので、フリーソフトを探そうと「タイマー」って言葉を検索してみました テレビを見逃す事がたまにあるので、フリーソフトを探そうと「タイマー」って言葉を検索してみましたを含むブックマーク テレビを見逃す事がたまにあるので、フリーソフトを探そうと「タイマー」って言葉を検索してみましたのブックマークコメント

google検索『タイマー』

 一番上一番上

 実在しているかわからない都市伝説が一番上に来るってどうなんだ

 つまり、ソニーはそれだけ有名って事なんですよ、良くも悪くも


 ちなみにめちゃイケは結局5分くらい見逃しました

反iPodキャンペーンに白い羊を食い殺すモンスター登場(ITmedia News) 反iPodキャンペーンに白い羊を食い殺すモンスター登場(ITmedia News)を含むブックマーク 反iPodキャンペーンに白い羊を食い殺すモンスター登場(ITmedia News)のブックマークコメント

 ペプシみたいだなあ


関連リンク

アンチiPodキャンペーン「iDon't」始まる

 ちなみに自分はiPodシャッフルを主に車で使ってるのですが、リモコンみたいなサイズなので邪魔にならないのが良いです

狩猫 狩猫を含むブックマーク 狩猫のブックマークコメント

 猫もやっぱり肉食動物なんだなあ

今日のリンク元さん 今日のリンク元さんを含むブックマーク 今日のリンク元さんのブックマークコメント

google検索『アリストテレス 功績』

 すまん


google検索『さん? さんじゃないか』

 ??

 一体何?

google検索『なかだし まんが』

 生まれてきてごめんなさい

情報統合思念体は心配性(暫定保管庫) 情報統合思念体は心配性(暫定保管庫)を含むブックマーク 情報統合思念体は心配性(暫定保管庫)のブックマークコメント

 なんかすごく親しみがわいてきた

 あ、原作8巻分のネタバレがあるのでハルヒをアニメでしか見てない人はご注意というか見ない事を推奨というか見るな

[]今日の長門有希SS 今日の長門有希SSを含むブックマーク 今日の長門有希SSのブックマークコメント

「暇ねー。なんか5人で出来るゲームないの?」

 いつものように部室で時間を潰していると、団長席でだらだらとパソコンをいじっていたハルヒがそんな言葉を呟いた。

「ちょっとお待ち下さい」

 古泉は俺とやっていたオセロを勝手に中断し、ゲームをあさり始める。おい古泉、負けそうだからってそんな逃げるように行かなくてもいいだろ。もしかしたらここから盛り返せるかも知れないぞ。

 ゲームを探す古泉の顔からいつもの笑みは消えていた。凍り付いたような笑みを張り付かせ、淡々と探している。

 気がつくと、メイド姿の朝比奈さんが口元に手をあててあわあわと部室を右往左往していた。何をそんなに焦っているんだ。

 ああそうか、ハルヒが退屈なのがいけないのか。そして本人がゲームをやりたいと言っているから、ゲームで解消させなければいけないのだろう。

 やれやれ。

 俺はオセロを片付けると、古泉と一緒にゲームを探すことにした。

 しかし、5人全員でやるとなると難しいぞ。4人なら麻雀やドンジャラなんかがあるが、ハルヒが5人と言ったからそれでは駄目なのだろう。くそ、いつも古泉としかゲームをしてないから2人用ばっかりだ。

「なんかないのー?」

 アヒル口で俺達を見ているハルヒ。

「2人用のゲームをトーナメント形式でやるか?」

「待ってるのがもったいないわ。5人でいっぺんに出来るのを探しなさいよ」

 ああもう、お前のせいでこっちは必死になってるんだぞ。ちったあ妥協しろ。

 ため息をつきながらゲームを探している俺の肩が叩かれる。

 なんだ長門か、どうした?

「……」

 長門は持っていた本をスッと差し出した。表紙には剣が描かれている。

 なんだこりゃ。ファンタジー小説か?

「おやおや、これは珍しい」

 古泉が感心したように言った。

 なんだ、お前はこれを知ってるのか?

「おやおや、これは珍しい。テーブルトークRPGのルールブックですね。僕はやったことがありませんが、これなら5人でも問題ないでしょう」

「キョン、面白いのあったの?」

 俺は知らないね。古泉か長門に聞いてくれ。

「テーブルトークRPGとは、ゲームマスターが作ったシナリオの中でプレイヤーがそれぞれ一人のキャラクターを演じるゲームなんですよ」

 いまいちよくわからないな。もっとわかりやすく説明してくれ。

「実際にやればわかる」

「そうですね。でも、シナリオが無ければ……」

「大丈夫。巻末にシナリオがある」


 さて、そんなわけで俺達は長門が進行役になってゲームをする事になった。本来ならキャラクターを作るところからやるらしいが、初心者なので俺達は既に出来ているキャラクターを使うことにした。

 ハルヒは戦士、朝比奈さんは魔法使い、古泉は聖職者。

 まあこの3人については順当なのだが、俺が盗賊ってのはどういうこった。

「盗賊は重要ですよ」

 お世辞はいいぞ古泉。

「それは事実。もし盗賊が居なければ罠が感知できない。場合によっては全滅もあり得る」

 無駄に厄介な仕事を押しつけられた気がするな。まあいつもの事だ、もう慣れた。

 ともかく、それらのキャラクターにはパラメータしか用意されておらず、名前や性別や性格などは自分で決めてくれとのことだった。

 名前は……そうだな、ギョヌでいいか。性別は男だな、オカマになってプレイするのはどう考えても気色悪い。

 盗賊だし、皮肉っぽい無気力な奴でいいだろう。

「おやおや、あなたは普段と変わらないですね」

 そう言うお前はどうなんだ。

「僕はこんな感じです」

 と、俺に見せてきたキャラクターを見て――ああ、目眩がしたね。

 なんで12歳の女の子が冒険せにゃならんのだ。

「ええとですね、ジーン――この少女ですが、ジーンはまず家族と仲良く暮らしていたのですよ。父親は彼女が生まれてすぐに病気で亡くなってしまったのですが、母親と兄と3人で慎ましく暮らしていたんです。ところがある日、彼女が住んでいた街が魔物に襲撃を受け、母親と兄が彼女をかばって亡くなってしまうんですよ」

 そりゃ悲劇的だな。ところでどこが聖職者なんだ。

「それが8歳の時なんです。彼女はそれから教会に保護されるんですよ。そこで聖職者として修行します。ところが、その教会にもまた魔物が押し掛けて来まして、間一髪で逃がされるわけですね」

 もっと落ち着いてしゃべれ。

「そして、彼女は逃げ延びた街で自分の教会が滅ぼされてしまった事を知ります。そのような理由で、天涯孤独になってしまった少女です」

 短時間で設定を作り込みすぎだ。そしてなんだその悲劇的な過去は。

「うっく、ひっく……」

 突然嗚咽が上がる。

「かわいそうですぅ」

 いやいや、古泉の妄想ですから泣かないでくださいよ。

「ああそうだ、その亡くなった兄とあなたの盗賊――ええと、ギョヌさんですか、それが似ているから『お兄ちゃん』と呼んで懐いているって設定はどうでしょうか」

 どうでしょうかじゃねえよ、気色悪い。

「出来たわ! 見なさいキョン!」

 ハルヒが俺の目の前にキャラクターの書かれた紙を突き出す。

「名前はジョン。冷静沈着で決断力があって、みんなを引っ張るリーダーね。ドラゴンでも一刀両断よ!」

 超人設定はやめれ。

 まあ、冷静なところを除けば大してハルヒと変わらないな。無茶苦茶なところも含めて。

 朝比奈さんはどうなんだ?

 半べそをかきながら作っているキャラクターを見ると、名前の欄は抜けていたが、性別は男、豪快でたくましい性格とあった。こっちは本人と全く違う。

「みくるちゃん、まだ名前決まらないの?」

「そ、それがぁ……」

「じゃあ、あたしが決めてあげるわ。スミスでいいでしょ!」

「は、はぁ……」

 そんなわけで、キャラクター作りが終了。

 長門だけがテーブルの向こう側に座り、俺達はそれと対面するように反対側に並んで座っている。長門が目の前にバインダーを立てて仕切りを作る。

「あなた達は、ある商人に依頼を受けた。ある盗賊に奪われた宝石を取り戻して欲しいと」

 いや、一斉に俺を見るな。

「あなた達はその盗賊を見つけて戦いを挑んだ。しかし、その盗賊は間一髪で逃げてしまった。盗賊は洞穴に逃げ込んでしまった」

 長門がバインダーの上から俺達に方眼紙を差し出す。下の方に横に線が引かれており、真ん中にあいた隙間には『入り口』と書かれている。

 なんだこりゃ。

「中はプレイヤーの誰かが地図を描く」

「暇そうだから盗賊のキョンに任せるわ」

 やれやれ。まさしく雑用係だな、こりゃ。

「洞窟の中は暗い。ランプを使っても、その地図での2マス分程度しか見ることが出来ない」

 長門の地図をよく見ると、ご丁寧に2マス分だけ通路が描かれていた。

「……」

 長門はそれだけ言うと、黙り込んでしまった。

「ああ、ゲームが開始という事ですか。ここからは我々が自分達でどうするか決めなければならないんですね」

「今からキャラクターの口調で」

「おっと失敬」

 古泉はコホンと咳払いをして、

「みんなぁ、どうしようか?」

 気色悪い。

「なんだかわかんないけど、とりあえず突撃!」

 ハルヒよ、冷静沈着って設定はどうしたんだ?

「あなた達が洞窟を進んでいくと――」

 長門が語り出す。

 ちょっと待て。ハルヒの指示が通ったのか?

「ジョンはみんなを引っ張るリーダーという設定があった」

 つまり、ハルヒが宣言した通りに進んでしまうという事か。

「あなた達が5マスほど洞窟を進んでいくと、左の壁に槍が突き刺さっているのが見えた」

 そこで長門は黙り込む。俺の方をじーっと見ている。なんだ、地図でも書けばいいのか?

 俺は通路を延長し『槍』と書く。

「なんで槍が壁に刺さってんのよ?」

 ハルヒ、今度は性別も忘れてるぞ。

「えっと、キョン――じゃなくてギョヌ、調べなさい」

「調べる場合はサイコロを2つ」

 長門がじーっと俺の顔を見てくる。

 ああ、振れって事か。俺がサイコロを転がすと、1と5が出た。

「ギョヌは床の一部がスイッチになっている事に気がついた。右の壁には穴が空いている。恐らくそこから槍が飛んできたと思われる」

「えっと……どういう事でしょうかぁ?」

 朝比奈さん、全然たくましくないですよ。

「たぶん、先に入った盗賊の人が罠を踏んだんじゃないかなぁ」

 お前は熱演するな古泉、気色悪い。

 そして12歳が一番頭の良いパーティってどういう事だ。

「だそうだ。ハルヒ――いや、ジョン。今度からはもっとまともな指示を出せ」

「わかったわよ……それではギョヌ、これからは壁と床と天井を念入りに調べながら先頭を歩きなさい」

 なんだ、俺はサイコロを振りながら地図を書けばいいって事かね。

「そこまでする必要はない。怪しい部分のみサイコロを振ればいい」

 そりゃ助かる。

「あなた達はそこから3マスほど進むと、T字に道が分かれているところに突き当たった。両側は真っ直ぐ進んでいる」

 はいはい、T字路ね。それぞれ2マスずつ廊下を書けばいいんだろ?

「ギョヌ、足跡を探しなさい。犯人の臭いでもいい」

 俺は警察犬じゃないぞ。

「サイコロを2つ」

 今度は3のゾロ目だ。

「足跡など、逃げた盗賊の手がかりは見つからなかった。ただ左からはかすかに物音が聞こえる」

「よし、そっちに行こう」

 ハルヒが独断で行き先を決めてしまう。まあ、突撃しないだけましか。

「5マスほど道を進むと、3マス四方の部屋がある」

 はいはい、こんな感じか。壁には道はないのか?

「行き止まり。部屋の奥には人骨のようなものが転がっている」

「ギョヌ、調べなさい」

 疲れる役回りだな、こりゃ。

 なんだ、またサイコロを振ればいいのか?

 などと思ってサイコロに手をのばすと、

「ギョヌが近づいていくと、その骸骨は調べる間もなく立ち上がって攻撃してきた」

 そう言ってから、長門はじーっと俺を見てくる。

 ああ、ここでサイコロか。

「あなたはその攻撃を回避した。正体を知りたい場合、全員2つずつサイコロを」

 コロコロとサイコロを振る。

「スミスはその敵の正体がスケルトンというモンスターだとわかった。パラメータはこのカードの通り」

「だ、そうですぅ」

「スケルトンはその一体だけではなく、土に埋もれていたスケルトンが起きあがって襲ってくる。全部で4体」

「よし、撃退だ!」

 そんなわけで俺達はそのスケルトンを撃退する事になった。俺の盗賊とハルヒの戦士が前衛で攻撃を引き受け、古泉と朝比奈さんのキャラは後ろからサポートという形だ。

「敏捷性の順番に攻撃をする事になる」

 と言うことは、まず俺か。

「ギョヌの攻撃は命中。ダメージは3ポイント」

 いいのか悪いのかわからんな。

「生命点の半分程度」

 よくわからないが、半殺しということか。

「えっとぉ、あたしはどうすれば……」

「スミスは何か魔法使いなさいよ」

「えぇーと……」

 朝比奈さんは自分の使える魔法のリストを見て、使うべき魔法を探している。

「涼宮さん……じゃなくてぇ、ジョンの武器を魔法で強化します」

 宣言してコロコロとサイコロを振る朝比奈さん。ほっと胸をなで下ろしているところをみると、成功したらしい。

「それじゃあ、オレは目の前のやつを攻撃するぜ!」

 いつの間にやらジョンはオレキャラになったらしい。冷静沈着ってイメージとはどんどん遠のいていくな。

「おりゃー!」

 気合いを入れてサイコロを振るハルヒ。よりによって6のゾロ目かよ。

「戦士の場合は10以上が出た場合は更にサイコロを振って追加ダメージを」

「そうなの? それじゃあ、とりゃー!」

 さすがに今回は10には届かないものの、それなりに良い出目だった。

「ジョンの攻撃はスケルトン1体を粉砕した」

 粉砕て。

「じゃあ、あたしの攻撃だね。ターン・アンデッドぉ!」

 だからノリノリで幼女を演じるな古泉。気色悪いと言ってるだろう。

「ギョヌの目の前の傷ついている方のスケルトンは部屋から逃げ出していき、傷ついていない方はおびえて能力が落ちた。ジョンの目の前のスケルトンも能力が落ちた。ではこちらの反撃」

 長門がバインダーの向こうでコロコロとサイコロを振る。

「ギョヌは1ポイントのダメージ。ジョンは攻撃を受けたものの、防具で防いで無傷だった」

 次のターン、ギョヌの前にいた敵はギョヌとスミスの魔法で、ジョンの前にいた敵はジョンの攻撃で再び粉砕されてあっさりと戦闘が終わった。

 結局、その部屋は完全な行き止まりで、壁を調べても何もないとの事だった。

 ちょっと待て、さっきスケルトンは俺が調べるまで動いてなかったよな。あの物音は何だったんだ?

「……」

 長門は一瞬俺を見た後、スッと横を見る。

 誤魔化す気か。

 ともかく、最初のT字路を逆に行くことになった。しばらく進んで左に折れ曲がり、更に進んだところで十字路があった。

 今回も足跡などは見つけられず、勘で行く事になった。

「よし、真っ直ぐ行くぞ」

 ハルヒのみの勘だけどな。

 しばらく進むと、最初にあったような仕掛けがあって今度は壁ではなく、床に槍が転がっていた。

「明らかに血がついており、通路の奥に向かって血痕が続いている」

 てことは、宝石を盗んだ犯人が罠にかかったということだろうか。

「よし、相手は負傷してるぞ! 急いで捕獲だ!」

 そんなわけで俺達は通路を進んでいく。これで犯人を捕まえて終わりとはあっけないなと思っていると、

「盗賊が背の低い人型の生き物の集団に襲われている」

 いや、俺を見るな。

 ともかく、まだ終わりじゃなかったらしい。そこまで甘くないというところか。

「あなた達を見ると、そのうちの6体ほどが襲いかかってきた。盗賊は部屋の奥にある扉の向こうに連れて行かれる」

「邪魔する敵は殺す!」

 ハルヒの目が妙に生き生きとしている。敵となると見境がないな。冷静沈着という設定はもう忘れてやればいいんだろう。

 先ほどと同じようにギョヌとジョンで敵を半分ずつ担当する。盗賊の目の前に敵が3体というのは不安だったが、どうやら数が多いだけで能力の低いゴブリンとかいうモンスターらしい。

 まあ、相変わらずギョヌの攻撃ではすぐには倒すことは出来ないが、スミスの魔法が飛んできて2体が倒れた。ジョンは例によって一発でモンスターを再起不能にし、ジーンはメンバーの攻撃力を上げる歌を歌う。

「らーらーららー」

 裏声で歌うな気色悪い。

 モンスターの攻撃をギョヌは回避し、ジョンは今度は2ポイントのダメージを受けた。

 ともかく、これで半分になった。

「ここで奥の扉から援軍が現れる。ギョヌとジョンの前にそれぞれ3体ずつ」

 結局、敵が3体も増えた事になる。きりがないなこりゃ。

「朝比奈さ……じゃなくてスミス、何か相手を一網打尽に出来る良い魔法はないか?」

「えっと……」

 朝比奈さんは長門に渡された魔法のリストを見る。

「なんか、相手を眠らせる雲を出す魔法があるんですがぁ……魔法の範囲にいるのは仲間でも無差別に眠っちゃうみたいで……」

「それじゃあギョヌとジョンはいったん下がりましょう」

「ちょ、ちょっとギョヌ! 勝手に決めないでよ!」

「うるさい、このまま戦っていてもどうにもならないだろ。長門、それで魔法は食らわずにすむか?」

 長門はしばらく考えて、

「それで問題ない」

 ギョヌは撤退。ハルヒは俺の指示が気にくわないのか、強情に前線で戦うと言い張る。

「あのぉ、ギョヌくん……」

 ああもう、いいからもうやっちゃって下さい。

「えい」

 朝比奈さんの振ったサイコロにより、ジョンとほとんどの敵が眠り、眠らなかった敵も恐れをなして逃げていった。

 そんなわけで戦闘は終了。眠っているジョンを叩き起こして奥の部屋に行くと、宝石を持った盗賊が気絶していたので、それを担いで街に帰る事になった。

「あなた達は盗賊を警備隊に突き出し、商人に宝石を返した」

 長門はそこでしばらく沈黙する。

 ええと、それでどうなったんだ?

「これで事件は解決」

 なんだかあっさりと終わってしまった。


 ゲームが終わった時点で暗くなっていたので、俺達はそれからすぐに下校していた。

「あーもう、キョンが出しゃばらなければ良かったのに!」

 ハルヒはさっきからこんな調子だ。俺が最後に独断で朝比奈さんに指示をした事についてぶちぶちと文句を言っている。

 ああ、悪かったなハルヒ。そんなに不満なのか?

「あたしなら、あんな雑魚10匹でも20匹でも一人でどうにかできたわよ!」

 はいはい。

「みくるちゃんも、なんでこんな奴の言うこと聞いたのよ!」

「す、すいませぇん」

「許さないわ。みくるちゃんは明日、部室でゲッペルの刑よ」

「そ、それだけは許してぇー」

 ハルヒが笑いながら朝比奈さんを追いかけ回す。

 一体、どんな刑だ。

「今度はあたしが最後までみんなのリーダーなんだからね!」

 別れる間際、ハルヒがそんな事を口走って去っていった。なんだかんだで楽しめた事は事実らしい。

 てか、またやる気なのか。

「いやあ、僕も楽しかったですよ。ではまた」

 俺は気色悪かったぞ。

「……」

 長門はいつもの無表情で俺の横を歩いている。

 今日のゲームでは長門はずっとゲームの進行役をやっていただけだった。そもそもゲームに興味が無い長門にとって、苦痛だったと思うのだが……

 俺が肩に手を回して体を引き寄せると、長門は胸に頭をもたれかけてきた。

「お疲れさん。今日は退屈だっただろ」

「そうでもない」

 長門はカバンをからさっきのゲームの本を取り出し、俺の顔の前に差し出す。

 パラパラと本をめくると、後ろの方に紙切れが挟まっているのに気がついた。丁寧に折り畳まれたそれは、見覚えのある地図とワープロで打ったような丁寧な文章が書かれた方眼紙だった。

「わたしも楽しかった」

「そうか」

 頭に手を置くと、長門はくすぐったそうに目を閉じて頭を押しつけてくる。

 立ち止まり、俺は長門の体を両腕で包み込む。もう歩いてなんていられない。

「お前も楽しめる事を見つけられて良かったな」

「……」

 背伸びをして、長門が俺に顔を近づけてくる。俺は顔に手を添えて横を向かせると、顔を近づけ――

「あ、あのぉ……も、もしかしてあたし、お邪魔ですかぁ?」

 まさにこれ以上ないというタイミングで朝比奈さんに邪魔された。

 すっかり忘れてた。いるならもっと早く教えてくれればいいのに。


 後日談。

「ところで、地図の中の行ってなかった場所で気になるところがあるんだが」

「なに」

「最後の十字路の右の部屋のドクロマークは何なんだ?」

「毒ガスの罠。冒険者は即死」

「じゃあ左の老人っぽい顔はなんだ?」

「洞窟に住んでいる魔法使い。一瞬で相手の周囲の大気ごと氷結させる魔法を使う。相手は死ぬ」

 なんだその滅茶苦茶なバランス。

通り通り 2006/07/09 00:08 元ネタはアリンアンロッドだかなんだかですかい?

シトシト 2006/07/09 01:49 TRPG・・・もしかして、貴方もこみパのマンガ描いてた人の新作のヤツを見ました?

# 2006/07/09 02:17 何気にエターナルフォースブリザード使いが。

いちいち 2006/07/09 02:22 古泉の設定厨具合が面白かったですw

通り2通り2 2006/07/09 02:22 アリアンロッドではなくソードワールドと推測してみたりする。<元ネタ

かんちょーかんちょー 2006/07/09 02:35 エターナルフォースブリザードワロスwww

通3通3 2006/07/09 02:51 古泉のキャラ設定はキョンの妹を狙ってることと関係が?

通り通り 2006/07/09 03:27 キョンの妹をモデルにしているだろうコレは(ーー;)
深読みしすぎか?

ちょうもんちょうもん 2006/07/09 03:36 相手は死ぬ、が無ければエターナr(ryと気づかないところだった、にしても相変わらず長門有希SSなのに文章の割合が少ないような。

通り通り 2006/07/09 03:55 そこは突っ込んではいけない。

蒼原蒼原 2006/07/09 08:58 エターナルフォースブリザードがw 当たり前のようにスルーされてる鶴屋さんの友達が哀れ。だが同情はしない!

kenken 2006/07/09 10:31 古泉があの声でロリキャラを演じてると思うと鳥肌モンってか気持ち悪い。

D,D, 2006/07/09 12:08 TRPGなら5人でやるには丁度良いですねぇ・・・・1人がGM、そして4人は1パーティーとしては丁度いいですから・・・・

U16U16 2006/07/09 12:41 ゲッペルの刑って何!?

ZENZEN 2006/07/09 18:47 長門人気は凄いですね〜。キャラソンも個人的ダントツでナガトフィーバーですし。

maepymaepy 2006/07/09 23:57 こみパのマンガ描いていた人というと大庭詠美ちゃんさましか思い浮かびませんが、とりあえず見てません
古泉の設定作り込みと幼女演技は実際こういう人がいるんじゃないかと思いました
元ネタについては数分後に更新する日記にて

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