本田宗一郎
本田宗一郎さんは、社員たちから、
親しみをこめて「オヤジ」と呼ばれていたそうである。
本田さんは大企業の経営者だったが、
豪華な社長室に閉じこもって、
書類にハンコを押しているだけの人ではなかった。
工場の現場にでて、社員といっしょになって、
自分から油まみれになって働く人であった。
そして、若いころには、社員たちに容赦なく、拳骨で殴ることもあったという。
また、もう一方では、社員たちに、
「自分がいいと思うことをどんどんやってくれ。
会社のためや、社長のために働くのだといわずに、自分のためだと思ってやってくれ。」
といったそうである。
本田さんは、また、自分がわからないことを、
「教えてくれよ」と気軽に社員に聞ける人だったという。
知らないことを、「そんなことは知っているよ」と見栄をはる人ではなかったという。
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