たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

大黒黒客日記

しんちゃん×ふたばフラグが見えてきました。たまごまごです。そんな「みつどもえ」。
【みつどもえ】今週のふたばが可愛かったので描い(ry【びー】(eternaL)
今週のもよかったですが、4巻で胸触られて泣くシーンには衝撃を受けました。
ふたばは普段笑っているのが多い分、泣くとどきっとします。そしてかわいいから困る。
 
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大好きだよあるふぉんす!(漫画家(仮)のブログ )
本当にイングラムのデザインは秀逸。実際機能的なのに、班長が言うように「趣味」の世界。そんなロボのリアリティは、機械フェチにはたまらんものがありますよね。
なにげにクビのところの油圧(?)っぽいのが好きです

第七回たまゆらパンドラナイトのお知らせ

たまゆらパンドラ☆ナイト」とは、私たまごまご葉月ゆらでお送りする、のんびりまったりバラエティです。
無駄な会話からちょっと役に立つかもしれない話まで、てんこもりでお送りいたします。

http://203.131.199.131:8050/pasutasan.m3u
 
日時・4月19日(土) PM9:00〜
 
掲示板
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/20297/1207403646/
 
今回の特集
「衝撃を受けた作品」
呆然とした漫画や悲惨で衝撃を受けた小説の話、一生忘れられなさそうな物語などなど。
どんな話でもかまいません。今まで接した本の中で「わたしにとって」衝撃的だった作品を送ってください。
  
質問コーナー
あらゆる質問、なんでも「こちらの基準で」お答えします。
  
普通のおたより
普通のおたよりは、内容はなんでもかまいません、日常の出来事や、こんなことあったよ報告など書き込んでください。
 
・お勉強のコーナー
小中学生レベルからの、分かりそうで分からない問題をみんなで解いていくコーナーです。またの名をお勉強大喜利
もしかしたら、どこかで役に立つかも?
  
相談ごとコーナー
恋愛相談から明日の夕飯まで、なんでもかまいません、みなさんの相談ごとに対して結構真剣に答えるコーナーです。あまり肩をはらずに、投稿いただけると幸いです。

日本女性の裸足の美しさを「木造迷宮」に見る!

和服には数限りない魅力が秘められています。自然と美しくなるからだのライン、慎ましやかな空気、普段見えない部分が垣間見えるドキドキ感。
だが、その中でも重要なものがあります。
それは裸足です。
 
いいかい、まずゲタをはくってことは足袋を履くか裸足じゃないですか。
つまり、大きな布に囲まれた女性の滑らかなシルエットの中で、燦然と輝くのですよ、足が。裸足が。
 
そんなわけで裸足大好きたまごまご、ここにアサミ・マート先生の「木造迷宮から裸足の美学を学び取ろうと思います。
木造迷宮」は、とあるおっさん作家の元に女中さんが来てかいがいしく世話をしてくれるという夢のようなお話。コミックリュウらしく昭和の匂い漂いながらも年代不詳な日本を描く、小さくて豊かな木造家屋の物語です。
 

●働く裸足の美学●

まず、この図を引用させていただきます。

芸術のような一コマです。
このようなつつましやかな転び方になるのは、和服がタイトだからであります。このなめらかなヒップライン、日本の四季の空気をすら感じさせる柔らかさ。
そしてここで描かれる裸足の美しさにさらにスポットを当ててみます。

そう、この裸足、歩く人の裸足をしているのですよ!
ただ細いのではない。どちらかというと肉付きがいいです。
特に小指からかかとにかけてのラインのには、よく歩く足なのでしっかり肉が付いているのです。
 
ヒロインのヤイさんは、かいがいしく働く、ある意味「日本人美学」的なものを持った女性です。ほんのりとここに美しさを感じる人は、そこに「働く美学」を見て取っているのかもしれません。
彼女は裸足でそれを語ります。裸足一つで、彼女の生き方がわかる。そんな美しい足なのです。
 

●裸足の中の力学●

次にこの図を引用いたします。

階段から落ちるヤイさん。これも着物がタイトであるがゆえに非常に体のラインが整っています。
また、この一生懸命我慢している顔がたまらなくかわいらしいですね。その涙なめたいですね。
そして、この裸足は自分のような裸足レベルそんなに高くない人間でもピクンとくるテクニックで描かれているのですよ。

この指ですよ指!
上の図も一緒に見て比べてみましょう。
この状態、ヤイさんは必死に音を立てないようにしているわけです。
だから体全体もこわばっていますが、特にこの力の入った指の曲がり方。
 
人間、力を入れるとき人によっては足の先から入れます。
そんな体全体の力の流れを感じさせる裸足。
力の流れは同時に非常にセクシャルな美しさをも描き出します。力の動きがまた双方外側に向かっているのがいいのですよ。こわばってひらきかける足が、心をぐっとひきつけます。
また、これは自分だけではないと思うのですが、足の指をまげた時にできる小さな丘の部分ってよくないですか?指でなでたくなりますよね。
 

●裸足で語る世界観●

この「木造迷宮」という作品、非常に昭和日本のような温かみと落ち着いた空気を持った、疲れた時に読みたくなる名作ですが、それを裸足で表現するこの見事さ。
そう、しっかりとした肉付きの裸足は時として、懐かしさの象徴たりえるのですよ!

見てください。裸足だけでこのコマはもう完成しています。裸足だけで「ここにいていいんだ」というやさしさをかもしだすのです。レトロノスタルジックの記号でありながら、今にも伝わりそうな体温のびょ社の妙よ。

また、「木造」と銘打つくらいです。日本家屋が非常に繊細に描かれるこの作品の中を歩き回るのは、繊細でかつ働き者な裸足でなければいけません。
木の温かみは、裸足で完成するのです。
 
そんな作品ですから、裸足とふくふくのふくらはぎに顔を挟まれるシーンが至福であるのも当然です。これはゼヒ読んで確かめてみてください。裸足って本当にいいものだな!と痛感いたしますのことよ。


とにかく女中さんのステキさが際立つ本作ですが、絵全体から香り立つ日本らしさ、木の匂い、畳の香りがきっちり描きこまれた作品でもあります。
直線で出来ていない家の描写、とくと味わおう。
 
〜関連リンク〜
女中さんはいいね、日本文化の極みだよ、『木造迷宮』 (DAIさん帝国)
アサミ・マート『木造迷宮』(枳棘庵漫画文庫)

絶頂音楽オーガズム

音楽はセックスである。そんなお話。
以前のコメント欄にあったepsomさんの記事が異常に面白くすぎました。
あそこに埋もれたままではもったいないので表に出してみます。

epsom
例えばワーグナーの楽劇《トリスタンとイゾルデ前奏曲
いわゆる「トリスタン和音」といわれる冒頭のコードからして電波ゆんゆんなのですが、徐々に盛り上がって音量が大きくなっていった、クライマックスの頂点で射精出来なければ一人前のワグネリアン(熱烈なワーグナーマニアのこと)とは言えないんだとか。2ちゃんの「オナニー(あるいはセクース)するときのBGMは?」スレで常にトップランクの人気です。
 
ブルックナー交響曲なんて、徐々に音量が大きくなっていき、25分くらいたって頂点になり、サブドミナント(下属調)からドミナント(主調)になって打楽器の一撃がドカーン!ときたときの開放感は超気持ち良いです。アドレナリンがドクドクです。

またはR・シュトラウスの《家庭交響曲》。
作曲者自身の家庭の様子を曲にしたとされ、3部構成のうち第3部は「夫婦の愛の営み」と題されていて、夫婦のセクース場面だといわれています。
 
あるいはスクリャービンの《エクスタシー交響曲》。
あまりにもエロすぎて各国で演奏禁止。
 
はたまたプロコフィエフの歌劇《炎の天使》
乱交、レイプ、男色、SMなんでもありで、最後に、何十人もの修道女たちが悪霊にとりつかれ、全裸になって踊り狂うという禁断のオペラ。宗教的にも問題で、クレムリンからもバチカンからも否定されて上演禁止&廃棄命令。リバイバルされたのはほんの20数年前です。
 
そしてショスタコーヴィチの歌劇《ムツェンスク群のマクベス夫人》
帝政時代のロシア。カテリーナは愛人と結託して夫を殺害するのですが、その愛人が使用人の女をレイプするシーンと、カテリーナが愛人と密通するシーンは、大体舞台上で真っ裸にする演出がされます。特にカテリーナと愛人のセクースの場面は「ポルノフォニー」と呼ばれています。スターリンの激怒をかい共産党機関紙「プラウダ」で「音楽ではなく荒唐無稽」と叩かれ演奏禁止。作曲者は私刑寸前でした。
 
他にいくつもありますが、まあこんな感じ。マクシム・ゴーリキーは「ジャズは性的興奮を呼び起こすから不道徳だ」と論文で主張していました。
 
余談。オーストリアのあるオペラ劇場の地下にある男性用トイレは発展場として有名です(笑)

音楽に眠るエクスタシー芸術!
クラシックぜんぜんわからないのですがこれは興味深い。「炎の天使」の破壊っぷりはすさまじいですね。
セックスドラッグロックンロールとか言いますが、ロックよりはるかにロックな気がします。
ひいては、音楽を演奏する人のセクシーさにも通じるものがありそうですね。
 
参考になりそうなリンクも掲載。
禁断のオペラ プロコフィエフの問題作「炎の天使」
交響曲第4番 (スクリャービン)
ムツェンスク群のマクベス夫人 by Shostakovich 舅を殺し夫を殺し、そして・・(オペラ三昧インロンドン)

ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」プロコフィエフ: 歌劇「炎の天使」全曲 [VHS]