たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

プリキュア5が二話目にしていきなり百合展開でした。

●赤のりんちゃんが、いきなりかましてくれました●

「YES!プリキュア5」、はじまる前からのぞみ(ピンク)xりん(赤)とこまち(緑)xかれん(青)だろうと思っていましたが、さっそくやらかしてくれました。
のぞみの親友、りんの話なんですが、この子のガチ度が2話にして全開なのでびっくりです。
 
ちょっとりんの心理を考察(と言う名の妄想)しながら追って見ます。

プリキュア5のキャラは以前も書いたように、主人公ののぞみ以外割と冷静なんですよね。このりんも、暴走がひどいのぞみに、いかに現実を見せるかを常に考えて、側にいます。のぞみが突拍子もないことを言うと「ぴしゃり」と注意しているのが、ずーっと続いている関係のようです。

のぞみは比較的アホの子です。思ったことをすぐ口に出し、すぐ行動にうつし、気づいたらあきてる。そんな一直線なんだけどときどきドジるキャラ。もうなんかね、主人公なんだけど他の人の視線で見ちゃうから、見てらんないくらい心配になることも多々。特に今回の二話は、りん視点なもんだからみてて危なっかしくて仕方ないです。
しかし、そこで「のぞみは子供っぽいなあ」と思わせられるのがポイント。

確かに子供のときから、のぞみは考えなしに進み、むちゃばかりしてました。そしてそれをりんが「考えなしに行動して…」といつもストッパーをかける状態。
だから、大きくなった今でも「あの子ときたら…」と心配ばかり。
 
ですが!だけど!

実は「のぞみの存在」を必要としていたのは、自分だと気づくのです。
自分がこうしていられるのは、自分がのぞみの側にいたからではなく、「のぞみが自分の側にいたから」。

「怖いよ、でも、本当に怖いのは、のぞみがいなくなること。」
「どんなときも一緒だった。これからもずっと、一緒なんだから」

魂の部分で、猛烈にのぞみへの熱い思いをいきなりかましてくれました。
りんちゃん、無意識の部分でのぞみの存在に依存しています。
 

●心のつながりを、明確に描いてくれるから燃えるのです●

プリキュアシリーズで重要なのは手を握るシーン。初代もsplash starも非常に繊細に、二人の友情、親愛の情を手で表現していました。
プリキュア5ではさすがに5人も出てくるからそうそう手はつながないんだろうなあと思ったら、反則的なところで握るんだからまいっちゃうよほんと!

幼いときに、しっかりとつないだ手と手。
どんなに怖いことがあっても、それがあるから歩いていけた、その記憶がりんの中にはくっきりと残っているのです。
 
これで「百合だ!」と言うのは確かに妄想交じりではありますが、りんがのぞみに「しょうがないなあ」と思っていながら、守りたい、一緒にい続けたいと心を預ける様は、見ている人にかなり印象づけられるはず。親愛の情、という面でものすごい深いものをこの30分だけでしっかりとたたき出したのだからスゴイんですよ。
また、りんが能力を使うときのセリフがいい。

「純情乙女の炎の力!」
この流れで純情!誰に対する純情かってもう一人しかいないじゃないですか。ちなみにのぞみは「夢見る乙女の底力」。うーん、りんの、のぞみへの思いの方がはるかに強いようです。
ちなみにうらら(黄色)のセリフは「はじける乙女の芳香剤」だと予想してます。
 
かなりしっかりと人間関係を描こうとしているのが感じられる第二話。熱い魂と女の子の親愛の情は、プリキュアになる力の源らしい描かれ方もしています。
そこなんだよ、見たかったのは!
「しょうがないから、私が一緒にやってあげる」
あきれた顔ではなく、とても朗らかに、明るい顔で言うんですよりんは。
少女達の深い絆を一発で描いたプリキュア5。これは今後も期待がとまりません。
 

●今回のこまちxかれん●

はて、こまち(緑)xかれん(青)はというと。

いつも一緒。二人でいない時なんてありません。
この表情が二人の関係をまた明快に描いていていいんだなー。生真面目で理知的でちょっと頑固なかれんと、やさしくて明るくてそれでいて「わくわくするわー!」とアクティブな一面を見せるこまち。
ほんっとにキャラの魅力の出し方がウマイです。見れば見るほどキャラクター達が好きになりそうでたまりません。
あとまゆげとか。
 

●これはいい斑目ですね●

もう一人、魅力が深まったのはというと。

斑目ギリンマ。

どうも今回、敵は組織らしいんですよ。一瞬コレを見てネオアトランティスを思い出したのは自分だけではないと思います。
しかも斑目ギリンマはえらそぶってるわりに下っ端も下っ端。

こんなん、ちびるわ。
デスパライア様(多分一番えらい。まだ出てない)>ブンビー(おっさん)>>>超えられない壁>>>ナイトメア(戦闘員)>斑目ギリンマ
大勢いる戦闘員の一人でしかない彼。強そうにばかりしてましたが今回のうろたえっぷりはよい斑目でした。檜山さんホレル。
多分こいつも割りとさくっと倒される気がしますが、なんか今回のショボっぷりで好きになりました。今後も変態でいてください。
 
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竹内順子(Wikipedia)
りん役の人。うずまきナルトエウレカレントンマイメロクロミ様とこなしているだけあって、その演技力にほれぼれ。
訂正・レントン役はのぞみをやっている三瓶由布子さんでした。勘違い。ご指摘ありがとうございました!