大切なものは目に見えない - mahataの日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2008-07-12

『理工文化のすすめ』


早稲田大学理工学部が編者となり、早稲田大学での「理工文化論」の講義を基にして書かれた本。講師10人による講義と、田原総一郎と尾島俊雄の対談が収録されています。


講師によって当たり外れがあるけれど、個人的にはピーターフランクルの話に惹かれました。ピーターフランクルの「生活の中の数学・英語の数学的勉強法」というタイトルの講義には、次のような一文があります。


...(前略)...

あの頃いちばん恐ろしい性病梅毒だった。梅毒の検査には血液、血清液が必要。(略)血清液。当時とても少なく、かなり高かった。一回の検査に一ドルくらいかかった。これは当時一ドルでコーラが20本買えたといいます。だからかなり大きな金額です。一回の検査に一ドルかかって、検査を受ける人が300万人います。では検査全体ではどのくらいかかるでしょうか。

...(後略)...


300万人に総当りで検査をするのは非効率的です。では、どうすればよいのでしょうか。後略の部分では、効率のよい検査を実施するための方法について述べられています (詳細は略しますが、梅毒感染者の割合が著しく低いと期待される場合、検査対象者をグルーピングすることで、低コストで検査を実施できるという旨の記述があります)。


プログラマとしても、このような発想は役に立ちます。「実行結果が同じになる場合、それは低コストで行われるべきである」というのは、現実世界でもプログラミングの世界でも変わりません。


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本書の講師陣のバックグラウンドは多様で、読みながら思考の幅を広げることができたように思います。...でも、やっぱり、講師の当たり外れはあるかなあ(繰り返し)。

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