40歳アリリタ(早期退職)達成者のブログ

メインは書評(自分語り)。色々と経験する中で自分の生き方が固まり、2014/11/02の記事を集大成に方針確定。2020年3月末、40歳にてアリリタ達成!

図説オタクのリアル−統計からみる毒男の人生設計

図説オタクのリアル―統計からみる毒男の人生設計

図説オタクのリアル―統計からみる毒男の人生設計

30代前半毒男の60.5%は生涯独身 ⇒ 2025年の生涯未婚率は男性28.5%。これは、2005年の30〜34歳毒男47.1%が、20年後に28.5%までしか減少しないという意味ですから、30代前半毒男の60.5%が生涯独身となる未来を示しています。


子ども1人を育てるのにかかる金額は平均2360万円。この数字を単純に大学卒業までの22年で割ると、毎月9万円の養育費がかかることになります。幼稚園から大学まですべて公立を選び、自宅から通学する最安の大卒コースでも平均1872万円はかかりますが、子どもに期待する最終学歴が高いほど、塾などの習い事にかける月額費用も高い傾向にあるため、お金をかけずに公立大学というのは難しそうですね。


総務省によると、独身者の月々の平均支出額は15万5952円。(食費36351円、住居17553円、光熱・水道9509円、家具・家事用品5466円、被服・履物6015円、保健医療6223円、交通通信22444円、教育44、教養娯楽18227円、その他34119円)


ラノベで「ヒット作家」とされるのは1冊3万部程度、つまり1冊の印税が150万円クラスだそうです。漫画家と違ってアシスタント代などの大きな経費がかからないとはいえ、仕事を辞めて専業するには厳しそうですね。実際、ラノベ作家は、会社員が副業としてやっているケースが多いようです。


健康保険による医療費負担は、「自己の故意の犯罪行為(自殺を含む)」に対しては行われないため、自殺未遂で病院に担ぎ込まれると、治療費が全額自己負担になります。心肺停止で人工呼吸器をつけられた場合などは、半月で500万円もの治療費が請求されることもあるため、自殺をするのであれば「仕掛けて仕損じなし」の心構えが必要です。(ただし、うつ病など精神疾患の結果としての自殺と認められれば、保険適用になる。)


感想
オタク分析の第二弾。統計から色々と面白い事実を引き出している。統計だからといって全てが信用に足るわけではなく、どこが調査したのか、対象の選定基準、調査数によって変わってくる。出てきたデータも、恣意的に操作することは可能だし。だからまあ、話半分というところはあるんだけど、ネタとしては面白かった。
「30代前半独身男性の60.5%は生涯独身」ってのはちょっと衝撃だな。晩婚化も進んでいるし、まだまだって思ってたんだけど。ある程度のところは既に決まっていたんだな。まあ、だからといって別に焦るわけでもないんだけど。
子どもの養育費について。子どもを育てるのは大変だなあ。お金の面だけ見ても、一人当たり月9万円って。他の活動にはほとんど回せないよ。まさに、人生をかけた一大事業。気軽に決心できることではない。うちの両親は色々と子供達に注ぎ込んでくれたんだなあ。感謝してもしきれない。少しでも返していかないと。
独身者の月々の平均支出額について。僕の去年一年間の支出が200万円ちょっとなんで、大体同じだな。住居費がかけ離れている分を、その他でカバーしている感じ。一人暮らしをしている人だけで見れば、節約できているほうだろう。
ラノベについて。あんまり詳しくこの世界の状況については知らないんだけど、最近乱発されすぎじゃないか?出版環境が整い、副業としてやれるようなお手軽なものになるから、数が増えるんだよ。アニメでも、ラノベ発のものが増えてるし。もちろん、面白いならばそれでいいんだけど、こう数が多いと小粒ばかりなんじゃないかと邪推してしまう。まあ、人々の嗜好が細分化し、求めるジャンルが多様化してしまったことも原因なんだろうけど。チェック量が多いと手が出し辛くなる。
自殺未遂による治療負担は全額自己負担ってのは初めて知った。覚えておこう。いや、自殺なんてするつもりないけどさ。


気になったのはオタクとあんまり関わりない部分ばかりになってしまったような気もするけど。ここで取り上げたもの以外も、なかなか面白かった。本腰を入れて追っていくようなネタでもないんだけど、合間にはこういうのを挟んでいきたい。いつも重いものばかりじゃ気が詰まっちゃうからね。