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Happy New World

2011-04-17

モヒカン族の考えた新しい社会システム

最近めっきり聞かなくなったモヒカン族。絶滅危惧種であるモヒカン族のアプローチで今回の東日本大震災の問題について1ヶ月間スタートレック:ヴォイジャーとまどかマギカを見なおしながら考えてきたことをここに公開する。

モヒカン族についてもっと知りたい人は、モヒカン宣言を見るといいだろう。

さて、もやもやを吐き出すだけ吐き出すように書いていたら非常に長くなってしまったのでここに章立てへのリンクを置いておく。時間がない人は第4章とまとめだけ読んでもいいだろう。

第1章:「地震怖いよ。マジで怖いよ。津波怖すぎだよ。原発事故まで重なったらマジでヤバイ。日本オワタ。」

第2章:「あれ?案外平気じゃね?でも、この平気ってまた危険が見えなくなっただけだよね?平気を平気のままにしておいたらまた歴史を繰り返すんじゃね?」

第3章:「歴史を繰り返さないにはどうしたらいいか?このままどんどん今の状況が平気で当たり前になったらまた問題を先送りしちゃうよ?どうしたらいいんだろう?」

第4章:【僕と契約して「社会2.0」になろうよ!】

第5章:「奇跡も、魔法も、あるんだよ」

第6章:「もう何も怖くない」

第7章:まとめ

第1章:「地震怖いよ。マジで怖いよ。津波怖すぎだよ。原発事故まで重なったらマジでヤバイ。日本オワタ。」

  • 「原子力発電は危ないからすべて壊すべき」

このような極論は正しいか?それは誰にもわからない。

難しい問題を抽象的に捉えるアプローチは正しい。しかし、問題を0と1で捉えることは情報が欠損しすぎており、問題を議論できず、否定もできないため、極論は先に言ったほうが、必ず正しくなる。必ず正しい意見というのは簡単に優越感を得られる。だからこそ「優越感ゲーム」に陥るのである。

なぜこのような極論が出てしまうのか。それは、自分の安全が脅かされるという「恐怖」によって、自分の意見を否定されたくない、問題を早く解決したいという欲求が出て、問題を多面的に捉えられなくなってしまうからだ。

問題を解決するには、その問題の定義を考え、誰にとっての問題化を考え、抽象的に捉え、問題の本質を考え、議論する必要がある。感情に流されて結論を急いでは、また間違ってしまうだろう。

もちろん、複雑な問題を数値化し、「見える化」し、抽象化によって1次元にプロットする行為は、正しい。正しく使えば。体系化されていない情報を理解するのに非常に強力なツールなので積極的に使うべきだ。ただし、自分の論理の正当性を証明するのに使ってはいけない。

ライトついてますか

ライト、ついてますか―問題発見の人間学

問題発見手法の名著にこの本がある。この本は、問題を多面的に捉え、誰にとっての問題か、問題の本質は何かを考えるのに役にたつ。

極論に陥らずに議論するには、そもそも問題とは何かを理解する必要が有る。問題というものを考えるときに頼りになるのが抽象化だ。様々な視点で問題を捉える手助けになる。

第2章:「あれ?案外平気じゃね?でも、この平気ってまた危険が見えなくなっただけだよね?平気を平気のままにしておいたらまた歴史を繰り返すんじゃね?」

ここでの問題の本質は、解決に長期間かかる問題を先送りしてしまう構造にある。

時間という軸が抜けているのだ。

社会問題というのは、解決に長い予測を必要とし、目標がない問題である。人間は同じ刺激を繰り返し受けるとそれに慣れてしまう。「危ない危ない」と思いつつ、問題を先送りにしてしまうのだ。長期に渡る問題の意思決定の難しさはそこに起因する。

構造に時間軸を含めるにはどうしたらいいか。マイルストーン決め、時間を区切って定期的に見直しながら、数値目標を作るのだ。時間が区切られていないプロジェクトは曖昧な目標しか設定できない。そして、目標が曖昧なプロジェクトは正確な意思決定が出来ないのだ。

第3章:「歴史を繰り返さないにはどうしたらいいか?このままどんどん今の状況が平気で当たり前になったらまた問題を先送りしちゃうよ?どうしたらいいんだろう?」

前置きが長くなってしまった。ではどうすればいいのか?社会問題は、時間軸を含めて長期的な未来を正確に予測し、意思決定する必要が有る。その為にはどうすればいいか。

  • 社会問題は数値に基づいて多面的に議論し、極論に頼らない
  • 社会問題の議論は時間の推移による問題の先送りを対策する
  • 社会システムを時間の推移を前提とし、問題を再定義して変化し続ける社会システムにする

さて、ここで上げた方法はどれも具体性がない。それはなぜか。まだまだ問題の本質に迫れていないのだ。

問題の本質とはなにか。問題の定義とはなにか。それは、社会問題を自分の問題だと考えていないことだ。それを解決するにはどうすればいいのか。システムのアップデートの呼びかけるのだ。

第4章:【僕と契約して「社会2.0」になろうよ!】

オープンな情報発信によって論理に基づいた議論をし、社会問題を先送りにしない、変化し続ける社会を「社会2.0」として定義し、それを広めるのだ。

民主主義である社会を変えるには、オープンな場に情報発信し、開かれた議論によって多数派になるのだ。このエントリーを書いたのは、この結論に達したからだ。

個人が情報発信するWeb2.0の時代には、それにふさわしい議論の方法がある。ブログを書いて情報発信するのだ。もちろんTwitterでもmixiでも何でも良い。開かれ場で議論することが大切なのだ。そのためのツールはたくさんそろっている。

地震によって津波対策とエネルギー問題を先送りにしてきた社会システムは破壊された。沢山の人が死に、外国に危ない国と思われ、みんな恐怖し、混乱した。

もう二度とゴメンだ。

社会問題を自分たちの問題であると捉え、問題を先送りにしない論理による社会システムを作るための行動が必要だ。

古いシステムや、古い考え方しかできない人に「1.0」というレッテルを貼り、社会的に多数派になるのだ。

「社会2.0」じゃなくても、「Society2.0」でも「モヒカン党」でも「モヒカンNPO」でもなんでもいい。とにかく、恐怖と利害と極論での議論を避け、数値を出し、時間と目標を決めさせ、政府や企業が問題の先送りをさせない監視システムに、私たち一人ひとりがなるのだ。

第5章:「奇跡も、魔法も、あるんだよ」

社会というモンスターは我々個人が立ち向かうにはあまりに強固に見える。それにはまず情報という武器が必要だ。社会を変える方法を勉強すればいいのだ。それには、フランスに学ぶのが手っ取り早いだろう。

私の好きなブログの「フランスの日々」のエントリーを一部引用します。フランスの解決手法や考え方は複雑で多次元の問題をうまく抽象化しており、勉強になります。

かぶれていると思われるかもしれませんが、僕はフランスの人たちが一生懸命考えて出した答えを信頼しています。「センター入試とバカロレアに見る日仏の違い 」でも書きましたが、彼らは答えのない問題に対して、執拗にねちっこく思考力を回転させます。フランスの宗教問題や、ストライキの問題、結婚に対する考え方などなど、彼らが出した回答は日本から見るとへんてこなものに見えますが、背景を知るとなかなか妥当なものだと感じます。同じ人間が苦しみながら考え抜いた答えは、多くの場合日本の状況に対しても参考になるのです。

http://mesetudesenfrance.blogspot.com/2010/02/blog-post_22.html

第6章:「もう何も怖くない」

ここで、フランスを上げたことには理由がある。「学ぶ事は真似る事」であるからだ。教育や知識のマスターは一定の推移を辿るので、まずは真似てみるのだ。

・真似から入り、真似て反復練習をし、抽象的に捉え、発展させる

まだまだ日本の社会や議論は未熟であると私は考えている。私自身も未熟だ。未熟さを指摘されたときに「揚げ足取り」と短絡的に捉えずに、未熟であることを認め、発展させる必要が有る。

日本人は伝統的に他国のテクノロジーを輸入して、改良してきた。それを社会にも適用するのだ。私は未熟を認めたときの日本人の力強さを知っている。そしてそれを強く信じている。

第7章:まとめ

  • 地震で浮かび上がった問題
    • 私たちは問題を先送りにし、日本という集団の意思決定を間違ったことを知った
    • 人間は恐怖により、極論を使ってしまい、議論をしないで結論を急ぐが、社会問題は性急に解決できないため、目標が設定できず、時間による問題の先送りを招く
    • 私たちは恐怖や利害によって成り立った社会システムを駆逐しなければ、また間違った意思決定をして沢山の人を殺すだろう
    • そして、まどかマギカの最終話が放送されないような事態は二度と繰り返してはならない
  • 私の提案する解決法
    • 混乱と恐怖を制御し、数値と論理をもとに議論し、意思決定する
    • 長期的な問題を解決できるような社会システムに変化させる
    • それは時間を区切り、目標を掲げ、問題を再定義して社会システムだ
    • 社会2.0」を掲げ、議論と論理を基にし、変化し続ける社会を作る
    • それを広め、多数派になり、発展させる
  • 次のアクション
    • 未熟さを認めて問題発見手法、問題解決手法、議論、論理、社会について学び、情報発信をする
    • 私の社会的影響力は非常に低い。取るに足らない小さな声かもしれない
    • だとしても、オープンな場に情報発信して議論する。民主主義だからね
    • 私は日本人と、インターネットの可能性を信じている
    • これを読んで感じたこと、考えたことをブログやTwitterに書いてフィードバックしてほしい

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