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煩悩の反応学 RSSフィード

2013-04-27

新刊情報 『フミカ1.5』

明日、4月28日の超文フリ(ニコニコ超会議2内)で新刊を出します。
(今日の白色手帖ブース@超ボーマスG-25でも委託販売中)

f:id:magelixir:20130427112312p:image:h200

今回は音楽の"Review"というものについて少しだけ突っ込んで考えてみよう、
という内容のお話に終始してます。
自分の好きな曲をおすすめしたい、でもどうやっていいかわからない!
なんて人は読んでみるといいかも?


詳しくは以下の記事を見よ!

『フミカ』1.5、超文学フリマ@ニコニコ超会議で頒布


とてもわかりやすくまとまっているので私が改めて書くまでもないのです。
また、更に詳しく雰囲気を知りたい方はこちら。

【超会議】新刊サンプル一挙アップロード【フミカ1.5】

委託販売する同人誌はみーんな500円です。やったね、計算しやすいね!


私は今回、直接筆をとったわけではないのですが、議論や編集で参加。一応私の発言も出てきます。
フミカのコンセプトのひとつである「みんなで書く」がうまく発動した良い雑誌になったと思います。


28日は私も朝から売り子やっておりますので、よろしくお願いします。
人生初のサークル入場だとかなんとか…。

2012-12-30

2012年ふりかえり

今年の総括的自分語り

プライベートでたくさんのことがあった1年。良い意味でも悪い意味でもカオスでした。
ブログに書くネタもたくさんあったはずなのに、この通り、ほとんど放置状態でしたね。
仕方ないので、新年になる前にポジティブ面だけでも総括的に振り返っておこうと思います。

ゲーム(モバマスMinecraftCivilization V)

2012年の始まりはモバマス
一時期は課金もして何万も突っ込んだ気がするけど、今はもう良い思い出(のヮの;
思えば2012年の前半はモバゲーにかなりリソースを浪費した気がします。
今ではたまーにちょっと弄る程度で、かなり落ちついてます。

Minecraftは昨年より引き続きちまちま。
魔王エンジェルクラスタと仲良くなってマルチサーバーで遊ぶようになったり、
あるいは「りんちゃんサーバー」でのプレイをニコ生で流したり。
夏あたりにそれでニコ生デビューをしてから、ゲーム以外でも企画妄想がもやもやしてます。
来年の課題ですね。

Civ5は多くは語るまい……。
はまったことを後悔するレベルですが、これはやめられない止まらない。
この前はじめてのマルチプレイなども経験し、ますますヤバイ予感。

同人執筆活動(ボカクリ・フミカ)

ボーカロイド総合批評誌「VOCALO CRITIQUE」のVol.5にUTAUに関する記事を寄稿。
UTAU全般とUTAU無生物音源と呼ばれる音源・キャラクター群に関して、浅く言及したコラムです。
やはりまとまった文章を書くというのは難度が高く、悶絶しながらなんとか書き上げたもの。
ギリギリ読めるレベルの体裁を整えたつもりですが、怖くて未だに自分で読み返せてませんw
それでも、わりと好評をいただくことがあり、嬉しい限り。

サークル「フミカレコーズ」のメンバーとなり、音楽批評系同人誌「フミカ」を発行しました。
私が主に担当したのは「VOCALOID・UTAU楽曲のクロスレビュー」企画で、
自分なりに音楽と言葉というテーマに関して向き合えたと思います。何もかもこれからですが。
詳しくは11月のエントリで書いたのでそちらを。
 > 文フリで同人誌出します - 音楽系批評同人誌 『フミカ』

2011年の半ばから批評界隈、そしてボカロ文化に関わる人達と交流を持つようになり、
「自分も何かやってみたい、書いてみたい」という思いを抱えずっと悶々としていたわけですが
これらの活動を通じてやっと一歩踏み出せたという感じ。
あと、自分がブースの内側で売り子するなんて、昨年は想像もしなかった。

創作活動(MMD静画・MMD動画)

ボカロクリティークに寄稿を決めるちょっと前くらいからMMDを(再び)弄り始めました。
このあたりは色々考えがあって、あとで制作記を書く予定なので、詳しくはそこでまた。

自分には「制作活動が出来ない」というコンプレックスだか思い込みがあって
何をするにしても心理的な壁がありました。
何が問題っていうと、基本的に怠惰な性格で「最後まで完成させる根気が無い」んですよね。
ボカクリへの寄稿もそのせいでずっと踏ん切りが付かず、夏までずるずる引きずっていたわけで。

そんな中で出会ったのが「MMD静画」というジャンルで、
「動画は難易度高いし最後まで根気が続かないだろうけど、
 静画ならば短いスパンでモチベーションを管理出来るのではないだろうか」
という公算で手を出し始めたのでした。
MMDというプラットフォームは絵が描けない自分が妄想を形にする媒体として最適でした。
もちろんモデル操作は大変なんだけれども、徐々に脳内のイメージが具現化してくると、
興が乗ってくるというかなんというか加速度的に楽しくなってくるもので、
例えは悪いが、部屋の掃除を始めたら止まらなくなる現象と似てますね。

そうやって出来たのが「麗華さんが吟遊詩人のうたを歌っているようです」でした。

で、まぁ「もしこれが完成するようだったらボカクリの寄稿も頑張ってみよう」
と決めていたのもあって、上記で述べた悶絶執筆活動へ繋がっていったという感じ。

やはりモチベ管理の問題もあって生産力は酷く低いままですが、じんわり制作活動は続いてます。
「流石に動画は無理」と思っていたものの、9月あたりになんとかデビュー。
11月の魔王RAVEという静画動画投稿祭にも動画で参加することが出来ました。

その結果「まげP」という名義で活動することになり……
なんか大百科記事も作っていただきました。ありがとうございます。
まじ嬉しいんですけど記事がどんどん酷くなっていくっていうね! まずマゲップってなんだよw
私がどんなものを作ったかというのは是非記事をご参照くださいw

まとめ

バリバリ出来る人と比べるとちょっとしたことしかやってないのかもしれませんが、
個人的には非常に大きな一歩が踏み出せた一年でした。というか2012年後半が怒濤でした。
これも全て周囲の人に刺激を受け続けた結果であり、人に恵まれてる感が半端ない

ただまあ結局怠惰な性格がたたって、2013年に持ち越された課題が多い多い。
ぼちぼちやっていこう。

2012-11-14

文フリで同人誌出します - 音楽系批評同人誌 『フミカ』

およそ半年ぶりのエントリで突然ですが、宣伝告知でございます。

来る2012年11月18日(日)、文学フリマというイベントで『フミカ』という名の音楽批評系同人誌を出します。

こんな感じ。なお、表紙は死霊のすがわらさんに描いていただきました。

フミカ表紙 on Twitpic
音楽系批評同人誌 フミカ

VOCALOID UTAU】楽曲クロスレビュー
シノハラユウキ、ja_bra_af_cu、
かじもとさん、まげ=えりくさ、やおき

文学フリマ 音楽系】同人誌クロスレビュー
ja_bra_af_cu、やおき

【ワークブック】Drum 'n' Words
Drum 'n' Words(やおき、ucceli)

.

今回、サークル「フミカレコーズ」のメンバーとして楽曲クロスレビューの執筆、諸々の編集の手伝いをさせていただきました。

文フリの概要は以下の通りです。フミカレコーズは、カ−07

第15回文学フリマ
開催日 2012年11月18日(日)
開催時間 11:00〜17:00
会場 東京流通センター 第二展示場(E・Fホール)
アクセス 東京モノレール「流通センター駅」徒歩1分
一般の方は入場無料です!


サークルや雑誌についてもっと詳しい情報は以下にまとまってます。

特に4つ目のTogetterでは楽曲クロスレビューの対象となったボカロ&UTAU曲10曲をリンク・紹介文付きで取り上げているので、興味を持った方は是非とも聴いてみてください。購入される方は、聴いてからレビューを読んでみるのもよし、レビューを読んでから聴いてみるのもよし。5人のレビュアーが同一楽曲についてレビューする企画であり、各人の音楽の聴き方・語り方の違いを楽しめる内容となっています。

編集に関しても、レビュアー同士クロスチェックして意見を出し合う形式をとり、レイアウトも少々工夫が入ってます。クロスチェックでは、専門用語や頻出キーワード、あるいはレビューのための語(楽曲構造を記述する語)などなど、我々が「音楽を語る」うえでどんな属性の言葉を必要としているのかを見つめ直す良い機会となりました。


さて他の企画の紹介はとりあえず上で紹介したリンクに任せるとしまして(手抜き)、ちょっとぶっちゃける系執筆後記。

レビュー対象曲は5人が2曲ずつ「(執筆の8月時点で)ここ1年以内で、出来れば最近のもの」という感じの条件で選抜しました。レビューの内容も面白いのですが、各レビュアーがどういう意図でその曲を選んだのかというのも、批評的(?)に興味深いのではないでしょうか。本誌は音楽批評というよりも「音楽批評をするための下準備をしている雑誌(by sakstyle)」という性格になっているのですが、そのためにやりやすい曲は何かとか、他のレビュアーの曲とのバランスとか、各人多かれ少なかれ考えていたと思います。私も「好きな曲」を第一条件として選んではいるものの、候補を絞る過程で色んな思惑が頭をよぎりました。「UTAUは少なくなりそうだから自分は絶対1曲入れる」とか「自分でもレビューしづらいけど、敢えて奴らの捻りだすレビューを見てみたい」とか(笑)。

結果として、なかなかバリエーション豊富な10曲になったと思います。逆に「鏡音リンレンの曲が1曲も無い!」という、レビュアー面子的には意外な現象も起きてしまいましたが。

レビューの書き口はなるべく自分に対してナチュラルになるよう心がけました。一応の理想を言うと、「音を聴いた時に想起するイメージを如何に記述するか」という一大テーマに対し、過度に詩的にならず、過度に技術用語を使わず、しかし簡潔に、というのを目標にしました。というかいつも目標にしていました。今回は今までより大分マシに出来たと思いますが、果たして。


まぁ私の課題はともかく、今回の「フミカ」は非常に良い仕上がりになっていると思います。文フリご来場予定の方は、是非是非お手にとってみてください。

2012-05-01

FolkMetalM@ster動画紹介(2)

FolkMetalM@ster動画紹介(1)の続きです。

前回のエントリを読んでくれた方が思いの外多かった。ありがとうございます。辺境とはいえ、見てる人は見てるということかしら。

それでは宿題にしていた残り5動画の紹介を書いていこう。前回も書いたように、紹介動画は公開マイリストにまとめてあり、忘れない限り今後も追加していく予定。

FolkMetalM@ster - magelixirのマイリスト http://www.nicovideo.jp/mylist/31779936


Inis Mona 【ケルトm@ster】





戦前Pによる作品。
ケルトm@sterという企画向けに投稿されたようだけど、どういう企画だったのかちょっとわからなかった(多分名前の通りだけど)。

曲はEluveitieのInis Mona。この曲が収録された2ndアルバム「Slania」は名盤として名高い。Eluveitieはスイスのフォークメタルバンドで、バグパイプやフィドルの他にハーディ・ガーディを使うことで有名。昔、初めて彼らのPVを見たときはハーディ・ガーディを知らず、グルグル回しているものがまさか楽器だとは思わなかった。

ちなみにこの曲の元ネタ・原曲は「Tri Martolod」というブルトン語の曲。検索するとAlan Stivellの動画が多数ヒットする。とても良い曲でケルティックミュージックが好きな人には特におすすめ。なお、戦前PはNolwenn LeroyのアレンジによるTri Martolodを使った動画も上げている。すごいわw

さてこの動画、他のMMD動画を素材として非常に上手くアレンジして作られている。特に、ホメ春香さんの部分なんて元動画ではほとんどギャグなのに、えらく格好良くなってしまっている。白黒でノイズっておいしい表現だなー。


【洋楽m@ster2012用だった物】Der Ewige Sieg 【響・千早・真】





クロヒゲPによる作品。
洋楽m@sterでこの曲って、守備範囲広いな…

Equilibriumの3rdアルバム(前回紹介したアコースティック盤が付属してる本体)に収録されている曲。ひたすら山登りをするPVが有名w Equilibriumはこれまで3枚とも作風が安定しており(新しい方がよりクサく、よりエキゾチックになっているが)、こういう系統が気に入った人ならどのアルバムもおすすめだ。

動画のほうは…カッコイイ!そうだよセピアサングラスはこうやって使うのがいいんだよ。センターの響が何よりキレがよくてかっこいいし、真も千早も良い味を出している。一見スタイリッシュな曲が合いそうな衣装だけど力強い曲とも相性がいいんだなぁ。画面の切り方やカラー表現の切り替えでうまく疾走感を出している。


アイドルマスター Wolfchant - A Pagan Storm





めもらんだむPによる作品。

ドイツのペイガンメタルバンドであるWolfchantの2ndアルバム「A Pagan Storm」収録。…この動画が投稿された時は心底びっくりした。それまでフォークメタルなアイマス動画といっても、比較的有名なバンドだった*1ところでいきなりWolfchantである(そういう意味では前回紹介したSkycladも相当だけど)。

Wolfchantのメロディのクサさはペイガン・ブラックというより、ヴァイキング的な勇ましさ猛々しさが強い。この曲が収録された2ndあたりまではそれほどでもないのだが、最近の3rdと4thあたりになるとかなりクサくて聞きやすいんじゃないかと思う。男らしさ溢れる肉が食いたくなる系バンド。

動画についてはあまり特筆すべき点はないかも。反転使って亜美真美にしてるけど、なんでこの選曲で亜美真美なんだろうという意外性はあるw


アイドルマスター Butterfly Temple - Время Мары





めもらんだむPによる作品。

だwかwらw、何故そこでいきなりButterfly Templeなのwwと思わず突っ込んでしまった。いやWolfchantもButterfly Templeも辺境メタル界隈では名の知れたバンドだとは思うけど*2。めもらんだむPの投稿リストを見ると比較的マイナーなバンドを取り上げてPVにしてるようで、こういう姿勢は大好きだ。

さてButterfly Templeはロシアのペイガンメタルバンド。この曲は5thアルバム「Время Мары」のアルバム曲。ブレーミャ・マリと発音すればいいかな? Butterfly Templeのサウンドはフォーキッシュさ(いわゆるロシアンメタル臭)を少しただよわせたペイガン・ブラックという感じ。妖しげな感じが特徴で、シンセの使い方やギターリフの作りは個人的にはTherionを思い出す。割と昔から活動しておりこの前7thフルレングスが出たし、今年もシングルが出てるようだ(シングルは未チェック)。

先ほどから解説がマニアックになってきて申し訳ないが、選曲がそういうレベルなので…。

動画の方は面白いw 実写ライブ映像の上で可愛らしい春香さんが妖精のように踊り狂うところから始まる。テンポの緩やかなところは割と雰囲気を出しているくせに、疾走する部分で突然踊りが高速になるところで笑ってしまう。これは新しい洗脳の形式なのではないか。レビューを書く関係で繰り返しみてるうちにハマってきたぞ…。

番外編

アイドルマスター 辻斬り小唄無宿編




シュルツPによる作品。

曲は日本のハードロックバンドである人間椅子の「辻斬り小唄無宿編」。7th?アルバムの「無限の住人」収録。

番外編というのは勿論、人間椅子はフォークメタルではないから。ただ世界のフォークメタルを色々と聴いてると「人間椅子ってフォークメタル的要素たっぷり持ってるよね?」と主張したくなってくるのです。色んな土地のフォークメタルがある中で、じゃあ日本のフォークメタルってなんだろうと考えた時、人間椅子は最有力じゃないかなと(まぁ日本っていうか津軽?だけど)。まぁ一応日本にもBELLFASTっていうフォークメタルバンドはあるんだけど、そちらはジャーマン系のヴァイキングメタルなので。

ちなみに人間椅子×アイマスの動画は他にもある(ほとんどシュルツPだけど)けど、一番フォーキッシュなのは辻斬り小唄無宿編かなと思ったので、これのみ選出。





以上、現時点で確認できるフォークメタル×アイマスな動画をほぼ全て紹介してみた。

ニコマスレビューとしては他に無いくらい濃い内容になってしまったなぁと思うけど、こんなマニアックな楽曲も採用する人がいるっていうニコマス界の奥深さがヤバイ。

フォークメタルという音楽はまだまだ認知度は低いし、ましてやアイドル(アイマス)との組みあわせなんてほとんどの人が発想にないだろう。けれどフォークメタルに取り入れられている民族音楽要素の多くは元々はアイドルと相性が良いものだと思う。今回紹介した楽曲はどれも男性ヴォーカルの曲だったけど、女性ヴォーカルのフォークメタルもあるわけだし、俺たちの冒険はこれからだ!

*1:国内盤のCDが発売されたことがある、ニコニコで比較的知られている、など

*2:辺境メタル界隈とは今適当に考えた表現

2012-04-29

FolkMetalM@ster動画紹介(1)

BABYMETALのようなメタルアイドルユニットが現れたり、ももいろクローバーZの新譜「猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」」がやたらメタリックだったりと、三次元アイドルとラウドミュージックの親和性が見い出されつつある昨今。一方、二次元アイドルの世界では、割と古くからニコニコ動画においてメタル楽曲とコラボしたアイドルマスター動画が投稿されてきた。「metalm@ster」なんて呼ばれる。

metalm@ster - ニコ百 http://dic.nicovideo.jp/id/4423888


metalm@sterタグつきの動画は最近だとひと月あたり5〜6動画程度。ニコマスの中ではかなり細々とした界隈だけども、今回はその中でも更にマイナーな「フォークメタルを使ったアイマス動画」を紹介しようと思う。

フォークメタルっていうのは、民族音楽性を取り入れたヘヴィメタルのこと。北欧ヴァイキング文化をコンセプトにしたヴァイキングメタルや、ペイガニズムをコンセプトにしたペイガンメタルなんてのもフォークメタルで一括りにすることが多い。サブジャンルについては色々と議論があるが、ここでは属性やタグのような気軽なもんだと考えておこう。
フォークメタルバンドというと、例えばニコニコではKorpiklaaniが(奇抜なPVやら変な邦題で)有名だ。コルピっていうと知ってる人は多いんじゃないかな。

さてフォークメタルを使ったmetalm@sterなのでFolkMetalM@sterなんてタイトルを付けてみたが、動画ジャンルとしてはマイナーもマイナー、ドマイナーである。なんせ紹介出来る動画が現時点で8つしかない。考えてみれば「勇猛な漢たちの戦いを歌いあげるヴァイキングメタル」みたいのがアイドル親和性が高いとはまぁ思えない。そもそもフォークメタルにもアイマスにも関心がある人なんてどれだけいるのか。ニッチにもほどがある。

しかし「民族音楽」×「アイドル」という視点で見ればわりと需要があるのではなかろうか。基本的に完全に誰得(いや俺得なんだけど)ジャンルだけれども、民族音楽アイマスに興味を持っている人がフォークメタルに触れる機会としてはアリではないだろうか。いや、つまり、友達増やしたい。


そういうわけで今回はまず3動画ほど紹介しよう。ちなみに紹介する動画はすべてマイリストで公開しておいたので、紹介文なんてどうでもいいから動画を見せろという人はそちらからどうぞ。なお、なんだか漏れがあるような気がするので、これも入れて良いはずだというツッコミは大歓迎。

FolkMetalM@ster - magelixirのマイリスト http://www.nicovideo.jp/mylist/31779936

人間椅子が入っている理由については次回)

【NFJ3CM単品】 VODKA 【KORPIKLAANI



94Pによる作品。
ニコマスフォークジャンボリーという「フォーク」をテーマにしたニコマス企画があるのだけど、第3回はなんと「フォークメタル」もありだった。それのCMの中で使われた動画。ちなみに同企画にフォークメタルで参戦したのは私が知る限りもう1動画しかないw

使用曲は先ほども触れたKorpiklaaniの6thアルバムに収録されたVodka。「ウォッカはなんて素晴らしい飲み物なんだ!」とひたすら歌っている歌。酔いどれ系メタルとしては非常にわかりやすく陽気で楽しげなので、他にもMADや弾いてみた歌ってみたが多い人気曲だ。Korpiklaaniというとどうしてもネタ扱いされがちだが、やっていることはガチである。むかーしはマイナー言語であるサーミ語を使用したりしてたし、Voのヨンネは伝統的発声法であるヨイクの使い手だったりする。(なおサーミ語やヨイクに興味がある人はFintrollというバンドのJaktens Tidというアルバムを聴いてみると良い)

さて、動画面。といっても毛皮系衣装でコルピ感を出していること、スクリーンが汚れた感じのエフェクトがついてるくらいであとは普通のPV風動画だ。個人的にはりっちゃんとフォークメタルという組みあわせは予想外だったので、いきなりキリっとしたりっちゃんから始まるのはインパクトが大きかった。いやぁアリだね。

Heimwärts(acoustic) 【ボサカサ民族音楽祭り】



戦前Pによる作品。
戦前Pはかなりの頻度で多数のPV風動画を投稿してるが、民族音楽を採用することが多く、民族音楽×アイマスという話をするならばはずせない存在。

これはボサカサ民族音楽祭りという、ボサノバカサノバ民族音楽(アレンジあり)を使ったニコマス企画の参戦作品なようだが、使用曲はドイツヴァイキングメタルバンドであるEquilibriumの3rdアルバムについてきたアコースティックアレンジミニアルバムに収録されている曲。原曲は2ndアルバムに収録(原曲:http://www.youtube.com/watch?v=mipMJs6S4-A)。歌詞はドイツ語なのでよくわかってないがインストアレンジだからよいだろう(何

Equilibriumの曲はシンフォニックでキャッチーでクッサクサ…と日本人受けする要素盛りだくさんで、その他逸話も併せ、ヴァイキングデスメタルというジャンルとしては異例というほど売れまくっている(特に2ndアルバム)。普段はヴァイキングメタルを聴かない人達もEquilibriumなら知っているという人は多いかもしれない。実際聴きやすい部類なので、ヴァイキングメタル入門編としておすすめ。

さてさて動画のほうは響が実にダンサブル(笑)。まぁ曲に合っているかというと微妙なところだけど、初めて見たときは響とドイツ親和性について30分くらい色々考えこんだ。まぁEquilibriumで響を起用した動画はもう1つあるので、詳しくはその時に(次回予定)。

スカイクラッドの踊り子【第3回ニコマスフォークジャンボリー



UKCPによる作品。
先ほど触れた第3回ニコマスフォークジャンボリーにおいて唯一といっていい、フォークメタルでの参戦作品。

まず選曲が素晴らしい。曲はSkycladの2ndアルバムに収録されたSpinning Jennyという曲。Skycladはイギリスのかなり古参のフォークメタルバンド(というかこのジャンルの源流といってよい)で、この曲が収録されたアルバム「A Burnt Offering For The Bone Idol」はなんと1992年発売である。1992年というとこのフォークメタル的にはものすごく古い。というかメタルの歴史をふりかえっても、例えばMetallicaのブラックアルバムが発売されたのが1991年、とかそのくらいの時期だ。

一聴していただければわかるが、メタルバンドにリード・フィドルを取り入れた編成で、こんな早い時期からかなりガチなフォークメタルをやっている。フィドルやギターのリフの作り込みも素晴らしいし、音質的にも2012年現在の水準で聴いてすごくクオリティが高い。実はこの動画を知るまでそんなに真面目にSkycladを追ってなかったのだけど一気にはまってしまった。

さてさて動画。まず色使いとエフェクトにびっくりするが、やよいおりでスローテンポ曲…と、なんか一見相性が悪いような組みあわせなのに醸し出される謎の貫禄。個人的にはこのエフェクトの使い方とPV構成はかなり気に入っている。





以上、まずは3動画のご紹介。
アイマス動画の紹介っていうよりも使われている曲の紹介がメインになってしまったけど、動画についてはあまり詳しいことが言えないのでどうしても偏ってしまう。まぁこれだけニッチなところだと、曲との組みあわせそれ自体が目を引く材料になってしまうので仕方ないのかもしれない。

残りについては様子をみつつ後日パート2で紹介する予定。
これを機にフォークメタル、あるいはメタル、あるいは民族音楽、…あるいはアイマスに興味を持ってくれる人が一人でもいたら嬉しい。