40歳アリリタ(早期退職)達成者のブログ

メインは書評(自分語り)。色々と経験する中で自分の生き方が固まり、2014/11/02の記事を集大成に方針確定。2020年3月末、40歳にてアリリタ達成!

未来の働き方を考えよう

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる

職業生活をふたつに分け、職業も二回選び、前半(20代から40代後半まで)と後半(40代後半以降)で異なる働き方をする。
この、「一生の間に、2パターンの職業人生をおくる」という考え方は、寿命が延びる中で正解の見えない時代を生きる人にとって、様々なメリットがある、とてもいい案だと私は考えています。


40代というのは、誰でも否応なく、この人生の有限感と向き合わねばならなくなる最初のタイミングです。だからこそ、ここで働き方をリセットし、人生の優先順位を改めて確認することに、大きな意義があるのです。
40代には、誰でもその後のキャリアパスがある程度、見通せるようになります。その後の給与明細もほぼ予想できるし、支出に関しても見えています。また、若い頃と比べて身体能力がどれほど衰えるものかも、危機感を伴って実感できるタイミングです。


40代で二回目の働き方を始めたら、引退という概念も不要です。少しゆっくりしてみて、合わないと思えばまた働き始めればいいし、時々働き、時々働かないというのもアリです。労働力の中心である20歳から64歳までの人口は、次の40年で3割以上減るのです。大規模な移民を入れない限り、長期的には労働力が足りなくなることは確実です。仕事の選り好みをせず、収入もそこそこでよいとなれば、何も仕事がないなんてちょっと考えられません。



感想
ちきりんさんの最新本。9月には第二回「SOCIAL BOOK READING with Chikirin」が開催されていたし、その前には感想をアップしたかったんだけどなあ。まあ、図書館で借りるのが遅れたってだけで、内容は本屋で把握済みではあったのだけど。


今後の働き方を考える、40代で二回目の働き方をする、って提言。ここ最近、リタイア本を読み漁ってそういうことを考えていたこともあり、すごくタイムリーな読書になった。というか、これがあったからこそ、リタイアについての思考を活性化させたって面もあるんだけどね。ちきりんさんのブログにも関連エントリーが何本もアップされていたし、それも含めて色々考えるきっかけになった。


ちきりんさんの言う通り、同じ働き方を40年以上も続けるなんて現実的じゃないよな。開発職の人間として、扱うアイテムはそれなりに変遷してきてはいるけれど。働き方のスタイルはあまり変わらないからなあ。全てをリセットして新たに始めたいという衝動を感じることもたまにある。とはいえ、不可逆な変化は起こしにくい。
失敗しても問題ない後ろ盾があれば、もっと思い切った行動が起こせるのかもな。そういう意味でも、あと10年もあれば金銭面では備えが整うし、異動・転職・リタイア含め自由に動けるだろうな。40代での変化って提言にもぴったり当てはまる。
そうは言っても、変化なんていつ起こるか分からないからね。1年後、いや半年後すらどうなっていることか。まあ、それも面白そうだけど。