カイセン問屋ヒゼン屋

2100-04-01 このブログについて

カイセン問屋ヒゼン屋にようこそ

 このブログは病院や施設で流行中の皮膚感染症疥癬」対策について研究している医師makikuniこと牧上久仁子(なんのひねりもないハンドルですね(^^;):専門は公衆衛生学)が、なにかと誤解の多い疥癬についての正しい知識をひろめたいという野望(?)の元に始めたサイトです。タイトルこそふざけていますが、疥癬対策に取り組む姿勢は真面目ですので、ご贔屓のほど、よろしくお願いします。

 このブログでmakikuniは実名を出していませんでしたが、2011年末に朝日新聞生活面のコラム「患者を生きる」に名前が出て、全国紙で年バレしてしまい、なんか吹っ切れてしまったので、2012年を迎え、このブログでも実名出すことにしました。

 makikuniがどの程度疥癬にマジメに取り組んでいるかの証拠として今までの主な活動実績など・・・。医学書院から2002年に出た、「疥癬はこわくない」や、秀潤社から2008年に出た「疥癬対策パーフェクトガイド」を分担執筆してます。前者は医療職以外の方にもわかりやすいように書いたつもりで、後者は医師・薬剤師等の専門家向けです。日本皮膚科学会の疥癬診療ガイドライン作成にも協力しています。makikuniが研究を行っているのは、高齢者施設・病院・保育園などで疥癬がどのように拡がるのか、どうしたら効果的・効率的な対策がとれるのか、といった疫学・感染制御の分野です。

web連載 疥癬パニックからの脱出

 「疥癬パニックからの脱出」は2004年にシルバー新報の2月6日号から7月23日号まで連載した読み物記事です。担当編集者の方に掲載許可を頂いて、加筆修正を加えつつ、このブログ上にアップしていく予定です。シルバー新報掲載当時の対象読者は介護施設に働く方、とくに管理部門の方向けに書いたので、難しい医学用語は使わず、使う場合は説明を入れるようにしたつもりです。

最初にお伝えしておきます

 「自分はこういった皮膚症状があるが、疥癬ではないか?」といったご質問にはお答えできません。近くの皮膚科を受診されることをお勧めします。サイト管理者は疥癬の診療や集団感染管理の経験がありますが、皮膚科医ではありません。また皮膚科のドクターでも実際に診ないことには判断できないことをご理解いただきたくお願い申し上げますm(_ _)m。

施設における疥癬感染制御に関するご相談をお受けしております

 病院・高齢者施設等の職員の方々を対象に疥癬の感染制御に関するご相談をお受けしております。管理人が運営するもう一つのサイト「病院・施設での疥癬発生について考える」病院・施設での疥癬発生について考えるに設置しておりますメールフォームからご連絡くださいませ。

2050-04-01 新しい質問はこちらにどうぞ

新しい質問はこちらにどうぞ

ブログにコメントの形で質問いただいた場合、makikuniにはメールでお知らせが来ます。いろんな記事のコメント欄に質問を付けてくださると、質問者以外の方(このブログにどのくらいの頻度で閲覧者がいらっしゃるのかわかりませんが(^^;)にわかりづらいので、新しく質問くださる方はこの記事にコメントの形で付けてくださると助かります。あなたが疑問に思ったことは、他の閲覧者の方にとっても参考になるはずです。

「自分はこういった皮膚症状があるが、疥癬ではないか?」といったご質問にはお答えできません。

近くの皮膚科を受診されることをお勧めします。サイト管理者は疥癬の診療や集団感染管理の経験がありますが、皮膚科医ではありません。また皮膚科のドクターでも実際に診ないことには判断できないことをご理解いただきたくお願い申し上げますm(_ _)m。

2016-01-09 疥癬の検査について

今回のエントリーは医療関係者向けです。皮膚科が専門ではなく、尿検査や細菌検査は外注に出していて、生物顕微鏡がない病院・クリニックにお勤めで疥癬の診断をしなくてはならない方。皮膚科受診のハードルが高い施設にお勤めの看護師さんなどを想定しています。

お勧めはダーモスコープです

患者さんの皮膚を採取せずに疥癬トンネルがよく見えます。慣れればメスのダニも見えます。皮膚を採取しなくて良いことはポイント高いです。なにより痛くないし、侵襲がないので、診断行為(あなたは疥癬ですと断言すること)をしないなら、医師免許が要りません。診断と治療は医者にやらせてください(^^)。欠点は高いこと。疥癬だけ診るならここhttp://www.jhewitt.co.jp/product.php の一番安いDL100とかですが、5万円くらいします。

学習用顕微鏡疥癬の診断に役立つか?

施設等に往診に行くときに、生物顕微鏡は箱込みで10kg以上と重すぎて、車必須なので、お手軽な子供向け顕微鏡(学習用顕微鏡というらしい)を試しに買ってみました。こういったたぐいのものにはよく付属しているピンセットとかの「解剖セット」とか、試しに眺める用の葉脈なんかのプレパラートセットとかは、一応プロだから不要なので。Amazonでレビューの良かったビクセンSB-500です。http://www.vixen.co.jp/product/micro/standard/210404.htm ビクセンは高校時代の部活動が地学天文班で、当時から親しんでいたメーカーです(バイトして買った天体望遠鏡はタカハシ光学ですが)。ステージに医療用のプレパラートがちゃんと載るかどうか、ヨドバシカメラで実機をチェックして購入しました。

学習用顕微鏡 使ってみた結論

疥癬の診断にメカニカルステージは必須で、学習用顕微鏡では難しいです。また治癒判定には使えません。通常疥癬の患者さんに寄生しているヒゼンダニは数が少ないので、低倍率でカバーグラス状をくまなく走査しなくてはならず、メカニカルステージは必須です。今回機会がありトライしましたが、メカニカルステージのない学習用顕微鏡でヒゼンダニを探すのは至難の業で、見つかりませんでした。プロ用生物顕微鏡で見直したら、プレパラート一枚に、幼虫が一匹だけ、卵の殻が4個だけありました。

ただ「この患者さん、通常型疥癬?角化型疥癬?」と悩んだときには使えるかもしれません。学習用顕微鏡でヒゼンダニが容易に、多数見つかるなら、角化型の可能性があります。逆に、なかなか見つからないなら疥癬だとしても角化型ではないかも(どこから検体を採取するか?も、結構慣れを要するのではありますが・・・)

2015-10-05 祝ノーベル医学生理学賞・大村智先生

大村智先生は疥癬対策の恩人でもあります

 疥癬の治療薬、ストロメクトール(一般名イベルメクチン)の発見者、大村智先生がノーベル医学生理学賞を受賞されました。NHKのニュースではオンコセルカ症をはじめとするフィラリア症の治療薬として紹介されていましたが、日本の医療者では疥癬の治療薬・ストロメクトールとしての方がなじみ深いです。ほんとにお世話になっています(博士論文もイベルメクチンを使った疥癬の集団感染対策で書かせていただきました)。

 去年発売された、スミスリンローションも日本発の治療薬です。これからも患者さんの悩みを解決する心強い武器で有り続けて欲しいです。

いよいよ出ます疥癬診療ガイドライン第3版

 私も作成に参加した、疥癬診療ガイドライン第3版ですが、10月20日発行の日本皮膚科学会誌に掲載されます。第2版より大増ページで、エビデンスレベルも記載し、私が担当した予防策の部分も大々的に改訂されてます。現場の皆さんに疥癬対策の基本的考え方をお伝えすべく頑張りました。お役に立てば幸いです。

2014-09-27 疥癬診療ガイドライン改訂作業中です

疥癬診療ガイドライン改訂作業中です

 不肖makikuniも参加して、新しい疥癬診療ガイドライン(第三版)の改訂作業をしてます。今年8月下旬に発売になったスミスリンローションの使い方はもちろん、各治療薬の推奨レベルも記載し、エビデンスレベルも示した(とはいっても疥癬ってランダム化研究がとっても少ないんですよね(^^;;)、前のバージョンより大幅にボリュームアップした読み応えのあるモノになってます。

 makikuniは感染予防策のところを分担して書いています。通常疥癬と角化型疥癬の対策を対比した表ですが、ああいった表は一人歩きしてしまうことが身にしみてわかったので、表だけコピーされてもいいように注意書きいっぱいのくどい感じに仕上がってます。くどい記述をするわけは「なぜその対策を取ることを勧めるか」の基本的考え方を伝えようという意図なのです。

ガイドラインにパブリックコメントも募るみたいです

 ガイドラインの原稿、今は各担当者が悶絶しつつ改訂してますが、日本皮膚科学会本部に提出され、ホームページ上でパブリックコメントを募集して、検討もするようです。パブコメ募集始まったらこことか医者向けMLで告知します。作成委員会長の石井先生は「2015年春の日本皮膚科学会総会で世に出す!」と宣言されてるんで、足を引っ張らないように頑張ります。

2014-08-31 疥癬の新しい外用薬が発売されました

疥癬の新しい外用薬スミスリンローション5%が発売されました

 久々の更新です。2014年8月22日に、クラシエから疥癬の新しい外用薬スミスリンローション5%が発売されました。http://www.kampoyubi.jp/sml/

 ストロメクトールだと体重15kg以下の子供に使えず、全身状態が悪い患者では内服では局所に届かない可能性があり、疥癬に取り組んできた医療者にとって念願の発売です。アタマジラミ等で薬局で市販されているでスミスリンパウダー・シャンプーはフェノトリン濃度が0.4%で、濃度が大きく異なります。

 諸外国ではフェノトリンと同じピレスロイドであるペリメトリン外用剤が第一選択の国が多いのですが、フェノトリンが疥癬の治療薬として認可されるのは実は日本が世界初です。そのため有効性や副作用は発売後に確かめていかなくてはならない面があります。(ペリメトリンの外用剤はホルムアルデヒドが含有されているため、日本での発売が難しいため、スミスリンが開発された経緯があるそうです)。

疥癬診療ガイドラインの改訂が進行中です

 この新薬の発売に合わせて、日本皮膚科学会では疥癬診療ガイドライン第三版を作成中で、私も集団感染対策の部分を書いています。現在かなり原稿はできあがっており、9月下旬に最終の作成委員会が開かれ、皮膚科学会のチェックを受けて、パブリックコメントを受け付けた後、来年には発行予定だそうです。

2013-01-10 ありえるんです「保育園での疥癬」

本当に久しぶりの更新です(ごめんなさい)。

古来疥癬は「子供に多い病気」でした

 日本では疥癬は「要介護高齢者とケアに当たるスタッフの間で流行っている感染症」と思われているようです。しかし、疥癬と人類の付き合いは長く、古くはエジプトミイラからヒゼンダニが検出されたりしているそうです。そして、「高齢者の病気」と思われるようになったのは、ごく最近の、しかも先進国だけのことです。もともと疥癬の好発年齢は、性的にアクティブな若い世代と、その子供たちの世代でした。このブログでなんども触れているように、疥癬の感染力は弱いので、性交渉のようにお互いの体温を感じるような密な接触がないとうつりません。親がうつれば、川の字になって寝ている子供も感染する、というわけです。

保育園での疥癬集団感染を学術誌に報告しています

 2000年代後半から私のところに保育園での疥癬発生のご相談を受けるようになりました。今までに3件の集団感染を経験し、うち2事例は学術論文として報告しました*1。一番最近の1事例も現在学術雑誌に投稿し、査読を受けています。学術論文なので、とっつきにくいと思いますが、医療関係者や保育園関係の方でご希望があれば、ご連絡ください。PDFをお送りします(著作権は学術雑誌の出版社にあるので、PDFをアップロードできないんです、すみません)

保育園疥癬の特徴

 とりくんでみて高齢者施設や病院における疥癬と、保育園における疥癬ではいろいろな違いがあることがわかりました。まず、施設や病院だと、感染症対策を立てるのはその施設の担当医で、方針は統一しやすいです。保育園では、保護者の方がかかりつけの皮膚科医に連れて行くので、疥癬患者さんを治療するドクターが複数になり、治療方針が少しづつ異なることになります。保護者の方や職員の方は疥癬はダニによる疾患ということで、「掃除洗濯どうしたらいいの?」と悩まれるようです。施設における疥癬対策の資料は、マルホさんのサイトwww.scabies.jpをはじめネット上に増えてきましたが、一般家庭の場合は情報がないか、錯綜してずいぶん悩まれるようですね。皮膚科の先生方も、診察室でいきなり「掃除洗濯」の相談をうけても戸惑われることが多いと思います。普通の疥癬なら、掃除も洗濯も今まで通りで大丈夫です。そして子供たちの行動は、お遊戯、お散歩、お昼寝…、高齢者と全然違います。今まで私が介入した3事例の集団感染は、その拡大パターンは少しづつ違っていました。保育園の対応マニュアルは、まだまだ発展途上です。

疥癬感染予防策の基本は保育園でも早期診断と治療

 疥癬が人と人の密な接触でうつること、治療することで感染性が低下することは、高齢者施設でも、病院でも、保育園でも一緒です。隔離とか、掃除、洗濯にこだわるより、あれ?と思ったら「疥癬じゃないかと思うんですが?」と皮膚科で診察してもらいましょう。

疥癬Q&A」(児童関係施設むけバージョン)

 しばらくしたら、PDF版にして別サイトにアップしますが、とりあえず。以前に集団感染が起こった保育園で配布したものです。

Q1 疥癬ってどんな病気ですか?

A  かゆみの強い発疹ができる皮膚病です。ヒゼンダニというダニの一種が皮膚に寄生することで起こります。ヒトからヒトにうつる感染症ですが、感染力は弱く、一緒に遊んだくらいではうつりません。うつる可能性があるとしたら、一緒に寝たり、だっこしたり、手をつないだりするといった、直接的な接触が比較的長時間あった場合のみです。

Q2 疥癬の原因になるヒゼンダニってどんな生き物なんですか?

A  体長0.4mm以下でほぼ半透明なので、肉眼ではまず見ることはできません。ヒゼンダニは吸血はしません。ダニが皮膚の浅いところ(角質層)に寄生し、アレルギー反応を起こすことによって皮膚症状が起きます。

ヒゼンダニはヒトの体の表面で生まれ、おとなになって、子孫をつくり、死んでいく寄生虫です。ヒトの体表の環境(37℃・湿度ほぼ100%)に適応しているので、低温や乾燥に弱く、ヒトの体を離れるとすぐ弱ってしまいます。直接的接触をしないとうつらないのはこのためです。環境への殺虫剤散布や、衣類の消毒は必要ありません。またヒゼンダニは、とりつく相手のえり好みが激しく、ヒトのヒゼンダニはヒトの皮膚にしか住みつきません。ペットなど動物に対する対策も不要です。

Q3 うつってしまったんじゃないかと心配です。どうしたらよいですか?

A  Q1の答えで述べたように感染力は弱いので、疥癬にかかったお子さんと接触したとしてもうつる可能性は高くありませんが、強いかゆみのある発疹が現れたら皮膚科を受診し、診断を受けるようにしてください。その際「通っている保育園に疥癬にかかった子供がいる」と伝えるようにしてください。疥癬でできる発疹は、他の皮膚病の発疹と見分けがつきにくく、診断が難しいことがあり、疥癬に感染する機会があったことを伝えることが、医師の診断の助けになる場合があるからです。

Q4 疥癬には潜伏期があるってほんとうですか?

A  本当です。疥癬の患者さんと接触して感染してから、約1ヶ月位、無症状の潜伏期があります(赤ちゃんや子どもの場合はもう少し早く、2〜3週間で症状が出ることもあるようです)。潜伏期にはアレルギー反応の準備(感作(かんさ))と、アレルギーの原因(アレルゲン)になるダニが増殖している期間です。潜伏期間にはダニがいても少数なので、感染力はないと考えられています。症状が出てからすみやかに診断・治療すれば周囲に感染を広げる心配はありません。

 疥癬にかかった方の同居のご家族など、感染の可能性がかなり高い場合には、無症状でも予防的に治療することがあるようですが、主治医の判断にお任せしてください。

Q5 疥癬と診断されたら保育園はお休みしなくてはならないのですか?

A  園児同士には、大人同士ではみられないような親密な直接接触がおこりうるので、主治医に治癒したと判断いただくまで、お休みいただくようお願いいたします。

Q6 インターネットで検索したら「疥癬は隔離が必要」とか「衣類は熱湯に浸けろ」と書いてありました。不安なのですが・・・

A  病院等で疥癬の集団感染がおこることがあり、その場合は角化型疥癬という重症の疥癬患者さんの皮膚に多数のヒゼンダニが寄生し、短時間の接触でも感染する可能性があります。角化型疥癬の患者さんは隔離する必要があり、病室や衣類に殺虫剤を使用することがあります。つまり普通の疥癬とは全く違った対策が必要なのです。しかしネットなどでは普通の疥癬と角化型疥癬の対策が混同されて記載されていることが多いのです。

角化型疥癬は免疫不全のような特殊な条件のある患者さんにだけ起こるので、保育園では角化型疥癬については心配する必要はありません。

Q6 掃除や洗濯はどうしたらよいのでしょうか?

A  ヒトから離れたダニは短時間で感染力を失います。ふとんや衣類、住環境を介して感染が拡大するリスクは上記の角化型疥癬を除いてはほとんどありません。布団乾燥や掃除、洗たくは普段通りでかまいません。疥癬はヒトとヒトの直接的な接触で広がる感染症なので、患者さんを早期に診断して早期に治療することが最優先の対策なのです。

Q7 疥癬の皮膚症状などについて参考になるサイトなどありましたら教えてください

A  日本皮膚科学会の公式webサイトに一般の方用に皮膚病を解説した「皮膚科Q&A」というコーナーがあります。こちらで皮膚の症状などカラー写真付きで見ることができます。

文責 牧上久仁子(医師・日本皮膚科学会疥癬診療ガイドライン作成委員)

*1:保育園乳児クラスにおける疥癬集団感染例: 皮膚臨床,50, p1044-45, 2008 園児間で伝播した保育園疥癬集団感染例: 皮膚臨床, 51, p1843-46, 2009

2012-10-30 福島県いわき市で講演します

2012年11月3日 いわき市湯本で「疥癬はこわくない」というタイトルで講演します。

いわき市ゆったり館研修室で午後2時から、法人ちょぼらさんが主催されます。

お近くの方、お時間ありましたらどうぞ。

2012-09-16 【告知】疥癬について講演・雑誌記事

 久々の更新です。

2012年10月2日 東京精神科病院協会シンポジウム「精神科病院の感染対策」で疥癬対策の話をします

 中野サンプラザで東京精神科病院協会(以下東精協 http://www.toseikyo.or.jp/)さんのシンポジウム「精神科病院の感染対策」にお招きいただき、20分+ディスカッションで疥癬対策の話をします。院内疥癬の話なので、完全に医療者向けのネタです。東精協さんのHPで告知していないようなので、会員オンリーだと思いますが、関係者の方はどうぞお越しください。

 東精協さんが今回のシンポジストによる精神科病院向け感染症対策マニュアルを作成されるようです。感染症対策総論・インフルエンザノロウィルス対策に加え、私が疥癬の稿を執筆いたしました。こちらは希望者に頒布する予定があるようです。

2012年10月25日 会津医師会疥癬対策の話をします

 会津医師会さんにお招きいただき、会津若松で夕方から話します。お題は「疥癬患者発生時の対応〜手抜きのススメ厳重な対策がよいとは限らない」という人を食ったタイトルですが、まじめに話します。こちらも院内感染の話で、医療福祉関係者向けです(私の研究テーマは集団感染なので、講演するときはいつも施設管理者や医療福祉専門職向けです)。

雑誌「臨床老年看護」9・10月号に記事を書きました

 日総研さんの臨床老年看護http://www.nissoken.com/jyohoshi/lo/index.htmlに「疥癬の具体的予防策と疥癬発生時のケアの注意点」 というお題で記事を書きました。9月下旬に出るらしいです。

2012-01-17 今も疥癬に取り組んでいます

朝日新聞効果?

2012年が来ました。昨年末に朝日新聞の「患者を生きる」で取り上げられたせいか、メール等でご相談を受けることが増えたように思います。友人からの年賀状にも「新聞見たよ(^-^)」というコメントがチラホラありました。

最近立て続けにあったご相談は若いママさんからで、皆さん、悩まれていることには共通点があり、勇気をふるってブログにコメントつけたり、メールしていただかなくてもいいように、FAQを書き直す必要があると思いました。

シルバー新報の連載の文章も、blogは記事の閲覧性に問題があるので、読みやしように、webサイトを作り直そうかとも思ってます。

以前は疥癬というと施設入所者と職員の病気だったんですが、思ったより入所者・職員のご家族に拡がっていて、私は感染制御の観点からしかアドバイスできませんと、簡単に線引きできないことを痛感してます。

学術論文が出るまで、出し惜しみしてたわけじゃないんですが、サボって出してなかったネタも出していきたいと思います。

今年新たに手をつけなくてはと思っているのは、死後処置(いわゆるエンゼルケア)や葬儀社の方に知って欲しい疥癬の知識の啓発です。

もちろん生きてる人にとっての疥癬対策も、治験のお手伝いとかして行きたいです。