最強だと思う飛び道具
ジュバンチッチバルカン
すすきのの夜と朝のさかいめ(@nifty:デイリーポータルZ)
身近なんでリンク
すすきのって風俗ってイメージがありますが、普通に飲み屋も多いんですよね
てか、普通に行った無国籍料理のある居酒屋が風俗小道の中にあって面白かったです
デスノートの原作者は『ラッキーマン』だった!!(おもしろまにあっくす)(酔拳の王 だんげの方)
完全に言い切ってるなあ
やっぱりあの噂は本当だったのか……
(nya)マッサージ(その2)(pya!)
上の猫の顔がいい味出してる
ログまとめ系
今日はないけど動画とこの部分はある意味で区切りだったりもしたりしなかったり
まあいいや
・ドイツのキーボードクラッシュ少年特集。(ぬる速)
以前、うちでまとめた時のとほぼかぶってる気がするけど気にしないでリンクしてみる
やっぱり、ページで直に見れるのは便利だなあ
・厨2の頃の自作の痛いラップ歌詞見つけた(面白爆笑画像 面白爆笑動画 お笑いネタの蛇屋)
・厨2の頃の自作の痛いラップ歌詞見つけた2(面白爆笑画像 面白爆笑動画 お笑いネタの蛇屋)
誰かこれ歌って欲しいなあ
つーかこの人はロサンゼルスにどんな夢を抱いていたのだろう
・変な子に惚れた まとめ(黒マッチョVIPPER)
長すぎてまだ最初の方しか見てないけど、誰か最後まで見た人いたら面白いかどうか教えてくだ(
なぐ茶。さんでウサギ獣人漫画
なんか殆ど死んでいるさんにリンクされた悔しさに任せて漫画を描くという、なかなかプロレスのマイクパフォーマンスみたいで素敵な展開に
なんというか、赤松と久米田みたいでもあるなあ
この480を朝倉涼子スレで見かけた時は笑ったというお話
なぜ喜緑さんなのかとか、突っ込みどころ満載で面白かったですョ
ちなみに前回は「ハルヒぁ」という滅茶苦茶な改変に誰も突っ込んでくれなくてちょっと寂しかったというのは秘密です
べ、別に寂しくなんてなかったんだからね!
涼宮ハルヒの誘悦(18禁)
フルボイスのエロ同人だそうで
古泉がなんかとてもソッチ系の雰囲気で素敵ですね
今日の長門有希SS
友人の話だ。
いや、谷口や国木田の事じゃない。中学の時に同じクラスだった奴で……いや、名前なんてどうでもいいだろ。まあ、どうしてもって言うなら仮にAとしておこう。
Aは心霊スポットとかそういうのが好きな奴でな、中学の頃から夏休みには自転車でいろんなところに行ってたんだ。ああ、俺も一回だけ行ったことがある。その時行ったのは幽霊が出るって噂の公園だ。何も出なかったけどな。ただ蚊に食われまくっただけだ。
まあ、中学生の男子にとっちゃ、夜中に自転車を乗り回すだけでちょっとした冒険だ。不良高校生に追いかけられそうになって逃げたり、今になってみればそんなのが楽しかったわけだ。別に幽霊なんて出ても出なくてもどうでも良かったのさ。
まあ、俺にとっちゃその一回で終わりだったんだが、Aはそれから一人でも色々な心霊スポットを巡るようになった。
そして、最後に行ったのがとある廃病院だった。そこはまあ、小さい個人病院だったんだが、経営が悪化したとかで閉鎖してしまった。
それからしばらくは中の物は片付けられずに放置されていたんだ。さすがに注射器とかメスみたいな危ないものはすぐ撤去されたみたいだが、カルテやらなんやらはしばらく起きっぱなしになってるって噂があったそうだ。
いつの間にか、そこに霊が出るって話になった。実は変死していた院長の霊が出るとか、看護婦の霊が出るとか、まあ眉唾なもんだ。
だが、妙な評判が立ちすぎたせいで、病院は取り壊される事になった。
で、Aは潰される前に高校の友人を連れてそこに行ったって話だ。全部で4人くらいだ。よく集まったもんだな。
鍵が壊れているから、柵さえ越えてしまえば入るのは簡単だ。閉鎖してすぐだから、別に壁が崩れてるわけでもないし、床も綺麗なもんだったらしい。
ただ、民家に近いから外に灯りが漏れないように懐中電灯も下だけを照らすようにしなけりゃならなかったとかで、足下しか見えない状態だったらしい。
しばらく廊下を歩いていて、誰かが「何か聞こえないか」って言いだした。
だが、そんなのAは慣れたもんで、どうせそいつの空耳か思いこみだろうって事で、気にせず前に進むことにした。
だが、しばらくして懐中電灯で照らしていた足下に、いきなり誰かの靴があった。
さすがにそれはAも悲鳴を上げたそうだが、そこにいたのは別に医者の霊でもなんでもなく、大学生くらいの二人組だったらしい。
まあ、先客がいたってわけだ。
「何か見かけましたか?」
Aが聞くと、その二人は首を横に振った。
最初から期待してたわけじゃないが、他に人がいるんじゃ興ざめって感じになった。だが、途中で引き返すのもあれだし、その二人とすれ違って奥に進むことになった。
その先には院長室があったが、鍵がかかってて中はみれなかったらしい。他に面白そうな場所も無く、A達は帰る事にした。
その日は月も無く、来た道を戻るのも苦労するくらい真っ暗だったって話だ。自分達が今来た道を通ってるのか、別の道に迷い込んでるのか……それもわからないくらい、真っ暗だ。
「懐中電灯を前に向けようぜ」
誰かが言ったが、外から見つかると困る。そのまま足下を照らしながら進むことにした。
「そういや……」
妙に震える声で誰かが言った。その声が異様で、全員立ち止まったらしい。
「さっきの奴ら、灯り持ってなかったよな?」
出た。パニックになって、そいつ等は外から見られるとかもうどうでもよくなって、懐中電灯を前に向けて一目散に走った。しばらく全力疾走して、玄関を見つけて転がるように飛び出る。
バタン、と音を立てて玄関のガラス扉が閉まった。誰も触れていないのに、だ。
誰も何も言えず、黙ってその扉を見ていたが、しばらくして笑い出す。ああ、怖い体験だったな、それじゃ帰るか――と、そこで気付く、4人しかいない。Aがどこにも見あたらない。
すると、ドサ――扉の中から何かが倒れるような音。お互い顔を見合わせてから、恐る恐るドアに近づいていく。
Aが足を引きずりながらこっちに向かってきた。慌てすぎて途中で転んだんだろう。
やれやれと扉に手をかけて開けようとするが、びくともしない。Aは後ろを振り返りながら、必死で扉に向かってくる。
そして、Aは何かに引っかかるようにして扉のすぐそばで倒れた。そしてAの体は、まるで見えない何かに引きずられるように後ろに下がっていく。
何かがいる。全員すぐにわかった。助けようと扉を押しても引いてもビクともしない。
Aは床の出っ張りとかを掴んで何とか抵抗している。徐々に扉に近づいて来たAは顔を上げて、
「お前も来い!」
「きゃぁぁぁーっ!」
悲鳴を上げながら、朝比奈さんが腕にしがみついてくる。腕にあたるこのやわらかい感触は、もしや――
「ほら、離れた離れた」
ハルヒが引きはがそうとするものの、朝比奈さんは俺にしがみついたままいやいやと首を振る。そんなに怖かったんだろうか。
「だ、だってぇ。そのAって人どうなったんですかぁ」
「どうもこうもしてないわよ。大体、そのままAさんが引っ張り込まれたなら誰がキョンにその話をするのよ。作り話よ、作り話」
さすがにハルヒは頭の回転が速い。俺が谷口にその話を聞かされて、しばらくしてから気付いた事をすぐに指摘して来た。
「作り話……?」
「ええ、すいません」
多少は事実が入っているのかも知れないがほぼ創作に違いない。あの谷口が考えられるとも思えないから、谷口も誰かから聞いたのだろう。
「キョンは話し方も悪いわ。もっと工夫すべきよ」
自分から暑いから何か怖い話はないかと言っておいて、そこまで非難しなくてもいいだろうに。
「ま、そろそろ暗くなってきたし帰りましょ」
ワガママな団長様の指示で俺達は少し早い下校となる。
「あのさ、キョン」
別れ道が近くなってきたあたりで、ハルヒが小声で話しかけてきた。
一体どうしたんだ、ハルヒにしては珍しい態度だ。
「あんた、あっち方面に用事とかない?」
それはハルヒの家の方向だ。
「ほら、なんかあるでしょ。本屋に寄って行きたいとかさ」
もしや、ハルヒの奴……
「お前、一人で帰りたくないのか?」
「ば、馬鹿言ってんじゃないわよ! あんたの話が怖かったなんてわけがないじゃない!?」
いや、そこまで言ってないんだが。
やれやれ。
「そうだな、本屋でも寄って帰るか」
ハルヒが怖がってるなんて滅多にない事だ。たまにはそんなのも――
「……」
視線を感じる。振り返るまでもない、長門だ。
「奇遇」
スッと俺達の間に割って入ってきた。
「わたしも本を見ようと思っていた」
というわけで、朝比奈さんや古泉と別れて3人で歩く。
「そういえば」
不意に長門が口を開いた。
「わたしも怖い話をいくつか知っている」
黄昏時。オレンジの光に照らされた長門が語った物語は、先ほど俺が話したものより格段に恐ろしく、しかも、
「ね、ねえ有希。そ、その洗面器の男はどうなったの?」
「困った。この先は忘れてしまった」
全然困ったように思えない口調で、長門は話を終えてしまった。
おかげでその話が妙に気になってしまい、その夜はなかなか寝付けなくなってしまった。