誰もいない休日

 家人が昨日今日と自治会の旅行に出かけて留守番。久々に独りっきりでのんび〜りできる休日になりました。ずっと独りは寂しいけど、ずっと誰かと一緒だと(それが家族であっても)息が詰まる。人間っちゅうのは我侭なもんです。
 ということで、普段なかなかできないことをしています。

  • おいしい漬物を食べる。家人が漬物嫌いで普段の食卓にはあがらないもので・・・朝は茄子の浅漬け、晩はこれに山芋の梅紫蘇風味もプラス。密かに買ってあった麦焼酎「千年の眠り」*1をお供に・・・美味いっ!この「千年の眠り」は焼酎というよりバーボンのような風味ですね。部屋に満ちる香りは日本酒のようで、グラスに鼻を近づけるとバーボンみたい・・・不思議な感じです。

  • 靴磨き。常用3足と冠婚葬祭用1足、予備1足をまとめて綺麗にします。常用のものについては週一度は軽く手入れをしているものの、やはり丁寧にやる機会はほしいものです。まず5足順にブラッシング+クリーナークリームで汚れ落し。次に乳化性クリームをブラシで延ばしてから布で軽く馴染ませつつ余計な分をふき取ります。全部終える頃には最初に処理したものから順にクリームが馴染んでいるので、光らせたいものは同じ順に爪先部分にポリッシュをつけて磨きます。最後に一滴の水をつけて、穿かなくなったストッキングの切れ端で磨きこんで出来上がり。1足はひび割れができてしまい*2、もう1足も心配なので、これらにはデリケート皮革用のクリームを指ですり込んでおきます。
  • 万年筆の掃除。普段使っててちょうどインクが切れたものと、普段使っていないものを、一気にお手入れ。精製水を2〜3回出し入れした上で暫くペン先を精製水に浸して、あとは水を拭って乾かすだけ。本当はペン先とペン芯を抜いて分解してやるのが良いのでしょうが、不器用な私は怖くてそんなことできません。
  • 洗濯。部屋の隅に放置されていたボロボロのマウンテンパーカをお洗濯。涼しくなってきましたし、また活躍してもらわないと。このマウンテンパーカー、15年もの。ゴアテックスなんて気の利いたもんじゃありません。裾が擦り切れ色は褪せ、ポケットには穴まで開いてまして、全体的にかなりみすぼらしい。家人はもう捨てるつもりらしいのですが、私ゃまだ着ますよっ!
  • PC内のファイル整理。ノートPCのHDDの空き容量を見たら450MBくらいしかなかったので、余計なものは削除して、必要なものはCD-ROMに焼いて、残りは別のHDDに退避。ついでにデジカメのメモリの中も整理。こっちはMac miniで作業。どっちも結構時間がかかります。でも特に前者は他のことしながらできますね。って、じゃあ普段からやっておこうよ!
  • お出かけ。映画と天秤にかけて迷った結果、近所であったジャズのコンサートをのぞいてみます。おっちゃん達の同好会レベルですが、楽しいですね。やはり時折生で聴かないと音楽ってのを忘れてしまいます。子供がいるとなかなかねぇ。そういや、会場で小学生高学年くらいの女の子がデジカメ一眼レフを持ってるのを目撃ドキュン*3。小学生が・・・凄ぇ・・・。まだまだ銀塩とコンパクトデジカメ併用の私。時代に取り残されようとしているのを実感しました。帰りがけ久々に水辺で鳥を見てきました。

Art Pepper Meets The Rhythm Section

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Django (Reis)

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Chopin;Etudes Op.10 & Op.25

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Maria Joao Pires - Mozart the piano sonatas

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 ←私が持ってるのは全集じゃありません
音の世界遺産 トルコの軍楽

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 こんな束の間の独身生活ももうあと3時間ほど、都合34時間で終了です。

*1:本当は「百年の孤独」が欲しかったんですが、馬鹿高くて買えませんでした。

*2:アレン・エドモンズなんですが長期の出張に持っていって、雨の中を歩いたあと手入れをせずに履きつづけたり、いろいろ無茶をした罰です。そもそも足に合っていなかったのを無理矢理伸ばして履いていたというのもあるかもしれません。15年ものでオールソール2回だから、引退を考えるべきか。

*3:デカいカメラ持ってるな、と思ってよく見たら背面に液晶がありました。お父ちゃんのカメラでお父ちゃんを写してあげていたんでしょうか。

キーケース

 マウンテンパーカのポケットの穴は仕方がないとしても、トラウザーズの右ポケットに穴が開くのは避けたいところ。高校生じゃないんだから。(←下品)
 ですが鍵を裸でポケットに突っ込んでおけば穴も開こうというもの。で使い始めたのがウーロン茶のオマケでついてたフリースのベル型キーカバー。これが結構使いやすくて気に入ってます。思ったより丈夫ですし。ただし単純な構造なので鍵がきちんとカバーされないこともある点が不満でした。
 そこで家人が買ってくれたのが、イルビゾンテ(Il Bisonte)のベル型キーケース。

これだと鍵のついた細長いベロの末端をホックで留めることができるので、鍵がベローンと表に出てしまうことはありません。鍵を出したいときはホックを外して、平たくなっているベルの両側を持って膨らませるようにすれば、鍵が重みでスルッと落ちてきます。便利便利。でも、この方式だと、イル・ビゾンテのような柔らかい革じゃなくて硬い革の方が便利なのかも。柔らかいと使っているうちにホック周りがクニャっとならないか心配です。
 ちなみに革製品はブラウン系統のものの方が好きなんですが、ブラウン系統の小物を良い風合いに熟成させることが出来たためしがありません*1。何か薄汚くなってしまって悲しいんです。それに茶だと同じメーカーの同じシリーズの同時期の製品にしないと見た目が何となくバラバラになってしまいますよね。そんなの揃えるの面倒くさいし、全部同じシリーズなんて面白くないっす。黒なら質感は違っても遠目にはまとまって見えます。なので、小物は黒で統一しちゃってます。まあ気分の問題でしかないんですけどね。


 キーケースの画像で下になっている茶色いのは夏に銀盛堂さんで買ったFiorentinaのブリーフケース(id:makinohashira:20060901#p2及びid:makinohashira:20060903#p1参照)。想像以上にスリムで物が入らないのですが、「そういうもの」として使っています。また銀盛堂さんに行って、今度は「The Bridge (Il Ponte)」の鞄を買いたいな。でもこのブリーフケースも案外長持ちしそうだし、黒の方はTUMIがヘタッたら親父さまのお古の革鞄が控えているし・・・。
 銀盛堂さんのようなゴチャっといろんな物が置いてあって、何かが見つかりそうなお店って大好きなんですよね。買い物依存症気味(自己診断)の私にとっては良くないお店です。ブリーフケースは暫く買えないとしても、小物ならいけるかも。今回のキーケースにしても「The Bridge」という手もあったんですが(釣鐘型のキーケースはないみたいだけど)、まさか家人に「銀座行って買ってこい」と500km移動命令(というか土下座嘆願)を出すわけにもいかなかったので断念しました。これぞまさに「A Bridge Too Far」・・・

*1:一番悲惨だったのは大昔に買ったBREEの名刺入れ。その当時BREEの鞄に興味があったものの、綺麗に使えるか心配だったので「試しに」ということで名刺入れを買ってみたのです。アドバイスどおり1ヶ月半ほど日焼けさせてから使い始めたんですが、2年も経ったらなんとも小汚くなってしまい・・・鞄を買うのもやめました。BREEが悪いのではなくて、私の使い方が悪いだけなのでしょうけど。