ラファエロのお店最高♪

ラファエロのパン

今日はナポリに行く日。電車の中で食べる朝食を買いに、またまたラファエロのお店に出かけた。生ハムたっぷりのパニーニと、ナスのトマトソース(ミニトマト)、たまたま見つけた、豚の脂と胡椒が入った香ばしいパン。ちょっと大きかったケド、味見させてもらったらパンチェッタのような香りがして、口に入れるとジューシーな脂の味わいが広がって美味しい。胡椒との相性もばっちり。すっかり気に入ってしまって、お店を出て歩きながら食べてしまう。

恐くなくなったナポリ

ナポリまでは電車で30分ちょっとで3.5ユーロ。前にここの駅に着いたときはとにかく薄暗くて恐かった印象が強いのに、今回は平気。あんまり薄暗くもないし、歩いている人の数も多い。一応気をつけてはいたけど、前ほどびくびくしないで歩ける。
ナポリの町はあんまり歩きなれていないから、まずは駅で地図を貰い、チェントロ・ストーリコへの道筋を確認。ディ・マッテオのピザを食べ、サンタ・クローチェ教会で休憩し、その後ちょっと遠くのレストランに行く。

ディ・マッテオのライスコロッケにピザ

30分位でチェントロストーリコに着き、プレセーピの通りを上って右に曲がると、大好きなピザ屋さん、Di Matteo(ディ・マッテオ)にたどり着いた。
まずはライスコロッケ50セントを食べる。友達が美味しいライスコロッケに出会ったことがないっていうんだもの。中に、ピセッリ(グリーンピース)やツナ、チーズが入っている。香ばしくて大好き。この後レストランに行くからここでやめるべきだったのに、ピザを見たらやっぱり食べたくなってしまい、1ユーロで一枚買って二人でかぶりついてしまった。
やっぱり最高♪トマトソースの酸味とピザ生地の香ばしさ。このピザは他では食べられない。日本だったら2000円以上するサイズの、日本では食べられない美味しさのピザが1ユーロ。ここに住んでいたら毎日食べに来ちゃうよ。
それにしても、食前にピザ…。それもなんだか軽く感じてどんどん食べてしまう。だんだんおかしくなってきちゃいました、私たち。

その後、サンタクローチェ教会に行き、中庭で少し寛いだ。庭を見るだけで4ユーロはちょっと高い気がするけど、マジョリカ焼きの柱やベンチがかわいいし、庭を眺めながら座れるベンチが回りにあって、休息にぴったり。

  • ピザ屋さん " DI MATTEO" Via Tribunali 94 Napoli Tel:081-455262

絶品魚料理♪ありえない美味しさ

ランチはイタリア語の先生に聞いた絶品魚料理のレストランへ。卵城のさらに向こう、リヴィエラ・ディ・キアイア通りの細い路地にあるレストラン、ダ・ドーラ。
バスを降りてお店に行く途中で出会った人に、道を確認したらかなり高いんだよって教えてくれた。私たち、このお店だけは覚悟して来たから大丈夫。でもちょっとドキドキ。
お店の前に行くと、キッチンのドアが開いていて海老や魚のグリルをしていた。いい香りが漂っていて期待が高まる。土曜日だからか、中には結構たくさんの人がいて、どのテーブルにも美味しそうなパスタや魚が並んでいた。期待はさらに高まり、席に着く。
まずは魚介のパスタと白ワイン。いかや海老、アサリがたっぷり載ったアルデンテの太目のパスタ。アサリや海老の磯の香りがぎゅっと詰まっている上に、その香りれがどうやってしみこんだんだろう?っていうくらい、パスタにも詰まっている。お店の人が選んでくれた白ワインを口に含むと、口中に香りがふわっと広がる。初めてこんなに美味しいパスタを食べました。何でもないように見えて、すごい。パンにつけて食べるソースはまた別の味わいで、とにかく感動。一つ一つの具もとても美味しいケド、このソースで茹でたかのようなパスタがとにかくすごい。

グリルはもっと何でも無さそうな料理なのに、これまた香りたっぷり。イカや海老がとても甘く、そして香ばしい。レモンをたっぷりかけるのがまたいい。小さな鯛もさっぱりと優しい味。減っていくのが残念で仕方ないのにどんどん食べてしまう料理ばかり。
デザート、コーヒー、最後のグラッパもとても美味しくて、もう一度来るよう予定を変更することにした。だって、こんな料理にはめったに出会えないもの。食事は二人で100ユーロくらい。いつもよりは高いケド、そんなに高いっていうほどではない。とにかく幸せ。先生、ありがとう♪

  • トラットリア "Da Dora" Vico Palasciano 28 Napoli Tel:081680519

港までお散歩

レストランの前の通り、リヴィエラ・ディ・キアイアはとても素敵な散歩道。公園みたいな通りが海岸沿いにのびている。帰りはそこを歩き、卵城を通って港まで散歩。歩き疲れていたから私はちょっとしんどかったケド、友達は元気。かなり歩ける人と一緒にいるから、結構がんばっています。

ソレントへ…

船で次に向かったのはソレント。酔い止めを飲み、ウトウトしていたら、40分くらいで港に着いた。崖の景色が大好きな町。これでたしか4度目。
疲れていても歩いて上りたい道があって、二人で上る。バスに乗っていく人が多いケド、上のチェントロに向かう道も、最後にある階段も素敵なのだ。階段を登ったら人がにぎわう広場に出る。町を散策しながら、町の少し外れにあるホテルを目指す。
散策するうちに夕日が沈み、ホテルを探し始めた頃にはだいぶ暗くなっていた。町からどんどん離れていくから歩く人も少ない。地図にあるマリーナグランデっていう通りがなかなか見つからない。すれ違った人に聞いたら、すぐ先にあるって言われたのに、どれだけ歩いても見つからない。そのまま歩き続けていたらスクーターのおじちゃんに出会い、説明を聞いて通りすぎたらしいとわかった。戻ってみたら、途中で降りていく階段があってその先がマリーナグランデだった。やっと見つけたーー。
階段の途中の果物屋さんにいつも見かけるでっかいレモンがあるなぁと思ったら、これはチェードリ(CEDRI)という食べる品種のレモンだと教えてくれた。ずっとただのでかいレモンだと思ってたよ。これと洋ナシを買い、ホテルの場所を確認して歩く。マリーナグランデは港の目の前の通りだったから、ホテルは本当に海の目の前。ベランダが海にせり出している素敵な場所。
ホテルに着くと待ち構えていたように、名前を言われた。大変だったって言ったら、着いたんだから気にするなって言われた。確かに。バスタブつきの部屋にしてもらってやっとチェックイン。
皆親切そうだし、きれいなホテルで海にせり出したベランダもあっていい感じ…って思っていたらさすがはイタリア。やっぱりちゃんとトラブルが待っていた。お風呂に入ったら、溜めたお湯が流れないのだ。電話したら明日まで待てって言われちゃった。流したいから電話したのに…ふんだ。