友達が多いタイプと、友達が少ないタイプの話になってしまったような気がするのはなぜだろう。欲するコミュニティが違うから?

304 Not Modified: あなたにとってコミュニティとは何ですか?を読んで。

自分は高校生の時、マジック・ザ・ギャザリング(以下MTG)というカードゲームにはまった。きっかけは高校のクラブの友達がやっていたから。
最初はあまりルールも分からず、カウンターとかふざけてんのかみたいな感じで楽しんでた。するとある日その友人にいわゆるデュエルスペースと呼ばれる、カードゲームを楽しむ人たちが集まる、カードや関連商品の販売と同時に、カードゲームを楽しむことが出来る場を提供しているお店に連れて行ってもらった。
そこには今までクラブ活動でやっていたMTGとはレベルの違う、デュエルをやっている人たちがいた。
そもそもその頃には、まず同じカードを4枚揃えるということ自体が高校生の自分には難しかったのに、デュエルスペースで勝負をする時は、それが前提条件だった。
そこでMTGに情報誌(その頃はゲームギャザじゃなくてRPGマガジン)があることを知り、強いデッキというのはある程度決まっていることも知った。
それからしばらくすると。町にある他のデュエルスペースに入り浸るようになり、そこでMTGをきっかけにした友人が出来、MTG以外のカードゲームにも手を出し、もちろんMTGも最初に誘ってくれた友人よりもはまっていくようになった。
その頃を振り返りながら、コミュニティとはなんだったか考えると、
もちろん『人』は大事だった。カードゲームである以上、二人以上いないと勝負することが出来ない。
そして『場』も大事だった。カードを並べる以上、テーブルとかがないと、道ばたでやるわけにもいかないし。
でも考えてみると、よく分からなくなってきた。
『人』は大事だけど、無ければ成立しない物ではない。いや、無かったら結局そのコミュニティは最後には消滅してしまうから、無いといけないんだけど、常に必要というわけではない。
別に誰もいなければカードのカタログを見ていればよかったし、情報誌を読んでてもよかった。
じゃあ『場所』はというと、これもまた無いと困るけど常に必要なものではない。最悪デュエル出来なくても、「このカードの効果はあーだこーだ」と言っていれば十分楽しめたから。
なら『共通の話題』は?
でも『人』がそこにいれば別に毎日MTGの話をしていたわけじゃない。デュエルスペースに集まったけど、そのまま一緒にゲーセンに行ったり、飯を食いに行ったりした。

てゆーかそもそも『コミュニティ』ってなんだ?書いてて段々分からなくなってきたので国語辞典を見る。

  1. 人々が共同体意識を持って共同生活を営む一定の地域,およびその人々の集団。地域社会。共同体。
  2. 転じて,インターネット上で,共通の関心をもちメッセージのやりとりを行う人々の集まり。
  3. アメリカの社会学マッキーバー(R. M. MacIver)が定式化した社会類型の一。血縁・地縁など自然的結合により共同生活を営む社会集団。
の意味 - goo国語辞書

なるほど、『共同体意識』っていうのはなんか分かる。『人(もしくは現在自分が参加していない「集団」)』に対して、『場』に対して、『話題』に対して自分が参加しているという意識はあった気がする。
じゃあコミュニティとは、『参加しているという意識』とか『共同体意識』なのだろうか。
とりあえずそういうことにする。

で、次のターム、題名のリンク先の記事に習うと、Webコミュニティとは何か。という話になるのか。
でも自分はTwitterをやったことがない。Mixiもやったことがない。ということは、実感という物が存在しない。困った。オフ会にも行ったことないしなぁ。
困ったけどしょうがないのでイメージで語る。間違ったことを言っていたならごめんなさい。

まなめさんの記事のTwitterに関する文章を読んでイメージする『Twitter』は、自分にはみんながコテハン使ってる『2ちゃんねる』と区別が付かない。あ、あと今の2ちゃんねるみたいにスレが細分化されてなくて、いろんな話題の出る雑談スレみたいな。

んん?なんか分からなくなってきた。とりあえず自分の考えるウェブコミュニティってのがぱっと浮かんだから書くと、「共通の話題を持った人間が集まってそれについて語り合う場所」の集合体。どちらかというとコミュニティは「人が集まって対話する場」 - 明日は明日の風が吹くさんの記事に似た感覚かもしれない。
まなめさんのはちょっと違う気がする。『共通の話題(テーマ)』という感覚が薄いというか。競艇に関してはこの感覚は強いだろうけど、どうもそれ以外の話は、『共通の話題』に重きは置いてないような気がする。
あ、なんかいい言葉が浮かんだ。自分とか、おそらく明日は明日の風が吹くの☆YAS!☆さんが求めているのは『気の合う(趣味の合う)人たちとのコミュニケーションの場』、まなめさんの求めてるのは『気の合わない(趣味の合わない)人ではない*1人たちとのコミュニケーションの場』(変な日本語だなぁ)なのかな。懐が深い感じ。
そんな気がした。考えてみるとサイトの雰囲気とかからもまなめさんの懐の深さとかはにじみ出てるしな。今更感。うん、この言葉が出てきて自分の中で納得したので終わり。

*1:この「ではない」は「以外の」では置換できない。なんか以外って言葉は排他的なイメージだから。ここでのニュアンスはもっと柔らかい