『親友が語る手塚治虫の少年時代』

 今月、田浦紀子・郄坂史章編著『親友が語る手塚治虫の少年時代』(和泉書院)が発売されました。
 
 手塚治虫先生の弟さん、妹さん、小中学校の同級生の方々、といった身近な人物が、手塚先生の少年時代をつぶさに語った証言録です。
 手塚先生が、学校で、家庭で、どんな少年だったか…。同じ時代をすごした方々の、飾りのない具体性に富んだ証言の数々に触れられます。小学校の教室で“手塚治虫”というペンネームが誕生した歴史的瞬間とか、自伝的短編『紙の砦』で描かれた出来事と現実に起こった出来事の比較とか、興味深い話が満載!

 
 
 編著者のお二人からサインをいただきました。ママーのイラストや、スパイダー、ヒョウタンツギの印もあります。ありがとうございます!


 『親友が語る手塚治虫の少年時代』の公式サイトはこちらです。 
 http://www.izumipb.co.jp/izumi/modules/bmc/detail.php?book_id=129330&prev=new


 手塚治虫先生の少年時代を同級生の方が語った本といえば、(『親友が語る手塚治虫の少年時代』でも紹介されているように)2003年に刊行された泉谷迪・著『手塚治虫少年の実像』(人文書院)も思い出されます。手塚少年のありのままの姿を伝えようとする証言記録であるとともに、同級生の一人による手塚治虫論でもあります。