火星の月の下で

日記がわり。

エンジニアをボランティアでまかなおうという発想

「五輪にはボランティアで働けるエンジニアが必要」発言の真意を聞く
見た瞬間、唖然。
山ほどつっこみどころがあるんだけど、「技術を磨く場を与えてやるんだから、タダで働け」ってことなのかなぁ・・・。
現状のIT技術者の不足って、そういうところとは別次元の観点というか、こういう思想が上の方にあるからだと思うんだけど、なんか全然見えてないな、この目つきの悪いおっさん。
まあいろいろありすぎるんだけど、ひとつだけ。

また、IoTによってハードウェアとソフトウェアが別々であった時代が終わるとともに、さまざまな業種、業界でITエンジニアが求められる時代がやってくる。
エンジニアはますます不足するのは明らか。そうすれば、自然と給与は上昇する。

「自然と」は上がりません。
現状でさえどれだけ人材不足で、その最大の要因が諸外国に比べて比較にならんくらいの低報酬だってこと、ちゃんと理解してんのかね、こいつは。
そもそも外から安価に調達しようとするの、目に見えてるじゃない。
あとボランティアって自主的にするものであって、強制されたらそれは「勤労奉仕」と言います。
(追記)
なんかtogetterにもいくつか立ってたので、番号だけ書いとく。
(887533)(887586)等。

○真祖は大老ポーという感覚

中国オタク「吸血鬼系のアニメや漫画に出て来る真祖って設定、あれ何なの?」右のあんてなに入れている日中文化交流さんのところから。
ちょっと遅れたけど、面白そうな記事だったので、個人的な感想をダラダラと流しておく。

吸血鬼系のアニメや漫画に出て来る真祖って設定、あれ何なの?
強くて偉い吸血鬼っぽいのは分かるが……誰か詳しい概念を教えてくれ!

こういうところにも日本オタク文化の蓄積とその独自性が出てきている感じがする。
ワタクシの感覚だと、吸血鬼の真祖って言われて最初に思いうかぶのが『ポーの一族』の大老ポー。大老と書いて「キング」と読む。
ただ、大老ポーが登場する「メリーベルと銀のばら」を引っ張りだしてきて確認したんだが「真祖」という言葉は使われていない。
となると、真祖なることばを初めて使ったのは誰か、ということになって、それだともう少し時代が下るのかな。
ワタクシのイメージだと、言葉は使われていなくても、大老ポーなんだけどなぁ。(^_^;
ポーの一族』が月刊少女コミックで連載開始したのが確か昭和47年(1972年)、第2部というか第2巻というかの「メリーベルと銀のばら」が初登場したのが昭和48年(1973年)の1月号。
かれこれ40年以上前なんだね。
当時、その登場に驚いて、毎月楽しみに購読していたのを思い出す。それまでは別マ党だったのに。
念のため一応書いておくけど、それに相当する単語を使ったかどうかはともかく、諸外国で「真祖」に該当する吸血鬼物語は当然これ以前からある。
しかしこの文脈はサブカル作品としての、なので、そのあたりは今考慮に入れない。