みんなジャーナリスト。
今、School of Lock聞いてるけど、「みんなの本当の気持ちが知りたい」って言ってる。
いろんな生徒たちのホントの気持ちが流れて来てます。
さっき、「ミツバチの羽音と地球の回転」という映画を渋谷で見て来た。
どちらかというと映画よりも監督とゲストのトークを聞きたくて。
が、映画も面白かった!
祝島の暮らしと原発問題を基点に話は進んで行き、スウェーデンの電力事情(電力を、国民の意思で買える選択肢があるそう。原子力ではなく、風力発電を選ぶこともできる。)だったり、脱原発をどうやってして行ったかなど、具体的に知れて良かった。
祝島の休耕田を、豚に開墾させているのが、目から鱗だった。
確かに、これを人間がやろうとしたら、相当、気が滅入る作業だけど、豚はえさを探すうちに知らない間に土を起こしてくれている。
スウェーデンの牧場も「アハ」なアイデアで、ハッピーな運営をしてた。
そういう発想の転換がね、やっぱり必要ですよね。どこでも。
お金なくても時間なくても、頭をひねりにひねれば、何か出てくるかもしれないから、知ることは大事だと思った。
中国電力の人も、心の底から、あの場所に原発を建てたいと思ってる人ばかりじゃないだろうけど、会社に入ったら、会社が絶対だから、それをしないと、仕事なくなるから、ある意味、反対運動をしている漁師さんたちと、心境的には似ていると思う。
それを、祝島の漁師さんが自らそう言っていたのが印象的だった。
そしてそして、監督とゲストのトーク。
坂口恭平さん。
とあるインタビューをネット上で読んでから、すごく気になって、一気に本も読んでしまって、ツイッターでもフォローしてるけど、面白すぎるこの人。
ホームレスの生活を調査して、彼らが、お金も家もなくても(本当はお金も家もあるのですが)すごく豊かに生きていることを本に書いてくれています。
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本当に生きて行けるかも、と思ってしまった。
一般的に、その生活には「堕ちる」感覚があると思うので、みんなができるかはわからないけれど。
これができたら、本当にエコ。
で、今日のトークでの坂口さんの「みんなジャーナリスト」発言が私的にはツボでした。
みんなジャーナリストみたいなもんでしょ、て。
いろんなことを見て聞いて、自分で判断して決めて行くことを、求められている時代。
今までの教育は、上に決めてもらって、それに従うのが良しとされていたけれどね。
みんなの本当の気持ちを知ることが大事な気がするなー。ほんっとに。
今、熊本にゼロセンターというものを設立して、日本中から、避難者を受け入れる活動をしているそうで、ここも気になってます。
映画館の外で、坂口さんとちょっとお話できたので、ゼロセンターのことを聞いたら、熊本城の近くで、歩いてすぐのところに、吉祥寺みたいな場所があって、すごく良いところだそうです。
避難して来た人たちの90%くらいは、移住を決めてるらしいです。
今、日本中が疲れてるから、何日かでもいいから、一年でもいいから、休んでみたらいいんじゃないかと。
おっしゃってました。
「みんなの話聞きたい。おもしろいじゃん」って。
そのためにゼロセンターを開設したそうです。
私も、みんなの話聞きたいなー。
テレビとか新聞とかじゃなくて、普通の人が、どう思ってるのかが知りたい。
私もジャーナリスト宣言します。
あ、ジャーナリスト的に言いますと、このインタビューも面白いです。
ツイッターで坂口さんのことをつぶやいたら、そのインタビューをしたライターさんからリプライがあって(!)、教えてもらったんだけど、これも目から鱗だった!!
読んでほしいからここでは説明しないけど、読んでみたらいいと思うな、と匂わせておく。