Hatena::ブログ(Diary)

たまごまごごはん このページをアンテナに追加 RSSフィード


「ROCKei-ON!!」

メロンブックスさん特設サイト「CG BR@S」(専売)
メロンブックスさん特設サイト「高校制服ノート 今日のアイドルさん」(専売)
メロンブックスさん「生ビールっすか!?サンデー」 COMIC ZINさん「生ビールっすか!?サンデー」
メロンブックスさん「駄菓子ラヂオ」 COMIC ZINさん「駄菓子ラヂオ」 とらのあなさん「駄菓子ラヂオ」
メロンブックスさん「女子制服カレンダー」 COMIC ZINさん「女子制服カレンダー」 とらのあなさん「女子制服カレンダー」
メロンブックスさん「HE@LTHY CINDERELLA」
履歴書の書き方なんて教えてあげないんだからっ! ライトノベルでわかる微分積分 (3時間でだいたいマスター) ライトノベルでわかる確率 仕事のマナー「気がきかない」なんて言われるのは大問題ですっ! (社会人1年生のお仕事サポート・ブック)
・乃梨子×瞳子応援サイト。
・書いていることの真偽は自分で確かめてください。

web拍手ボタン

2008-06-25 大黒黒客日記

[][][]ロリコンなんだ。キショい。宮内由香ロリータ

●ロリコン。●

少女が好きな男性は、心にいつも重いものを抱えています。

わかっている、わかっているんだ。自分が正しくはないのは。

それが真実の愛なのかただの幻想なのかも分からない。人に後ろ指さされることだってあるだろう。

罪の意識が生まれるのは、もしかしたら本能なのかもしれないけれども。

なのに目で追ってしまう自分が怖くなる。ああ永遠の天国と地獄の往復。

そんな時に言われる一言が、男たちを震撼させます。

「ロリコンなの?」

違う!違う!ああ、そんな目で頼むから見ないでくれ。

 

●そんな自分が、疎ましくて●

宮内由香先生がついにLOに復帰しました。

しかも34ページ。そして予想をはるかに上回る衝撃的な内容でした。

テーマは「ロリコン」。

ん?LOはロリコン男性しか出てこないじゃないかとな?

ええ、そうですとも。当然です。しかし「ロリコン」であることを恐れる男性キャラは多くはありません*1

主人公はこの右上のボーイッシュな女の子と、下のお兄さんです。

お兄さんのこの顔が絶妙すぎですよ。公園にいると小さい子たちがいっぱい遊んでいるわけです。もちろん邪念なんてないよ、という気持ちで本人はいます。公園が好きだからと言います。

いや、わかっているのです。彼は自分が少女が好きだと言うことを。

でも認めてはいけない。言ってはいけない。

公園が好きで、さわやかな大人のお兄さんで。少女たちはかわいい存在。

それだけそれだけ。

ボーイッシュなこの子とも、もちろんキャッチボールするだけの仲です。それ以上でもそれ以下でもない。それを自分が乗り越えることなんてありえないし、ないとお互い当然のように思っていました。

 

しかし崩れるのは一瞬です。

邪念がないなんてウソだ。でも言えるわけがないんだ。

小さい子たちが何気なくした小さな小さなキスに、無意識で赤面してしまった困惑感。二人の間に生まれるどうにもならない空気。

理性は働きます。やっていけないことはわかっています。しかし感情は隠すことができません。

 

●キショい●

男側はこういう状況なら、まず必死に否定するでしょう。仮に普段「女の子いいよねー」と言えちゃう人でも、こういう空気に追い込まれたらつい口から「ち、違う」と言うでしょう。

そのぎこちなさと情けなさと申し訳なさに、本当に滅入ってしまうでしょう。

「キショい」

もっともな反応です。

そう、この一言が怖いんです。

ロリコン、ロリコン、ロリコンなんだ。

キショい、キモい、気持ち悪い。

 

いや…だけど…でも…。そう言って自己正当化してしまう姿が本当に痛々しいのです。

どんなに正当化したって、彼女のいう言葉が真実なのも分かっているんです。

ごめんなさい、すいません、許してください。でも

 

「でも」なんて通じないのにね。

 

●少女が見るリアル●

この少女が実際にはどう見ているのかは、実際に読んでみてください。

とにかく全編を通して、このロリコン青年の行き場所のない感情と逃げっぷりに悶々とするんですが、彼女はそれをどう感じていたかが肝になってきます。

もちろんエロマンガなので、セックスシーンもあります。しかしそこがまた繊細で面白いんです。少女は一体その時に何を考えているのかもしっかり描きこんであります。ネタバレになるので詳しくは書けませんが、ちょっとだけ。

「じゃあ、少女にとってロリコンって言葉に意味はあるのか?」

ロリコンという言葉、やはりなんらかの歪みはあります。理性を働かせて人はそれを隠します。

しかしその時にふと分かってしまうことがひとつだけ。ロリコンと言われてたじろぐ時に、まず「自分」を守ってしまうじゃないか、と。「自分は悪くない」と保身して、その瞬間に感じる自己嫌悪の激しさと同時に、相手は何を思っているかまで考えがいっていないじゃないかと。

 

●ふんだ、ロリコン野郎。●

LO8月号のあとがきから少しだけ抜粋。

「ロリコンの皆さん、私たちは悪です。十分立派に悪党です。でも、正しく生きてください。どれだけ蔑まれても自暴自棄にならず、ひどい暴言の中でも沈黙できる理性を持ち、常に正しいことや美しいことを心に留めてください。それはとても難しいことですが、ロリコンが手前勝手な正義を振りかざしたら終わりです。」

ロリコンを、逃げずに描くこのマンガが、この本が好きです。

 

宮内由香先生の唯一の単行本二冊目の単行本「恋愛賛歌」はエロマンガであることを生かして少女たちの心の機微を描いた傑作。知名度的にはかなり高い本なのですが、表紙の少女漫画的でありながら何か儚い空気にくるものがあったら、まず外れないと思います。

 

んで、LO8月号なんですがもう一個、雨がっぱ少女群先生がとんでもない作品を打ち上げたので明日書きます。

表紙の雨っぽい手書きフォントで構成されたデザインもステキなんですよ。連載陣のバランスや掲載順番も計算されつくしていて、この雑誌一冊がそのまま作品になっていて驚いたですよ。

興奮しすぎですね自分。キショい。

 

こっちまだ読んでないので探してこなきゃっ。

  

〜関連リンク〜

ウサギの穴HP

表紙パロディ「すっげー」がかわいいです。

LO作家限定ラクガキ掲示板

同人と未収録分で一冊本でないかなあ・・・。

今月のLOの表紙が良すぎるので、掌編を書いてみた(犬の本棚)

うん、気持ちが分かる。そのくらい今月の表紙がひとつの作品になってます。

*1:いないことはないです。町田ひらく先生作品とか。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/makaronisan/20080625/1214324204