7月18日全日両国興行レポ

前半

○ 土方 隆司 フィッシャーマンバスター→片エビ固め 石狩 太一 ×
WJにも上がったことのある土方と全日の若手、石狩の一戦
石狩はまだレスラーとしての色が見えてきていないので今後に期待 ジャーマン綺麗
この時点で7割の入りかな?最終的には8〜8.5割だったと思います

× 平井 伸和 侍ドライバー’84→片エビ固め 越中 詩郎 ○
第二試合からいきなり御本尊登場!一気にヒートアップする場内
しかし平井はアレだ (一時の)WJ好みしそうなハンパレスラーだ
そこそこキャリアもあるのに何がやりたいのかハッキリしない 説得力がない
そこいくと、越中さんはキャリア相応、それ以上に魅せるよなあ サムドラも見れて良かった
このあたりから、今回はWJ興行の色が強いんじゃまいか、という意見が出始める

  • 第3試合 6人タッグマッチ

  アニマル・ウォリアー                 TAKAみちのく
× グラン浜田     シザースキック→片エビ固め ジャマール
  ロバート・ギブソン                  ブキャナン ○
長州の「来たか」発言とWJ参戦で一躍再注目されるようになったロードウォーリアーズ
その片割れアニマルと、WJ3.5後楽園興行に参戦したグラン浜田とTAKAが出ている
もうこの会場はWJとしか言えない しかしロバートギブソンって誰じゃもん
アニマルの身体がなんか厚くなっていて、動きもそこそこよかった気がする なんでだろう?

× 本間 朋晃 ハワイアンスマッシャー→片エビ固め 太陽 ケア ○
思い出すと一番印象が薄い試合 ケアの入場曲は結構好きです
本間のイス見たいなあと思ったけど、両国のイスは使えないので無理でした
途中からセコンドについたTAKAが頑張っていた この人K-DOJOやってなきゃもっと支持するんだけどな

  • 第5試合 タッグマッチ

○ 天龍 源一郎 53歳→体固め 嵐
  渕 正信              荒谷 望誉×
そして今度はWAR興行になるわけです 渕がゲストという感じ
試合前映像の嵐がえらく前に出ていて、その割にやる前から「はたらけ〜」と野次られ
試合が終わってみると本気で全然働いてませんでした ある意味すごかった
あと荒谷がすごく日焼けしていて、「おやあなたもサイパンですか」と思いました
天龍のゴツゴツっぷりは、抑えられていても惹かれるものがあるなあ


休憩明けその1

○ [王者]カズ・ハヤシ 雪崩式WA4→片エビ固め [挑戦者] 竹村 豪氏 ×
ある意味一番だめだった試合 というか竹村がだめなんでした 技が荒い感じ
カズもはじめて見たけど、あの体格で必殺技がファイナルカットはどうなんだ、と思った
もうちょっと手の合う選手との試合が見てみたいなあ 竹村は無我に戻ってやり直せコラ
見所だったのは悪セコンドの山田さん+邪道外道 山田さんの悪な動きが琴線に触れまくり
というか山田さんって悪でもいつでも山田さんだからいいよね 安心感があるよ
京平に控え室に押し戻されてしまって寂しかったな NOSAWAとかが後で来たけど、凶器のスケボーは痛みが伝わらないでした

○ 武藤 敬司 シャイニング・ウィザード→体固め 西村 修 ×
西村の煽り画像の話が異様に長かった すごいキャラの立ちっぷりだなあ
試合中に二階席を縦横無尽に子供のようなものが走り回って「武藤さん頑張れ〜!」と叫びまくり
子供に人気ギミックで今後売り出すのかな、とか思ってしうまいました
途中の足四の字で二人で瞑想とか、ためてためてためてヘッドシザース倒立とか、面白かったんですが
最後にタイガー服部、いやマグマ服部の超絶マグマなレフェリングが炸裂!!
いい試合だったのにひどく微妙な3カウントで終わってしまいました ほんと脱力
WJの凋落、すべてはタイガー服部が悪かったのではないか、と勘ぐりオンしてしまいました

× 小島 聡 タイガードライバー’91→片エビ固め 三沢 光晴 ○
試合前の煽り映像から、三沢が全日に上がるんだ!という緊張感というか感慨が高まる 会場にも熱気
そして三沢入場! ついに青いリングに戻ってきました!!うおーー!!!!
スパルタンXで、会場は大大ミサワコール これはさすがにしなかったけど、でもすごいよなぁ
試合開始直前に三沢は和田京平と握手!これだけで場内はうおーっとどよめくわけですよ!!
試合の内容はというと、もう90年代にタイムスリップしたような感覚を三沢が与えてくれまして
というか、今の緑蛙エロ社長とは動きが全然違うんですよ 在りし日の、あのゾンビ三沢が復活です!!
ロープに飛んでくるりんとやってエプロンに着地、そこから飛ぶというお得意のムーブを失敗したんですが
なんというか、それが逆に、今の三沢が「あのころの三沢」を演じようと懸命なんだ、と思って感動でした
試合は完全に四天王プロレススタイルで進みました
後ろのディスプレイを見ると、ああ日曜の深夜に見た、わが青春の全日本プロレス中継がそこに!!
三沢のえぐいえぐい攻めを全部受けきった小島はもう素直にえらい ちょっと一皮向けるんじゃないでしょうか
先週のノアでもそう思いましたが、やっぱり自分のプロレスのルーツは四天王プロレスなんだな、と
もうこれは変えようがないんですよね 猪木信者が一生猪木信者続けたりするのがわかります
あれだけ四天王時代に三沢が嫌いだった自分が、最後には大声で三沢コールしてましたもん
試合終了後に小島と握手、京平と握手、よかったなぁ いやぁ堪能しました

○ 川田 利明 顔面へのローキック→片エビ固め 大森 隆男 ×
煽り画像で大森が「(アックスボンバーを)何発も出さない。一発で決める!」と。イヤーな予感…。
まぁですね、まったりした立ち上がりで、なんというか最高まで達した場内の空気がさめていきまして
いつのまにか川田が膝イタイイタイ それに対して大森は執拗に膝攻め!いいですよ
といっても、あの膝やばいんじゃないか?あそこ狙えば大森勝てるんじゃないか?とか
そういう気持ちにさせないところがある意味大森のすごいところだと言えます 勝敗に緊張感ないんだよな
技もいつもの感じ アックスボンバー連発を封印していると余計バリエーションが…
エプロンで、断崖ギロチン出るのか出ないのか、みたいな攻防もあったんですけど、グダグダっと過ぎる
こう書くと最悪の試合みたいですけど、決してそうじゃないんですよ 大森の普通の試合なんです
ただ、三冠戦という感じが全然しなかったのは困りました ゼロワンの休憩明けの試合みたい
ノアのメインで小川力皇のGHC戦見せられたときみたいなこの試合やめちゃえよ感でした
フィニッシュも自分としては不満 藤田やら柴田と同じ技で勝ってどうするんだ川田、という感じ
まぁ、でも、こんなもんでしょうね 大森はなかなかはじけませんね

  • 総括

全体的に、10年前の臭いがぷんぷん漂う90年代な興行でした そこにWJスメルがプラスでしたね
WJ+WARなWJR(世界日本ロマンス)って感じの前半戦と、ある意味90年代の新日と全日のエキスを濃縮した後半戦
そこに、なんか微妙な味わいの三冠戦がおまけにくっついてきた、という感じでしょうか
興行全体としてはよかったと思います 国技館自体見やすいし、4000円でアレなら満足ですね
でも、アレだけのカードを切っても、両国に少し空きが出来てしまうというのは、厳しいかなあ
あと、なんというか、今の全日って「場」なんですね 団体というよりは だからいろんな団体の選手が出られる
本当は、その「場」の役割って、ゼロワンが担ってた感じだったんだけどなあ…
なかなか、難しいもんですね

長文に混じって

8月22日にディファで興行を行うWAPですが、経営母体は飲み屋さんグループのようですね
代表の方がプロレス好きなんでしょうか?剛竜馬はかなりこの団体に救われてますよね
http://www.wrestle-aid.com/charity/sponsors.html
http://www.wrestle-aid.com/popupwin_1.html
http://www.interquest.co.jp/
http://www.interquest.co.jp/companyinfo/about.html
個人的には、いろんな業種からどんどん参入してほしいと思います てか誰かWJを助けて!!

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