たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

ゴルカム:2009年夏コミ新刊「ぜつぼう!」

ゴルカム:2009年夏コミ新刊「ぜつぼう!」

絶望先生、というかMAEDAXフィーチャーな同人誌出来ました。
表紙からインタビュー、紙ブログまでMAEDAX。なんというMAEDAX祭り!
 
自分も今回はコラム(か?)と編集で参加していますので宣伝しておきます。
イラストは「絶望先生が大好き!」という面々が集まって描いていますので、バリエーション豊かで美麗なものぞろい。カラーで8Pあるので、これは是非見てほしいです。
 
個人的に面白かったのはやっぱりインタビュー。久米田先生の裏話も面白かったのですが、イラスト投稿欄の某人物の話は非常に興味深かったです。
 
自分の担当分は「絶望的人物語り」というキャラクターコラムなんですが、その中の芽留ちゃんと普通のことを書いてます。冷静に考えたらやっぱりコラムではないです。
カトゆーさんが描いた芽留ちゃんがめちゃくちゃかわいくてですね…うふふ。
 

題名 :ゴルカム さよなら絶望先生本「ぜつぼう!」
頒布日:8月16日(日)
頒布場所:東地区“N”ブロック−01a「ゴルカム」
64P(カラーページ8P込み)
頒布価格 600円

同じ場所で「淫漫姫」も頒布いたします。
姫の情報は土日くらいに。
よろしくお願いいたしますー。
 
「みつどもえが好きでしょうがない隊」による夏コミ同人誌「小学6年3組」が出来ました!
付録付き。こちらもよろしくお願いいたします。

アニメやゲームを一回分解して再構築するエレクトロニカ

友人に教えてもらったのが非常に面白かったので紹介。
 
No59 さんの公開マイリスト(ニコニコ動画)
 
このNo59さんの曲、色々なアニメ・ゲームの音をサンプリングして変形させて、エレクトロニカにしているんですよ。これがえらい面白い。
エレクトロニカ - Wikipedia
 

セリフはもちろんですが、クリック(時折入る短いノイズ音)やリズム打ちの音、メロディーまで全部つかさの声だけで作られていると言うからびっくり。
アンビエントの持つたゆたう感じとつかさの存在がマッチしすぎです。

こっちはみさお。ドラム以外全部みさお
 
エレクトロニカ作家さんの中には、特に電子音っぽさを強調する方もいらっしゃるので、この曲の作り方は非常に「なるほど」な感じ。サンプリングの手法であることは変わりません。
とはいえ、ここまで1キャラ特化にした上で、一度全部分解し、再度くみ上げ直すという作業を考えて実践していく発想と技術力には頭が下がります。
 

クリックハウスのトカチトロニカ。mp3がアップされているので、そちらをイヤホンで聞くの推奨です。耳に優しくないです。そこがいい。
アンビエントものとは違ってリズミカルでアッパーテンションなので、興味のある人はここから聞いてみるといいかと思います。
もちろん全部亜美の声。
 

作者さんは他にも色々なジャンルの方向性に挑戦されているようですが、アニメ・ゲーム文化を一回かみ砕いて消化してしまう手法をとり続けて、さらに自分の解釈を加えて吐き出しているのは非常に面白い取り組みだと思います。もちろん元作品がお好きだというのがあると思うんですが、それ以上に「作品を部品にしてしまう」という遊び方が痛快。
二次創作か、というと、もう微妙な域だと思います。好き嫌いの分かれる手法だとは思いますが、ありとあらゆるものが音楽の素材だと考えられる人にはかなりツボに入るのではないかと思います。
 
あと、受取り手がみんな元ネタを理解している(ヱヴァ、らき☆すたアイマスなど)上で成り立つ共通言語を使っているのも興味深いところ。ニコニコ試聴層、オタク層が誰でも知っているものを、一度破壊してしまっているのも愉快ですね。
そして作っていくのが「ジャンル名ありき」のエレクトロニカなのも面白い。

読む音楽 完全版
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DJ TECHNORCH デッドボールP 槇タケポン ARM みらゐ MORRIGAN 源屋 JEA REDALiCE masayuki To-Mad Betwixt & Between
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DJ TECHNORCHさんが「読む音楽」で書いていましたが、自分だけの音楽、というのにこだわらず、無数に分かれまくっているテクノの中から「このジャンルを作ってみよう」という音楽への読み方、聴き方、作り方は大いにアリだと思います。
 
この方に是非ライブやってもらいたいです。
思いもしないものをつかって、思いもしないものを生んでくれそうで。
 
Ableton Live 8
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Ableton/エイブルトン (2009-04-21)
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作者さんはAbleton Liveを使っていると書かれていたのですが、自分もバージョン5使ってました。あー、だいぶ前になっちゃいますね。
このシリーズ、緻密に音を組み立てることができるんですが、それ以上に偶発的に出来る音を楽しめるのがとてもいいです。ほんとLiveな感じで作れます。