火星の月の下で

日記がわり。

○「DQNネーム」と言え

「キラキラネーム急増の背後にある「漢字文化の崩壊」」
(ps://diamond.jp/articles/-/174149)
タイトルはあおりです。(^_^;
漢字文化の崩壊、という観点はいいのだが、「昔もキラキラネームはあった」という例として森鴎外の子ども達の名前を出すのはあまりに不勉強。
鴎外がヨーロッパ風の当て字でネーミングしたのは、海外の人と今後も会うことや、あるいは(結果的にしなかったが)欧州の地に再びわたるかもしれないという意識、そして同時に当時の日本の対外的地位等が反映していたので、これを何の断りもなく昨今のキラキラネームと同じ俎上に挙げてしまうのは、いかにも頭が悪い。
ひょっとしたら執筆者はそんなことは百も承知だけど字数の関係で削ったとか、あるいは編集部が朱を入れた可能性もあるけど、同列に論じちゃいかんよな。
そして主眼である「漢字文化の崩壊」については示唆しただけで、あまり詳しくつっこんでくれていない。
せっかく着眼点は面白いのだから、そこをもう少しつっこんで書いてほしかった。