たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

そしてそれぞれの道を歩み、少女達の時間は元には戻らない。

やばい、このCMがやばい。
何度見ても泣く。
CM紹介|トーキョー☆ブックマーク
30秒バージョンを見てから90秒バージョンを見るのをオススメ。

こちらのCMをご覧下さい

http://tokyobookmark.net/cm/

関西地方で流れてる「新幹線のって東京行こうぜ!」CMらしいのですが、今回の設定がすごくいいんです。昔キットカットでやってた「花とアリス」のショートムービーみたいな雰囲気で、BGMと台詞がよすぎて夜中に見るとうっかり泣きそうになるくらいです。この2人が仲良かったり遠くなったりもぞもぞした感じがたまんねーなって思いました。以上です

VS:新婚さんごっこ、本屋で見て迷ってたんですが記事読んで買うの決めました(^v^)
あとけいおん!BDキャラ紹介カード、りっちゃんのひざ小僧が可愛すぎてもう罪の域だと思いました。ごきげんよう
by 律澪は正義

ホント教えていただきありがとうございます!
片方が結婚して主婦、片方がOL。
二人が久しぶりに二人きりで遊びに行って、少女の時の色々な物がぶわー!って噴き出してくる
その感覚がものすごい勢いで詰まっている傑作CMです。
 
それぞれがもう別の道を歩んで、時間の波にとどまることは出来ず一歩ずつ努力して踏み出しているんだけれども、ふとしたはずみにもう戻れないこと、大人になっておのおの歩いていることを感じてしまう。
だけど自分の側には、すごく仲良しだった人がいる。
30秒バージョンのラストと、90秒バージョンのラストが違うんですが、これが…なんだよ、泣かせるなよ!
大好きだなあこれ。90秒バージョンの最後、なぜそうなったのかを考えるだけでボロボロ泣いてしまう。
 

                                                                                                                                            • -

 
同じようなシチュエーションで好きなのは、「プリキュア5」ののぞみママとりんママの関係でした。
あの二人もそれぞれ結婚して別の道を歩んでいるけれども、二人っきりになった時ふと少女の顔に戻るんですよね。

少女達の友情はいつまでも。「プリキュア5第15話」
別に過去を過剰にキレイに思うわけじゃないし、過去に戻りたいとか今の生活がいやなわけじゃない。ただ、あの時に出会った二人が色々な折り合いをつけ、そして今また二人で出会い、手に入れた物、二度と手に入らないものがある、という関係がたまらなく大好きでならないです。
 

                                                                                                                                            • -

 
まあ、自分は男性なので、女性のそのような関係を「作品」という形で見せられるのを鵜呑みにするだけで、実際どのようなものかなんてわかり得ません。
分からないからこそ、ものすごく憧れるものもあります。
 
いや待てよ、男だって…あるなあ。あるよ。
絶対別々になんてならない、一生仲良しだったんだろうなと思う友人と別れてしまい、気づいたら疎遠になっていたり。
その時は「連絡密に取り合うんだろうな」とか考えていたのに、意外とそうではなくなってしまったり。
少年の日の思い出なんて書いたら大げさだけど、あー忘れちゃってるナアというのはあります。
 

                                                                                                                                            • -

 
ただ、男性側のって結構ライトな感じもしないでもないです。
「一緒に飲みに行こうぜ」って誘いやすいんですよね。
執着がそこまでない場合もありますし。
 
少女同士が大人になってからも仲が良くて、というのは色々な作品でちらほらと見受けられるテーマだと思います。やっぱりちょっと特別感があります。
特に主婦になるとそうそう「一緒に飲みに行こうぜ」とならない場合もあるでしょうし。人には寄りますが。
あと女の子同士が、学生時代に結んだ結束ってすっごい固いのではないか、という憧憬に近いものもぼんやりあります。
ビジュアルとしては「二人でこっそりクスクス笑う横顔」と「つないだ手」。これは男には分からない少女の世界。
 
イメージとしての少女像ではありますが、男女ともその特別な関係に惹かれ、大切にし、そしてそれがいつまでも続かないことを理解して区切りをつけていく。
別れがあるから、今再び出会うのがこんなにも楽しく、そして切ないんだなと。
 

                                                                                                                                            • -

 

ひとひら 第1巻 [DVD]
ひとひら 第1巻 [DVD]
posted with amazlet at 10.02.11
メディアファクトリー (2007-06-22)
売り上げランキング: 53658

アニメにもなった「ひとひら」に、気弱で内気で仕方のない麦という主人公の女の子が出てきます。
この子が親友と別れるシーンがあるのですが、もうウジウジウして弱々しくて仕方ないんです。どうしようもないくらいに、おでこ引っぱたかれそうなくらいに。待って、行かないで、私を置いていかないで!
でもその気持ち、みんなが先に行ってしまって自分だけ置いて行かれるんじゃないかという気持ち、無理だと分かっていても別れるのが嫌で嫌で仕方ない気持ち、それが分かっちゃうんですよ。「甘い」とか「生ぬるい」とか言えない。待って!頼むから待って!って、見ていると麦と一緒に叫びたくて仕方なくなる。
大人になったからこそ「一生友人と一緒にいる」ということはないことも、また後日会えることも分かっているけども、その時別れるのが身を切られるほど辛いし寂しいし、一生会えないんじゃないかとすら感じてしまう。
自分の体の一部を切られるかの如くに。
それが身勝手なのも分かって自己嫌悪に陥る。
陥るけども、やっぱり辛くて、苦しくて、どうにも自分には出来ない。
 

                                                                                                                                            • -

 
はい、話が膨らみすぎました。
が、笑顔で別れようと、涙で別れようと、やっぱり一度別れるのは寂しい物で。
そして後日会っても、以前の自分達には二度と戻れない。
 

                                                                                                                                            • -

 
最初にあげたCMが、あまりややこしい話や裏設定を描かずに、会話の端々だけで二人の関係を描いていたのがどうしようもなく悲しかったり嬉しかったりして大変でした。
この二人が学生時代どんな友人だったのか、これから二人はどうするのか、色々な想像が膨らみます。
少女時代には戻れないけれども、あの一瞬、二人は間違いなく少女だったな、とも。
自分でもこういうノスタルジックなネタには毎回過剰に反応しているなあとは思いつつも、作品として描かれる「一瞬の少女達の光」に痛烈に惹かれ、追いかけて追いかけて、絶対に手に入らないまま終わるんだろうなあと感じるばかりです。
だからこそ、少女達の光を匂わせてくれる作品が好きでたまりません。見て疑似体験出来ることが幸せでならない。