たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

杉崎の愛(恋?)!ひとはの愛(家族?)!「みつどもえ第111・112卵生」

今週号は買いですよ。
なんてったって着せ替えカバー+運動会二話掲載です。
特に杉崎が好きな人は絶対買うべきといっていい。
杉崎が好きな人は絶対買うべきと言っていい。
杉崎が好きな人は絶対買うべきと言っていい。
 

●杉崎、その愛。●

運動会といえばふたばさんです。今までも運動会では大変でしたふたばさん。
一巻の暴れっぷりときたらひどいものでした。
しかし、その頃はまだ「嫌われ者の三つ子」だったわけですが、今は違います。長い期間を経て人間関係が着実にできている上での運動会です。*1
今回の見所はそんな中でかいま見ることができた杉崎の本気です。
 
そもそもこのクラス、団結力とかという意味では変態ぞろいなのでぼろぼろなわけです。

これとか。いや、これは一人のせいなんですが。
もう絶望的とすら思われていた彼女らですが、千葉氏の策によって巻き返しをはかるのが111卵生。そのへんは実際に読んで楽しんでください。
 
さて、運動会は必ずしも「がんばれば楽しい」だけではないのもまた事実です。
たとえば、この子です。最近おなかが目立つこの子です。

ぽてちてと。
歴史に残る脂ぎった擬音が誕生しました。
 
普段からいろいろなことを馬鹿にする彼女も、一応がんばっているんです。いるんですがどうしても遅いのです。しかたないんです。さすがに自分もここで「雌豚だから」というのは酷だと思うので言えません。見ていてつらいです。
このリレー、次の走者が杉崎。
ここからダイナミックな彼女の活躍劇が、ほんのささやかなしかたで見られます。

杉崎のバトンの取り方に、本気を感じませんか?
実はここで千葉氏の策がもう入っているのですが、彼女の目はそんなレベルではありません。これは何かをもぎとりに向かう、決意の目です。

あの杉崎が。
いつも失敗ばかりで馬鹿にされたり、みつばと争って醜聞を広めている杉崎が、ここまで本気を出しているのです。この本気っぷり、かつて見たことがありません。
 
勝ちたいから?
それもあります。
しかし彼女はとてもさりげない仕方で語るのです。

・・・見えましたか。
前のふたばとやべっちが気になる?
了解です。

 
ここに。
一つの愛が実った。
いつも敵対同士だった二人。
馬鹿にしたり脚を引っ張り合ったりした二人。
そこに、杉崎は運動会という場を通じて、みつばに愛を差し出したのです!
ツンデレという形で。
 
正直ちょっとぐっときました。
いいね。前回の運動会と比較があるからこそ、とてもいいのです。
 
ちなみにこのシーンは別に111卵生のメインのストーリーではないです。どちらかというと後ろでもそもそっと行われるサイドストーリーになっています。
みつどもえはこういう「本編ギャグじゃないところにある、人間模様」がきっちり別の時間軸で流れているのがいいですね。
 
ところでこの回ですが、さきほどの「あーん」のコマ、1ページつかってこのコマ割でリレーの全部の様子を描いています。かなり技法としても見ていて面白いんですよこれ。

このシーンとかも見せ方うまいです。
みつどもえ流の流れるようなスポーツシーン描写、という意味でも必見な111卵生でした。
 

まあこのシーンが一番ひどい。
 

●濡れたひとは●

さて、112卵生は、ひとはとお父さんの二人三脚の話にスポットが絞られています。
その流れ自体はまあ見ていただくとして、自分がスポットを当てたいのはひとはの濡れたブルマです
 
そもそも二人三脚を喜ぶわけがないひとは。お父さんのことを「恥ずかしいから近寄らないで」と言ってしまうひとはさんです。
みつばにその点をつつかれて動揺してしまうのですが。

濡れた!
 
・・・どうしよう、これあえて説明しないほうが楽しい気がするので、そのままにします。
どうみてもそうにしか見えないですよね。
(ここで試される、理性)
 
その後拭きに行くわけですが。

今までぐしょっぐしょの役は汗かき雌豚みっちゃんでしたが、今回は内股をひとはがぬらし続けるというすごい展開になっています。
この太ももを伝う露と、ブルマのむちむちっぷりがすばらしいとしか言いようがありません。
その後、結局拭くものが見つからない彼女がとった行動は。

ぱたぱたする。
いや、これ本編のストーリーとほんと全く関係ないんですが、こういう細かい仕草を時系列に差し込むから「みつどもえ」すごい。
最終的にこれで乾いて、本編ストーリーとシンクロしていくわけです。
細かいなあ。しかもそこにエロスを差し込むあたりに頭が下がります。露出しなくても出るエロスがここにある。
エロスと思った人がエロスだろ、というのもありますが、そこは脳を活性化させましょう。
 
クラスメイトとみつばの関係が時間を経たことでよくなったのと同様、お父さんとひとはの関係も一方的冷戦状態だったのが時間経ることで溶けていくのも、やさしくていいですね。

ひとはも、人目を気にする不器用さはありますが、二人きりならやさしいのです。
もっとも、元からやさしかったのをうまく表現できていなかっただけかもしれないですね。
 
いろいろな愛といろいろなエロスがつまった、そんな運動会二話連載でした。
あ、ってことはもう雌豚の汗の季節は終わってしまうのか…これはさみしいです。塩キャラメル味…。

みつどもえ 1 (少年チャンピオン・コミックス) みつどもえ 2 (少年チャンピオン・コミックス) みつどもえ 3 (少年チャンピオン・コミックス) 
みつどもえ 4 (少年チャンピオン・コミックス) みつどもえ 5 (少年チャンピオン・コミックス)

*1:なんで2回目?とか言ったらだめだぞ!パパとぼうやの約束だ!