たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

「それ町」9巻のエビちゃんって、すっげえ「女子」ってかんじでいいよねー。

それでも町は廻っている 9 (ヤングキングコミックス)
やった! やったよー!
9巻でエビちゃんエピソードきたよー!
もう出ないんじゃないかと思っていたのでこれはうれしい!
今後もちょっとずつ出てきそうなにおいがしますね、しますね!
 
で、ご存知の人も多いと思いますが、「それでも町は廻っている」は時系列がシャッフルされた作品。
こちらが詳しくてすごくわかりやすいので是非見てみてください。
晴耕雨マンガ それでも町は廻っている の時系列について
で、今回のエビちゃん話は、歩鳥が髪の毛を切るのを失敗して短くなっているので、6巻44話の直後、二年目の3月ですね。
順番としては

「5巻42話 メッシーの謎解き回でエビちゃん惚れる」(二年目秋)
  ↓
「4巻33話 タケルとエビちゃんのデートの話」
  ↓
「6巻45話 タケルが風邪をひいてエビちゃんが来る話」
  ↓
「6巻44話 歩鳥が髪の毛きるのに失敗」
  ↓
「9巻67話 タケルにエビちゃんが嫉妬する回(now!)」(二年目3月)
となります。
エビちゃんの登場は4回目ですね。秋口から3月までの話なので、そんなに長い期間じゃないです。
このあと、どうなるのか。あるいは今後67話までの間の話が描かれるのか。それは定かではないです。
が。
エビちゃんが出てきただけでYATTA!
 
さて。
なんでこんなにエビちゃんが好きかっていうとですね。
エビちゃんの存在って男子が思い描く女子像に限りなく近い気がするんですよ。
小学校男子が、大人になってから気づく女子の「女の性」を体現したようなキャラに感じられてならないんです。
男子がまだ性に目覚めていない頃に感じるムラムラや、「女子ってなんだかなあ」というぼんやりした思考の結晶。
そう、少女じゃなくて「女子」。ココ大事。
「女子ってなんだかなあ」っていう、男子・女子の間の溝みたいなのも描いているし、同時に女の子に惹かれる気持ちや優しくしたくなる気持ちもエビちゃんを見ていると浮かんでくる。
たまらんですねー。
それでいてキャラクターとしても魅力抜群。
コケティッシュで女であることをばりっばりにタケルに押し出しながら、幼いところは妙に幼いまま、というアンバランスさ!
本人も自分に振り回されている感がたまらないです。好き。
 
エビちゃんが暮らすのほかの女子と違う特別な存在になっているのは、キャラクターのデザインからもわかります。

クラスの他の女子は、石黒正数先生らしくいかにもリアルな顔しているんです。男子もそうですが。
むしろそっちのほうが「いそうだ」という感じですが、タケルとエビちゃんは明らかにかわいらしさの面でマンガチックにデザインされています。
かわいいです、賢そうです、というのがきっちり出ている。
このコマなんかその二人がいかにクラスの中で目立つ存在になっているかわかりますね。
まあ、エビちゃんはモデルやってるくらいですから本気でかわいいのは間違いないんですが、タケルは他の男子の子どもっぽさと比べてもモテそうですよ。
でも小学生だからのうー。タケルのようなタイプを好きになるのはもうちょっとませた子・・・そう、エビちゃんタイプでしょうね。
そこがいいんだなー。
 
タケル自体、モテるタイプだと思いますほんと。
だからといいますか、今回はエビちゃんがタケルにガチ嫉妬するという、なんともこれをニヤニヤせずになにをニヤニヤするのかという回です。
ニヤニヤ!

嫉妬する女の子ってかわいいよね。
まあ、タケルも嫉妬初体験なので困惑しまくります。嫉妬だと気づいていません。
モノローグがいいんですよ。
「しかも何に怒ってるかいわないもんだから、この人。どうしていいやら・・・」
ああーそうか、距離的に「この人」なんだよねー、タケルからしたら。
思春期男子なら、むしろ勘違いしすぎちゃうんじゃないのってレベルのエビちゃんの猛烈アタックですが、小学4年生では「女子は男子とは別」と気づく程度の成長度合い。
それ以下だと男女の区別が自分たちの間にもないし、それ以上だと恋愛を意識し始める、丁度中間。
 
エビちゃんの嫉妬は非常にわかりやすくて、まあ子どもっぽいといえばそうなんですが大人でもこういう嫉妬するよねー、という感じ。
完全に大人視点で言ってますけど、そんなもんだと思います。
それ町自体が比較的ちょっと引いたところからキャラクター達の群像劇を見ているところがあるので、熱しすぎず冷めすぎていない。近すぎず遠すぎない。大人から子供たちを見ている感覚です。
 
だから「エビちゃん」というキャラの特別感は強力。
中心人物達からしたらモノローグの見えない分かりづらいキャラ扱いですし、「こういう子がいたら、どうなるんだろうか」というシミュレーションみたいなキャラです。
ようは「小学生のませた女子」の権化。あくまでも「女子」ね!
タケルはエビちゃんの事考えてたらおちんちん大きくなって「なんだこれ・・・!」ってなるねきっとね!
 
エビちゃん自体はモノローグのほぼないキャラです。
(メッシー回で惚れた瞬間だけモノローグあり)
そのかわり、タケルやユキコや歩鳥には色々見えています。

アイアンメイデン・・・!
まさかここまでとは思わなかったですが。すごいね。
ペルソナというかスタンドというか。邪悪。
まあこれはネタ的ですが、基本「タケルから見た視点での顔」で表現される子です。

これはモデルになっている雑誌を見せた時、エビちゃんが他の男の子と手を握って写っているのを見て、タケルが胸にモヤモヤを抱えるシーンでのエビちゃん
もう、「女」の顔してますねかわいい。
タケルもそれが嫉妬だとわかっていないのがいいんですよ。
タケル、それは恋だよ、恋っていうんだよ・・・いや、わからんですけどね。単なる友達感情かもですし。
・・・それはないか。
このあとエビちゃんが渡す手紙が最高にいいです。読んでみてください。
ますますエビちゃんに惚れました。
 
エビ&タケル回だと、普段は邪魔者の歩鳥がしっかりお姉さんになるのもいいですね。

髪の毛切りすぎてますが、すごく冷静に二人のことを見ている歩鳥。
立派なもんです。言い過ぎないでうながすところも。
まあ、そんな歩鳥ですが、9巻の最後73話で、森秋先生の恋路を余裕で邪魔するわけなのでプラマイでマイナス。
それでこそ歩鳥だぜ!
あっ、でも銀河鉄道の夜的な歩鳥と紺先輩の話は最高だったので、プラス3000点。

どの巻もいいんですが、今回はそのエビちゃん回と銀河鉄道の夜回で完全に心奪われました。
よい巻です。
 
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このエビTやばいんですが。
ほしい。
白スク水バージョンやばいです。
 

私立桜が丘高校軽音楽部日記

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超! 解読!
あやしげ!
たまごまごです。
少しですが自分も書かせていただいております。
ぶっちゃけ最初話聞いた時、「謎本とか評論とかはぼくはできないのでパスします!(好きすぎるので!)」と言ったんですが、内容を聞くと「大の大人が全力でまどかで遊ぶ!」という内容だったので書かせて頂きました。
そういうの好き!
自分も全体像を見てないのですが、今から楽しみです。
9月15日発売です。
 

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そして、宝島社。

2011年のアニメの目玉はMBS魔法少女まどか☆マギカ』でした。最終回の放映前には読売新聞に全面広告まで打たれて、ファンの期待はいやが上にも高まりました。本書は『エヴァンゲリオン』以来の「神アニメ」とまで熱狂するファン(押井守ほか)の声を編集したものです。ファンタジーアニメでありながら、日本人の心の現実をつかんだ「まどかマギカ」のすべて! 3.11以後のエンタメ潮流の中心がここにある!といっても過言ではありません。

なかなか派手ですね。にしても押井守インタビューまであるとは。
10月14日発売。
 

やはりきたか!という感じでユリイカ。最近アニメネタに関してフットワーク軽くて面白いですね。
10月20日発売
 
まどか関連書籍ばんばんでています。
盛り上がってきましたね・・・。
 

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そして、きましたね!

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マミさんfigma
シャルロッテとか銃とかもついてます。
にしても、やっぱり「死ぬしか無いじゃない!」顔が非常に素晴らしいです。
これをつけようと決めたのはすごい。
 そしてそしてプロダクション・ノート。
ありがたいことに自分はコミケの時に買えたんですが、すごいですよこの本。
高いですが、それだけの価値あります。資料集でもあり、アートブックでもある。
特にイヌカレー画集すごいです。ガイドブックでもかなり載ってましたが、こっちが完全版というかんじ。
コレクション価値も高いので是非手にして欲しい一冊です。