なんか、からんだみたいになっちゃってごめんなさい。>maruyamanaさん。
実のところ、最初にこの話題を書いたときには「あの人が書いたあの本があるじゃないか、読んでから顔を洗って出直してこい!」みたいな反応がどこからかあることを期待してたんだー。そしたら読んでみようと思って。けど、代わりに真正面からのお答えが返ってきてしまったのでちょっと居心地が悪い(笑)、ではなくて、ありがとうございます。期待しています。
付け加えると、個人的には分類学に負のイメージはなく、すごく面白い学問だと思う。「ザ・」は「意見」に掛かっています。「普及=本来は不要なもの(そんなことに関わっていると大事な仕事が進まないんだよ)」というのが、ザ・「分類学者の意見」のイメージ。

こないだ、ヒヨドリバナの学名について(Ylistの学名が図鑑と違うのはなぜかということを)質問されて、Flora of Japanをめくってみて、そうだ2倍体と倍数体とを分けて名前を付け直されたのだった。と思い出したのです。もちろん記憶があるのは「花の性」(矢原徹一著・東京大学出版会)で読んだからで、10年以上前のこと。あのヒヨドリバナの分類をめぐるエピソードは、当時の私にもすごく面白かった、と思ってさっき家の本棚を探したけど、見当たらない。誰かに借りたんだったかなあ。
関係ないけど、当時、サークルのボックス(部室のこと)で「花の性」を読んでいたら、背表紙を見た先輩に「面白そうな本だね」ってからかわれたのを思い出します。考えてみると、意外ときわどいタイトルにも読めますよね。狙って付けたのかしら。