アマゾンが日本をダメにする?

週刊ダイヤモンドの特集、
楽天vsアマゾン、日本で勝つのはどちらだ?

ネット通販を月2〜3回使う人間として、
非常に興味深い内容。

使い勝手やそれぞれのポリシーなど、
両社の比較で構成されており、
普段なにげなく使ってきたが、
ネット通販大手の裏側を垣間見ることができた。
思うことも多々あった。


特に、送料について、想像以上の問題。

最近、佐川急便がアマゾンの東日本地域の扱いをやめた。
佐川側からアマゾンに送料の値上げを申し出た。
それは結局のところ、実質的に、佐川から身を引いたということ。

規模の大きさ故に、取引を続けてきたが、
取引を維持することが、かえって採算の上で無理をし、
現場が疲弊するなど、おおきなゆがみが出ているとのこと。


買う側としては、「送料」が無料または一円でも安い方に
向かいがちなのは当然。自分もそう思っていた。

しかしながら、考えてみると、配送業者があり、
商品を作る人があり、商品を売る人があり、
それぞれ、正当なコスト、対価を受ける権利がある。

それをアマゾンの企業ポリシー、
地球上で最もお客さまを大切にする企業、
という一文だけで、正当なコスト・対価を削ることが
果たして、本当によいのだろうか?

仮に、最初は「アマゾンのお客様」だとしても
巡り巡って、自分達に帰ってくるものではないだろうか。