近郊の町へ

この辺りの人達が夏に泳ぎに出かけるボルセナ湖に連れて行ってもらった。イタリアで初めて見る湖。鳥がいっぱいいて、周りの緑が紅葉していてとってもロマンティック。周りにはホテルやレストランがいっぱいなんだけど、この時期はシーズンオフで閉まってる。イタリア人ってこういうところがはっきりしてて、夏にしっかり働いて稼いで、お客が減る時期はしっかりと休むのだ。

次にその近くの町、モンテフィアスコーネに出かけた。オルヴィエートもアッシジもそうだったけど、この町も山?丘?の上にあるから町は坂だらけ。結構足にくる。旅は2週間近く続くから疲れたくないなぁと思いつつも、なかなか来られる場所じゃないからがんばって歩いてしまう。
ドゥオーモの近くを歩いてたら中からおじさんが出てきた。見るか?って聞いて来て、鍵を持って来て中を案内してくれた。ラッキー。おじさんはしきりに、ローマとミラノに次いで3番目だっていうんだけど、何が3番目なのかは最後までわからなかった。地下にも古いパイプオルガンや、ミイラまであって、おじさんは次々と説明してくれる。ありがたいんだけど、どんどん進んでいくからしっかり見る時間が無い。それもまたちょっと面白くて楽しい見物になった。おじちゃんっていうかおじいちゃんは階段を歩くのがかなりしんどそうだったのに全部説明してくれました。どうもありがとう。

その次に、バンニョレージョっていう町から見えるCIVITAを見に行った。”死んだ村”っていう意味の場所で、人はほとんど住んでいないらしい。町の外れの展望台から見ることが出来た。CIVITAに向かう橋が一つ見えて、そこを歩く人も見える。この橋がCIVITAに入る唯一の道路で、数少ない住民は車で通れるけど、観光客は歩いていかなければならない。私達は時間も無いし、そんな元気も無いから眺めるだけ。それにしても、小さな丘に古い建物が廃墟みたいに建ってる、不思議な場所でした。

これでオルヴィエートとその辺りの町の散策はおしまい。連れて歩いてくれた子に大感謝。それに天気にも感謝。この二日間、とってもいい天気できれいな景色がいっぱい見られた。ラッキーでした。

母親がやってきた!

夕方ローマに移動して、空港まで母親とその友達を迎えに出かけた。父親が8時に着くって言うからその前に着くように出かけたのに、飛行機の到着予定時刻は8時45分。しかも遅れてて母親達が出てきたのは10時半。ホテルに着いたのは11時を過ぎてて、夕食には出かけられなかった。うるる。母親もその友達のかよちゃんも機内でしっかり食べてきたらしく、お腹がすいてたのは私だけ。オルヴィエートで買ってきたワインを飲んでチョコとビスケットで晩ごはんにしました。