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2007-06-06 [日記]よもやま日記

[][][]らき☆すた」をオタクのお楽しみツールとして考えて見る。

おはラッキー!

 

正直に言おう。

「らき☆すた」がアニメ化したときに、自分は興味がありませんでした。マンガも別になあ、と言う感じでパラ見でした。多分流し読みしかしてません。

しかしなんだ。あの衝撃的なOPと、オタ以外ついてこなくても別にいいよ的な突っ走りっぷり、そして「のんびりグダグダで何が悪い?」とアキラ様に言われたときのようなパワー。負けた。今となってはかかさずアニメを見るのはもちろん、マンガ版を熟読しております。

…なんていう自分と同じ道をたどっている人は多いと思います。どうですか。

 

ハルヒサブカル内の形式を作った一つの現象となったとすれば、「らき☆すた」は現象とは言えないかもしれないけれど、異様な熱気に包まれているのは確かです。

似たような感覚は「ぱにぽにだっしゅ!」の時にもあったのですが、それほどストーリーもないし、凝ったネタの盛り合わせがあるわけでもない。「あずまんが大王」ほど分かりやすいと言うわけでもない。しかしなんでしょうこの不思議なテンションのあがり方は。

「こんな萌え絵の4コマはねー、今多いしねー」とか言っていた自分を過去から引っ張り出して、厳しく注意と指導と加えたいものです。こんにゃろこんにゃろ!

とはいえ、合わない人には徹底的に合わないもの感じます。多分自分がアニメを見ないいわゆる一般人なら、全然興味持たなかっただろうなあと思いますもの。

このオタク心をくすぐりまくる「らき☆すた」。作品としての楽しみ方もさることながら、「オタクの遊びツール」としての意味合いも大きいのだろうなあと思います。

多分もう各地で語られていることだと思いますが、この「らき☆すた」を通じたオタクコミュについてちょっと自分なりに書いて見たいと思います。

 

●お前は俺か。●

コミック版の中で、ずばぬけて好きな4コマがあります。コレを見て「らき☆すたは絶対自分にとって外れない」と確信した一本。

ギャー。

とりあえず知らない人のために説明しておくと、これ主人公キャラですらないです。また、前後の話はこれとつながりすらしません。超単発。

しかしこのネタだけで、ブログやサイトやっている人と1時間は話し合えそうじゃあないですか。あるいは毎回会話のネタに出来そうです。

もうね…みんな経験ありますものねこれ。

いわゆる「あるある」ネタといえばそうなのですが、めちゃめちゃピンポイントなのがミソ。2コマ目3コマ目の画面を見て鳥肌が立った人いるよね!…といって全日本で何人いるでしょうか。100人中1人くらいじゃないでしょうか。みんながみんなブログを書いているわけが無いし。

もちろん普通の人が見てもわかるネタもとても多いです。噂のチョココロネとか。

しかし、半分近くは狙う層がピンポイントで激狭。「ちびまる子ちゃん」や「あたしんち」との違いはココでしょうネ。

 

このネタを楽しむにはかなりのオタク熟練度が必要かもしれません。

1、アニ○イトのブックカバーは透明。それのためにメイトで買う人も多い。

2、家にある本の数が、把握しきれないほどの冊数を誇っている。少なかったらカバーかかってても普通は気にならない。

3、自分がオタクの自覚がある。

なんか自慢にならないねえ。つかそんな熟練度イラネー。けど熟練度は身に着けたくてつけるものじゃあないんだな。気づいたら身についてしまうもの。

主人公の一人でもある「泉こなた」の生活や感覚は、そんな「通り過ぎてしまった」オタクにはあまりにもデジャブすぎる点が大きくて大きくて。もちろんオタクでも分からないくらいピンポイントなネタ(ネットゲームやアニメショップのポイントの話など、経験してないとわかりずらい)が多いのも確かですが、その狙いのポイントが小さければ小さいほど、かぶった時の共感度合いは半端じゃなくなります。

そして叫ぶのです。

「お前は俺か」

ちなみに自分がこれをつい叫びそうになったのは、後輩の田村ひよりの枕元に無数のマンガがつまれていた描写があったのを見たとき。寝ずらいんだよねこれ。

 

いわゆる「こなた萌え」の人たちの中には、「自分の知っているネタを分かってくれそう」という思いもあれば、「なんだか親近感を覚える」というタイプの人もいると思います。まあ具体的に言うと自分ですが。

キャラ萌えが、実はまわりまわって「自分萌え」だった、というオチなのが興味深い。

 

●みんなで見るの推奨。● 

ロリコンでもある。」

名言ですね。明日から使おうと思います。どこでだ。

こんな感じで、この作品マンガもアニメも、読者が突っ込む余地がかなり多く含まれています。逆に言えば、突込みがとにかく少ない。ここではこなたが軽く突っ込んでますが、普段はツインテールツンデレっ子のかがみが突っ込むくらいで、下手をすると突込みがないままだらだら続くことも多いです。そこで「ああ、ゆるい、気持ちいい」と思えるか「た、たえられん・・・」となるかも人それぞれ。

しかし後者の人でも、この作品にはまってしまう人が最近後を絶たないから面白いのですヨ。

 

このマンガ・アニメ、とにかくMAD動画や、ニコニコ動画での鑑賞、実況スレやネタスレとの親和性がよすぎ。まるでアンモニアが水に溶けるかのごとく勢いでなじみます。そして気づいたら突拍子も無い方向に一人歩きしていくのもまた興味深い。

ニコニコのようにみんなで突っ込みを入れられる「余裕」があるんですよね。まずなによりテンポがスローなのでついていきやすいし、知らないネタでもネット上なら誰か知っている人がいて教えてくれます。

また、こなたのオタク的行動で「うわあ、おれもあるよ」「おれもおれも」「あ、私も」と連鎖反応したときの連帯感ときたら!普段はそういう共感を持てる人が身の回りにいるわけも無いので、そのレアな出会いのきっかけになるわけです。相手は無名の知らない人ではあるのだけれども、確実に誰かが共感している。

また、たとえ共感するポイントが少なくても、「バルサミコスー」のような迷言が多く、かつみんなが知っているため、MADにも最適。アイマスはしらないけれど「とかちつくちて」は知ってる、みたいなノリですよネ。これはオタクのお楽しみツールとして大きなポイントになってくると思います。

 

●つかさは俺の嫁

つかさは俺の嫁ってことでよろしく。

「らき☆すた」最大の好みの分かれ目は、どうみても「萌え絵」だということですよね。だからテレビのカウントダウン番組で「もってけ!セーラーふく」が流れたときの違和感は強烈なものがあるし、昔の自分のように興味が無い人には徹底的に興味を起こさせない、大きなふるいになっています。

しかし、冷静に考えてみたらこれってすごいテクニシャンなことですよね。

なんてったって、萌え絵が平気な人=中のオタクネタは平気、っていう図式がまずできているわけですから。「らき☆すた」愛好者ならすでに、「あ、自分オタクじゃないっすよ」と言っても、傍から見たら立派なオタク確定。自分はそうやって認めました。オタクであります。はい。

加えて、「萌え絵だからなあ」と思って避けていたタイプの隠れオタな人も、ネタのピンポイントさに気づいたときに「これは萌え絵の皮をかぶったオタ生活暴露物だな」という意味でプラス点が追加されます。ただの萌えマンガじゃないな、と気づいた時のハマリっぷりは4コマ作品ならでは。最近の萌え系っぽい4コマにはそういうのが多いから困る。いやうれしい。

 

もちろん純粋に考えて「ネタがオタクには面白くて、かつかわいい子たちがきゃいきゃいやってるって最高じゃね?ってかかがみは俺の嫁」っていう考え方もできます。同じネタをリアル絵でやっても、男性キャラでやっても十二分にコミックは受けたと思いますが、上記の理由で「萌え絵」で正解なんだろうと思いました。

女子高生なのにそうは見えない絵柄も、キャラ本人達やまわりからみた幼さの表現でもあると思います。だから難しいことを考えずここは「そういうもんなんだ」と萌えたもん勝ち。

にしても。アニメの中でまで「つかさはToなんちゃらのキャラっぽい」というネタが出ていてさすがにびっくりしました。やるな、スタッフ。実際、こんな有名なコラも。逆手にとりましたねえ。

萌えは記号?うん、この作品に限って言えば、記号なんですよね。そして、記号でいいんですよね。それがオタクサブカルチャー体言だから。

 

●何より、前向きなオタクたれ。●

ポジティブポジティブ。

オタク系ネタの多いマンガって、自虐ネタな場合もまた多いと思います。自分キモ!とか、オタクは痛い!とか。

ですが、「らき☆すた」の魅力の一つは、決してオタクな行動を否定しないんですよね。確かにこなたの行動はオタク色が強すぎて、かがみに毎回突っ込まれるのですが、こなたは自信満々です。全然後悔というものをしていません。むしろオタクであることは誇り、とかかげながら、保存用の本を買ったり、家にこもってネットゲームしたりしています。

もちろんそれが正しいかどうかは読者の判断に任されるところなのですが、「オタクでいいじゃん」という明るさが作品全体にあふれています。これは大きい。

マンガやアニメ自体も角川の販促に使われたりするので、ポジティブ思考になるべきではあるのですが、これがまた居心地がいいわけですよ。

オタク文化系作品の痛さが心地よい、というのは通例ですが、オタクが普通に楽しそうな生活を送っているのが肯定されている空間というのはまたぬるま湯で最高に気持ちいいじゃないですか。

ぬるま湯につかりっぱなしなのがよいとは決して言いませんが、たまにはそのぬるま湯を楽しむのは必要ですよネ。どうせオタク生活送るなら、後ろめたさは多少持っていても、やはり前向きでいたいものです。趣味なんだもの、楽しめばいいじゃない。

女子高生で、オタクな会話満載のパラダイスを、アニメを見てマンガをよんで、そしてネットを通じてみんなで疑似体験できる。なんか、ネットゲームでキャラを使って会話しているのとちょっと似ているかなあ、なんて思ったんですがどうでしょうネ。

オタクのコミュのためのツールとして、共通言語として、今後も「らき☆すた」は威力を発揮していきそうな予感がします。まあだからこそ…どうやっても万人受けはするわけはないよね、うん。そこがいい。

 

らき☆すた (1) (単行本コミックス) らき☆すた (2) (単行本コミックス)

らき☆すた (3) (単行本コミックス) らき☆すた (4) (角川コミックス)

らき☆すた 1 限定版 [DVD]

コミック版も何人かで読むと楽しさ倍増。会話のネタにはもってこい。

友人も言っていましたが、ほんとこなたよ、お前は俺か。

 

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