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たまごまごごはん このページをアンテナに追加 RSSフィード


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2009-06-22 私立桜が丘高校軽音楽部日記

[]軽音部、それぞれにとっての大切な成長。〜今いる場所が、最高に好きだから!〜

けいおん!」12話みたよー。

いやあ、最高でしたね!

「たくあん」ネタをやるとはね!

「和尚?」って聞いたときには吹きましたが。やはり平沢家の血はなにか違う。

 

まあたくあんはどうでもいいです。いや、よくないです。食べたいです。

12話は1話の話の回想をも交えながら、それぞれの成長が詰まったものっすごい青い回でした。

青い話はまあ後でするとして、各キャラの成長を改めて振り返ってみたいと思います。

 

●むぎの成長。●

今回、ものすごい成長を遂げたのはむぎだと思います。

むぎはMVPといってもいいくらいですよ!

 

第一話の時のむぎは、完全に巻き込まれた感じでした。そもそも別の部にはいる予定だったのが「面白そうだから」ということで律に引きずり込まれました。

それ以降、彼女の立ち位置は傍観者でした。

お嬢様育ちで、一般的な人たちのやりとりを全く知らない彼女。時にとんちんかんな言動を繰り広げたりしつつ、あまりしゃしゃり出ずに「遠巻きに見ている」という位置を保っていました。

女の子たちがわいわいと楽しそうにしている姿が見ていて楽しくて、仕方なかったわけですよ。

(もっと色々別な意味でもな!)

 

ところが後半になって、彼女の位置はどんどんかわります。

クリスマス会では誰よりもそれを楽しみにし、自分から色々行動を取りました。ハワイ旅行を蹴り、みんなと遊ぶボードゲームを手に入れました。

1年目の合宿はみんなに流される形でしたが、2年目の合宿は自主的に「遊びたいです!」と言うようになりました。

そして11話では、さわちゃん先生の「他の人でもいいんじゃないの?」発言にりっちゃんの代わりはいません!」と、普段絶対にありえないような絶叫をします。

 

そもそも、「声をはりあげる」なんて今までしたことがなかったわけです。それどころか「自分の意志を言葉にする」という行動自体が最初はありませんでした。常に誰かの雰囲気を見て、お茶にしますか?ケーキもってきたよー。と。自分の意志は極力出しませんでした。

でも今は、彼女は「この軽音部が好き!」と大声で言えるんです。

なんだか面白いな、私の住む場所とは違う面白さだな、ではない。

私が、ここにいたい。

それは、まごうことなく、視聴者であるぼくらの声でもありました。

「なんとなくいい」から「ここにいたい!」「ずっと、続いて欲しい」。

 

音楽においてのそれは、アンコールです。

  

今までであればムードメーカーである律や唯がこういうことをしていたのですが、今回はむぎでした。むぎが、演奏が終わった後に、静寂の体育館で最初の音を出すんです。

もっとやろう!もっと、もっとやろうよ!

 

音楽は、言葉よりもさらに深い意志を伝えることがあります。

むぎは作中で、「放課後ティータイム」のすべての曲の作曲を手がけています。軽音部の楽しさを伝えようと、彼女は言葉にしない中で努力し続けてきたのです。

それを、さらに明確な形で「アンコール」として、最初の音を自分から出したむぎ。彼女は今ここに「私はここにいたい」「軽音部はこんなにも楽しい」と、はっきりと言うことが出来たのです。

 

 

それ以外のところも成長しているんだけどねー。むふぅ。

 

●澪の成長。●

澪の成長は、梓が大きく絡んでいます。

 

今までの澪は、泣き虫でした。

怖いこと、不安なこと、緊張することがとことん苦手で、常に逃げ続けてきました。1年目の学校祭で、最後の最後までごねて、泣きそうになっていたのが…まるで昔の話のようです。

今の彼女は逃げません。逃げていいときには逃げるけど、ここ一番では絶対逃げなくなりました。

そして、情に流されパニックになることも少なくなりました。「何が今もっともみんなに必要なのか。」それをきちんと考えられるようになりました。

それは、梓が感情的な子だから、というのがあると思います。

慌てる梓に対して、対策を述べる澪。これが意外なことに、澪が今まで言うことのなかったような冷静さなので、「おおっ?!」となった人は多いはず。

 

これは私見なんですが、澪って梓の中に自分を見ている気がするんですよ。

もちろん、1年生の時点でを比べれば、梓は芯がしっかりしていますし、音楽がやりたくで入ったので澪よりも積極性が強いです。恐がりもしません。

しかしそういう表面的な部分ではなくて、感情面でものすごく繊細熱くなるととことん熱くなって、そしてなにより「なぜかこの空間にひかれてしまう」という意味で。

練習をさぼるみんなに少しいらだったり、でも時々寂しかったり。そんな梓の気持ちが痛いほどわかる上に、1年を通じて「何が最良か」を澪は知っています。目先の感情で逃げたり怒ったりするだけじゃだめなのも分かっています。

 

また、澪がしっかり意見を通すようになったのは、梓を守ろうと決めてからでもありました。

梓の歓迎会でピクニックに行ったとき、普段なら流される澪は、絶対に言わなければいけないと決意を固めた上で、皆に意見を言いました。そして押し通しました。

 

今の時点では、梓はとても情熱的なほど感情の強い子です。

それが彼女のメリットでもあります。澪はそれを見抜いた上で、彼女のフォローをきちんとするわけです。

 

澪はもう逃げない。

梓を助けたいから。みんなが好きだから。

軽音部が、楽しいから。

人前で歌うのが恥ずかしい、なんて言いません。

全身全霊を尽くして、熱唱します。それが今できる最善のことだから。

照れて逃げ回る澪もかわいかったですが…汗だくになって歌う彼女は、今までの何よりも輝いていました。

きっともう、彼女は逃げない。

ホラー映画とフジツボ以外からは。

 

●唯の成長。●

12話は唯が主人公として大きくピックアップされていました。

彼女は外見上、あまり成長していません。

むしろ、基本性格が変わらないことが彼女の最大の魅力でもあります。

人をなごませ、いつも自然体で、嘘を絶対つかず、楽しいことに夢中になれる。

みんなそんな彼女を見て、引き寄せられました。

今の軽音部をみんなが「楽しいね!」と言えるのは、もちろん全員の努力でもありますが、唯の影響大です。全然しっかりしていないし、抜けているところも変わりませんが。

 

では何が変わったか?

彼女は1年前、不安だったわけです。

「自分は何が楽しって思っているんだろう?」「夢中になれるものなんてあるのかな。」

「これからどこにいくんだろう。」「今までと何も変わらないのかな。」

漠然としすぎていて、分からなさすぎる不安です。大人になったって、同じ悩みを抱える人はいますし、答えを出さずにいてもなんとなく通り過ぎちゃうんですよねこれ。

しかし、彼女は幸いにも、楽しいと思えることに出会いました。

 

不覚にも泣いた人がいるんじゃないかと思うシーン。

そう、1話ではここで転んで尻餅つくじゃないですか。

しかし、今回は彼女は、転ばなかった!

はっきり明確に、彼女の成長を象徴的に表現したシーンでした。

 

 

これらのシーンも第一話の反復。

しかし一話の彼女と今の彼女は違う。

背中に背負ったギター。目的を持って走っている自分の歩み、

「あの頃の私、心配しなくていいよ。」

そんな彼女の言葉が、重く響きます。

 

決して、「黙っていても何か出来る」わけじゃありません。

彼女は彼女なりに、1年間努力をしました。最初の一歩を踏み出した瞬間、それから、家で夢中になって練習した毎日。それがあって、みんなと幸せに過ごし、夢中になれる日々を手に入れました。

心配するほど苦悩しなくてもいい。だけど一歩だけ、ほんの一歩だけ踏み出せばいい。その一歩を、彼女はもう転ばずに進みます。

まあそれでも彼女は、澪のように冷静ではないし、律のようにみんなの空気を読んでまとめる力もないし、むぎのようにしっかりと揺らがないわけでもありません。焦るし、失敗ばかりだし。

 

それはささいなこと。みんな分かってる。

彼女の居場所はここだから。ここが好きだって、一番に思い、夢中になることが彼女の最大の魅力だから。

 

夢中になれることがある。好きな物がある。それは何物にも変えられない大事なことです。

その対象はなんでもいいです。

「楽しいことがある」ことが大事なのです。

楽しいことがあったら、突き進めばいい。人に迷惑がかかったら謝りつつ、でも決して振り向かずに走ればいい。

唯は今までも、確かに一心不乱に前に進む子でした。でも「目的」は曖昧で、自信のない子でした。

今は、胸をはって「これが好き!」と言える。それが一番の成長だと思うのです。

唯の居場所は、他の比較なんてしなくていい、高すぎる望みなんて言わなくていい。

ここだよ。

ここが好きだよ!

 

●律の成長。●

律についてですが…今回は特に成長はあまり描かれません。

というのも、彼女はもう今までの時点でその成長を何度も描かれてきているんですよね。

おちゃらけてばかりの彼女ですが、周囲の人間を見て、常にその空気をリセットし、最善の方向に向ける度量を彼女は持っています。

常に笑いながら部室にいて、誰もが戻ってきて安心できる、そんな「変わらない楽しさ」を提供できるのがこの子です。

 

あえて言うならば、彼女に足りなかったのは本音を言う勇気。

それは11話で、澪に対してぶつけることで昇華されました。今後、澪に対しては弱い部分も見せながら、おちゃらけない自分も出すことができるでしょう。それでいい。

今は、部長として、みんなのムードメーカーとして、最大限の笑顔を作れる人間であれば、それでいい。

進めりっちゃん隊員!

大丈夫、君がみんなのことを何より大事に思って、見つめているのは、みんなもう分かっているから。

 

●青いよ!●

今回は、とても「青い」回でしたな!

恥ずかしい?くさい?

いいんだよ、高校生なんだからそのくらいでいいよ!

 

観客にしてみれば、唯と軽音部仲間たちの一連のやりとりは、部外者だから茶番みたいなものとも捕らえられるでしょう。何やってるんだろうな?と。

でも、本気って伝わるんですよね。本気で、一生懸命なものって、伝わる。

だから観客は「がんばれ!」って叫ぶんです。ここに映る無数の生徒達にも、軽音部と同じような青春があって、夢中になれるものがたくさんあるんです。描かれていないだけで。

左は、演奏にかぶりつきになる女の子達の様子。学祭ライブだと思わず立ち上がって舞台に寄っていくのはよくある光景なので、その自然さにちょっとうれしくなりました。

右は、憂とその友達。軽音部の勧誘をみて、断ったあの子です。ジャズ研の。

その子が今、軽音部の演奏を聴いて顔を赤らめ、興奮しているんですよ!

そう、「楽しい!」が詰まりまくった軽音部の演奏は、上手くはないのかもしれないけれども確実に何か伝わるものがあるのが、梓やこの子を通して描かれています。

アンコールのシーン。

客に尻を向けるなとか、そういうのはどうでもいいんですよ(プロならよくないかもだけど)。

 

楽しそうじゃん!

こんなにも楽しそうに、夢中になって、一生懸命なら、もうそれでいいよ!それが一番大事だよ!

唯がそれを内輪受けにせず、「こんなにも楽しいこと、あります!」と体現しているのがまたよいんですよね。だから講堂いっぱいに、その思いが広がります。

そう、青いでしょう?大人バンド組んでいる人からみたら「いやいや、まじめにやってくれよ」となるかもしれません。でも高校生なんだもの、なによりも「楽しい!」がないと、感動は伝わらない。小手先の技術でどんな上手い演奏をしたって、「楽しい!」には叶わない。

だって音楽だもの。

 

一応の最終回ということでしたが、今までのすべての「楽しい!」を一つに詰め込み、昇華していった流れには本当に拍手喝采。

終わった!すっきりした!名残惜しいとずーっと悩んだ一週間だったけど…これで最終回でよかった!

名残はないです。最高の最終回でした。

きっと、彼女たちはこれからも「楽しい!」を胸に、泣いたり笑ったり、離れそうになったりつなぎなおしたりしながら、もっと前に進めるから。

武道館じゃなくてもいい。みんなのいる「ここ」があれば、それでいいよ。

 

まあ…。

照れりっちゃん隊員がかわいすぎて、番外編が終わるまで気が気じゃないけどね!!!

何が起きたのかは分かりませんが、オレ妄想的には、

バレンタインデーで律、澪の分のチョコ買う。

 ↓

みんな渡し合い、でもなんか恥ずかしくなっていまう。

 ↓

ごまかす。ヒゲ。

 ↓

放課後二人きりで…。

こうだな!!!!

 

なんだこの表紙イメージ。「わたしの恋はホッチキス」「ふでペン〜ボールペン〜」「カレーのちライス」「ふわふわ時間(5人ver.)」が集録とのこと。

しかし、ここまで澪の歌がかっこよくなるとは…プロってすごいな。あ、違う違う。むぎってすごいな!

律むぎの表紙マダー?当然律のが一番楽しみなんですが、むぎの歌声は「翼をください」を聞いた感じではすげーかっこよさそうなので、期待大。

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律の脚がもうね…。もう…。

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