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【任侠姫レイラ支援】技を受けろ、受け止めろ! レイラ!

やばいやばいやばい。
任侠姫レイラ、今面白すぎます。
 
プロレスって、「勝ったほうが偉い」んじゃないんですよ。
いわば、勝つ方は台本に載っていたりするわけですから。
しかしそれがショーとして成立するのは、彼ら・彼女らが技を全部受けきるからです。
 
現在ヒロインのレイラは東北の地で、ヒールとしてプロレスラー相手に本気で攻撃を食らい続けています。
そうだ!
プロレスは技をかけるほうもかっこいいが、かけられて耐えるのがかっこいいんだ!
 
たとえばこのシーン

もう、避けないんですね。
むしろ挑発して、殴られに行く。
相手に殴られるための行動を取る。
こんな理不尽な格闘技あるか!?
格闘技なら避けたり受け止めたりして自分の技を叩き込んでこそ、じゃないですか普通は。
プロレスは違うんだよ、ショーだから、わざとくらうんだよ。
レイラの敵の虚空僧侶(この格好のウサン臭さも最高)もまた、プロレスラーだからこのあと、わざと食らうんですよ技を。

お互い殴ってくるのを、ノーガードで食らいまくる。
ノーガードな相手に全力で殴りかかる。
もう一度言おう、こんなに理不尽な格闘技あるか!?
 
あるんだよ。それがプロレスなんだよ!
「相手の技わざわざ食らうなんておかしい」という考えはシフトチェンジしましょう。
「相手を殴り倒すのがかっこいい」なら、逆に「相手に殴られるのを耐えるのがかっこいい」とも取れるじゃないですか。
つまり、ショーマンシップにのっとっているんですよね。スポーツである以前に演者であり、プロのレスラーなんです。勝ち負け以上に、観客が望むものを提供する。それこそがプロレス魂。
 
この漫画、ほんと少年漫画のプロレス漫画としては異例なくらい、「食らうかっこよさ」に焦点を定めている作品だと思います。この試合以外もレイラは全部、相手の全力の攻撃を「受けている」んですよ。
というわけで、早く一巻出てください。
こんなに面白い、プロレスを愛しているのがわかる漫画が埋もれてしまいそうなのは恐ろしい。
話わからなくてもいいです、とりあえず次のチャンピオンで、是非読んでみてくださいよ、レイラ!
ちょう熱いから!
 
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