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kolmeさんを応援するblogです。

小出祐介さんによるUpgrade me評

小出祐介&南波一海の「こんばんはプロジェクト」vol.16『2021年アイドルソングベスト15(メジャー編&インディーズ編)』で、小出祐介さんに5位に選出されたUpgrade me部分の紹介部分の文字起こしです。

twitcasting.tv



(以下文字起こし)

小出「僕ですかね。メジャー編5位、kolme Upgrade me」
(曲名を書いたスケッチブックを上下に揺さぶる)
南波「来ました」
小出「これも聴こう、かっこいいから」
(音量を上げる)
南波「kolmeずっとかっこいいよね」
小出「かっこいいけど、ついにかっこいいね」
小出「ずっとかっこよかったけど、ついにかっこいい」
南波「ついにかっこいい(笑)」
小出「出だしでたまげた」
小出「でもさ、これ、ずっと作ってきた作風じゃん。これまで作ってきた作風なのよ。その延長上にいるんだけど、もうUpgrade meだな、と思って。もうほんとにアップグレードし続けてきて、ついにここまでかっこよくなったか、っていう」
南波「いいタイトルだね」
小出「いやほんとに。すーげかっこいいの。あのね、サビとかすーげえかっこいい。音ネタも含めて。」
南波「しかも自分らで作ってるもんね」
小出「そう、自分たちで作ってますからね、これ。でさあ、音楽の流行っていうのもさ、kolmeの進化とともに当然進んでるわけじゃないですか。」
南波「変わっていくよね」
小出「で、そのトレンドとの距離感っていうのもちゃんと詰めてってるわけよ。この数年間で。またさらに。今っぽい拍の取り方とか取り込んでるわけじゃん。更新しながら、時代ともクロスオーバーするっていう、そういうことできんだなーって、すごいなーって思いましたね」

小出「あと英語の発音めちゃくちゃ上手くなってるよね」
南波「どんどん上手くなってるね」
小出「何年か前に俺、言ったと思うんですけど発音がもっとよくなったらもっといいかもって」
南波「気になるって話してたよね」
小出「で、ほんとに良くなってた」
南波「ほんとに悩ましいのが、みんなキャリアを積んでかっこよくなってきて、こういうアイドルソングみたいなくくりにいれていいのかよくわかんねーな、みたいなさ」
小出「うーん、それは、葛藤はいっぱいありました、今年は。」
小出「はい、ちょっと是非フルで聽いてみてくださいね」

(以上文字起こし)


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日常への帰還と新たな一歩・kolme Spice&Chillツアー

Kolmeさんのコンセプトツアー、Spice&Chillが無事完結しました。
1部が着席での歌唱メイン公演、2部が歌って踊るライブ公演という構成で、今までに見たことないkolmeさんをたくさん見られるライブツアーでした。

■Chill公演
新しいことずくめだったChill公演ですが、ざっくりいうと以下の点が新しいポイントだったかと思います。
1.着席での公演
2.全曲歌唱メインのリアレンジバージョン
3.メンバーのソロ曲(カバー曲)コーナーあり

1.着席での公演
舞台上に3脚の椅子が置かれ、下手から瑠海さん、美杜さん、香美さんの順に着席するスタイルでした。これまでのkolmeさんのワンマンというと、その圧倒的なスキルからどうしてもダンスに目が行きがちでしたが、今回の1部はそもそもダンスがありません。
でも、これが「踊らなくていい」という形で、ある種無意識にダンス中心の組み立てになっていた彼女たちのライブのリミッターが外れた気がしました。
例えば衣装ですが、1部の衣装は2パターンあって、
・パターン1
オフショルロングスカートの瑠海さん
胸元に大きなリボンの付いたパンツルックの美杜さん
紫色のシースルーのトップスにロングスカートの香美さん

・パターン2
白基調のワンピース(ロングスカート)のお三方

と、いずれも「踊れないから」という理由で避けてきたパターンを目にすることができました。それと、振り付けがないだけに、お三方のリズムのとり方、フィンガークラップ、表情や目線の交わし方など、細かい動きの端々からその瞬間の気持ちがよりわかりやすく伝わる気がして、ステージ上をより近く感じる公演だったと感じました。
あと、ライブの衣装じゃないけど、埼玉公演はハロウィン前日だったので、特典会がコスプレでした。この直前に行われていた瑠海さんのshowroomイベントでは、テーマを設定してお洋服を着たり、コスプレをしてくださったりしていましたが、なんというか最近の瑠海さんはストレートに可愛い服装をしてくださるようになったのでとても嬉しいです。埼玉公演では去年「香美ちゃんならでは」と言っていた悪魔コスチュームを着てくださいました(最初、美杜さんが着る予定だったけど、背丈的に合わなくて、美杜さんは忍者を着ることになったそうですが)。

2.全曲歌唱メインのリアレンジバージョン

↑全公演のセットリストをまとめました

今回新規にリアレンジバージョンが披露されたのは、
Falling for you
So Beautifully 
In my dream
My style
The liar
の5曲でした。これに仙台で披露済みのアコースティックバージョン
Hello  No Buddy
Precious
My everything
Repeat
の4曲を加えて、セットリストが構成されました。
1曲めのHello No Buddyとラスト2曲に披露済みの曲が配置されたことから、kolmeさんたちの緊張感を感じました。
Repeatのアコースティックアレンジは仙台で公開済みですが、アウトロの「This is my life」のコーラスはダンスアレンジでもほしいな、と思うくらいのハマり方だったので、もう一度聞けて嬉しかったです。西川口では「楽しくなっちゃった」瑠海さんが、ごく短いイントロにMCをいれようとしてやり直しになったり、集中してくると腕が蛇のようにうねりだしたりするのを見るのが最高でした。
Falling for youは、ビートの効いた原曲に対して、大きくゆったりとしたリズムにのっかることで、富永節のジャズっぽさがより強調されるアレンジとなりました。ブリッジの部分のスリリングな展開はこちらのアレンジになっても健在。顔を見合わせ息をあわせつつコーラスするkolmeさんの和声によって、原曲の違う側面が強調される感じでした。

So Beautifully は、3曲めの香美コーナーで、Preciousと入れ替わる形で、西川口と横浜、大阪で披露されました。(ツアーファイナルまで、Precious3回、So beautifully3回の披露回数だったので、ファイナルではKeep tryingとか来る?とか思ってたのですが、それはなかったですね)わりとPreciouの影に隠れがちなこの曲が、きっちり対等に扱われていたのが嬉しかったです。Stop!のところがかっこいいんだ。
In my dreamは、大きく虚ろな夢の空間に迷い込んでしまったような、ドラマチックかつ壮大なアレンジでした。ライブでは気づかなかったのですが、配信された音源を聞くと不穏な感じの電子音なども入っており、どういう解釈でアレンジされたのか、製作者コメントをききたくてたまりません。

 


My styleは、ピアノメインの伴奏になって、より富永美杜さんのMy styleという曲になったなーと思います。落ちサビのところ(わたしがせかーいーでーーーーー いちばーん のところ)を歌う瑠海さんが最高にかっこよくて、世界で一番だなー!!って思います。
The Liarはもうこれ立って踊ってもいいんじゃないかというナンバーで、ツアー後半にはいつもの箇所でクラップが入るようになりました。アウトロの所のフェイクがかっこいいので、もう原曲でもこれやって!という感じです。

余談ではありますが、ツアーの最中に開催されたMaakoさんLANAさんとのスリーマン「Make Happy!! 」では
The liar
Why Mr.?
Hello No Buddy
See you
Show me your love
My style
Repeat
と、chill公演で披露された曲がダンスありのバージョンで披露され、一旦ツアー慣れした脳みそがリセットされる試みがありました。
これのおかげで、ツアー終盤の3回を新鮮な気持ちで迎えられた気がします。


3.メンバーのソロ曲(カバー曲)コーナーあり
新宿公演(ツアー初日)だけソロ曲コーナーはありませんでしたが、
・香美さん 久保田利伸 『LA・LA・LA LOVE SONG  名古屋、横浜公演
・瑠海さん YUI Goodbye Days  西川口、新代田公演
・美杜さん ヨワネハキ feat. 和ぬか, asmi 仙台、大阪公演
の3曲が披露されました。
香美さん久保田グルーヴがばっちりハマっていてかっこよかったです。サビの歌い方を本家に寄せているとメンバーに冷やかされていましたが、Bメロの歌い方も本家を彷彿とさせるものでした。
瑠海さんは原曲キーでの歌唱に挑戦。美杜先生によると瑠海さんの音域よりやや高いそうなのですが、見事歌いきっておられました。
美杜さんは、夏に行われた仙台ワンマンでの「寄り酔い」に続いて和ぬかさんナンバーを。香美さんがややオーディエンスの世代に配慮してくださっているのが心苦しい私としては、先生が自分の好みを出してくれているのも嬉しかったです。
そしてメンバー三人による
・リルラ リルハ 木村カエラ 
もアコースティックカヴァーがありました。これもクラップで盛り上がる楽しいアレンジでした。

毎回chill公演は(着席なので)決まった位置にメンバーが居るのが新鮮で、メンバーのお三方との視線による会話が楽しめました。ダンスがあってもそれはそうなんですけど、じっと見られて歌われるとより距離が近く感じますね。
しかし、それにしても、配信されたIn my dreamを聴いていただければわかると思うのですが、特に美杜さんのヴォーカルに込められた豊かなニュアンスには驚かされました。自分で楽曲をアレンジすると、表現意図について自覚的にならざるを得ないと思うので、微妙な歌い分け、力の入れどころ抜きどころなど、これまで以上に表情を感じる歌唱だった気がします。
美杜さんはこのあと発表される新曲でもヴォーカルディレクションをしたそうなので、今回、正面から歌に取り組んだ成果が、今後の作品やパフォーマンスにも活かされそうで、とても楽しみです。


■Spice公演
ド頭が初公開の「Show me your love」で始まるSpice公演は、もう間違いないオールスタンディングかつダンスありのkolme本来のライブでした!
やっぱり楽しいですね!声こそ出せないものの、kolmeさんの歌とダンスを楽しみながら身体を動かすのはやはり別格。美しい腹部を大胆に露出した黒い衣装もkolmeさんの魅力をより強調しておりました。


・セットリスト
セットリストは初日からツアー最終日まで変更なしで、練りに練った曲順だったことが伺えます。
とはいえ、MCの順番や間隔は調整されていて、初日の東京にだけあった「Spiceゾーン」はこの日だけの見ものとなりました。
Wonderland
I like you
Real love
Same mistakes
の4曲を続けて繰り出す熱いゾーンでしたが、Same mistakesを終わった後のMCで、I like youのあざと女子に投票する、という流れだったので、
I like youの後に投票タイムが挿入される形になりました。
もちろんこれが合理的なのですが、Spiceゾーンの熱さも捨てがたかったなーと思います。
一部のアコースティックパートにThe LiarとかIn my dreamとかRepeatとかFalling for youとかが吸収されたおかげで、新鮮なセットリストになったのは、アコースティックパートの副産物という感じもします。


・あざと女子選手権
kolmeの中でも抜群にスゥイートなナンバー「I like you」を歌う際に、メンバー3人がそれぞれあざといアクションを挿入して、誰が一番あざとかったかを競う
イベントでした。まずね、最近あまりセットリストに入ることのなかったI like youを7公演も見られた、ということだけでも素晴らしいのに、
あざとアクションまで楽しめてしまうというスーパーお楽しみタイムでした!
僕はボイス特典会で、瑠海さんにこの曲の朗読をお願いして、以来ずっと欠かさず聴き続けている(朗読の方を)ので、瑠海さんへの基礎点数がやたら高いのでした。

ですが、初日(東京)は香美さんが貫禄を見せて優勝、名古屋では圧倒的な手数を見せつけて美杜さんが優勝、埼玉では
「東京が香美ちゃん、名古屋が美杜さん、ということは、皆さんわかってますね!」と圧をかけた瑠海さんが優勝、までは勝負の体をなしていましたが、「やりすぎるとうざいって言われる」と学習した美杜さんが横浜から3連勝を決め、最終日を待たずして勝負が決まってしまいました。
しかし、ツアーファイナルではお約束のジャンピングチャンスが導入され、最終日の東京公演では勝者に5ポイントが与えられることが決まりました。
る「初日のわたしへの拍手の少なさよ。数えられるくらいだったからね」
と後に述懐していた瑠海さんは、毎回技を増やしていました。仙台で投入された流し目にはびっくりしました。
ただ、細かい技では大きな得票につながらないと学習した瑠海さんは、最後の決めのところで両手でハートをつくる大技に出ました。追随する香美さん。「ずるくない?!」と抗議する美杜さん。そして最終日にみごと5ポイントを獲得した瑠海さんが、シリーズチャンピオンに輝きました。

でも、あざと女子(I like you)だけでなくて、すべての曲で、kolmeさんたちが今まで以上に楽しそうに見えて、物凄くテンションが上がるツアーでした。久しぶりのせいなのか、表現に磨きがかかったせいなのかはよくわからないのが我ながら残念ですが…。

あざと女子選手権優勝者による最高にあざとい優勝記念ソロチェキ

・最後の曲
コロナ禍のさなかに発表されたsee you、そしてPlaybackと、強力な2大候補がある中で、最後の曲がPrayerだったのは驚きでした。
「あなたの愛をもらって笑顔でいるよ」のところで、観客の一人ひとりに視線を配っていたkolmeさんたちを見て、その選曲の意図がよくわかりました。
もし遠く離れていても、いつも思っているよ、という最後の英語詞がひときわしみるエンディングでした。(See youが6曲目、Playbackが11曲めと、3部制のようなセットリストでもありました。)

・来場記念ポストカード
初回の東京公演を除いて、ミニアルバムを予約すると、美杜さんオリジナルイラストのポストカードとチェキ帳がもらえて、
どちらか好きな方にサインが貰えるレギュレーションでした。

新宿  プレイバック衣装(写真)
名古屋 お目覚めのkolmeさんたち
西川口 朝食を食べるkolmeさんたち
横浜  瑠海さんの洋服選びにつきあうお二人
仙台      怖い映画を見るkolmeさんたち
大阪      バスタイムのkolmeさんたち
新代田 0時過ぎのkolmeさんたち

(これは大阪公演のもの)

そしてまた1日がはじまり、kolmeさんたちの活動がずっと続いていくといいなあ、と思う可愛い絵柄でした。アレンジに、ステージに、イラストに、美杜先生は本当に大変だったと思います。お疲れさまでした。

・日常への帰還と新たな一歩
スタンディングでのライブや、対面でお話できる特典会、一日2回公演など、これまで当たり前だったものが突然失われて1年半以上が経過して、ようやく、こうしたものを再び味わうことができたこと、そして無事にツアーが終わったことを、今は素直に喜びたいと思います。そしてその副産物というのもなんですが、この間の期間、ひたすら個人的な会話や他のコンテンツについての会話を積み重ねていたので、以前よりもずっとお三方を近く感じるようになっているし、これまでのどの時よりもお三方のことが好きだし、こういう時間を貴重だと感じるようになっていました。
そしてそれだけではなく、1部では新しいヴォーカル表現、2部ではより表情豊かなパフォーマンスと、kolmeさんたちが新しい挑戦をしてくれたおかげで、ただ元の場所に帰ってくるだけではなく、さらに一歩も二歩も先に進めているような気がします。もうじき7周年の記念日を迎えるkolmeさんたちが見せてくれる2022年に、大いに期待したいと思います。

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kolme Spice&Chillツアー参加のご案内

ツアーなのでセトリとかはお楽しみということで、あれがよかったこれがよかったと書きたいのはやまやまなのですが、システム的な面をお伝えします。

◾️座席指定でした

電子チケットには整理番号と記載がありますが、会場には座席があり、整理番号が座席番号でした。会場下手最前から、上手最後尾に向かって番号が振られているため、必ずしも1番が一番良い場所で見られるかというとそうでもなさそうです。


なので、入場は整列順でした。開演までに入れば問題ないです。

(新宿以外の会場では違うかもしれませんので、参考程度にお読みください)

一部は着席、二部は座席の位置でスタンディングで見られました。


◾️一部はアコースティック公演、二部は通常公演

一部のアコースティック公演では、会場ごとに異なるカヴァー曲(アコースティックアレンジ)が聴けるとのこと。

※と、聞いてた気がしたのですが、三人で歌うカヴァー曲は固定のようです。今更ですが消しました。ごめんなさい!

名古屋公演からはソロ曲も加わるとのこと。毎公演お三方のうち一人がカヴァー曲を披露するそうです。

またこれは特に重要情報なのですが、香美さんの上半身シースルーの衣装のインナーは、公演ごとに布面積が小さくなると言うことです!(ソースは香美さん)→って聞いてましたが、名古屋公演では全然別の衣装でした!どうなる埼玉!


二部の通常公演は、指定席の位置でスタンディングでした(椅子はあります)。kolmeナンバーでも指折りのあざとさを持つあの曲の時には、公演ごとに「あざと女子選手権」が開催され、会場の拍手で勝者が決まります。初回の勝者は香美さんでした。


◾️特典会

入場時に物販、終演後に物販と特典会がおこなわれます。特典会の進行は、
ポストカードサイン→全員チェキ→個別チェキ
の順番です。


レギュレーションは以下の通りです。


・ポストカードサイン

Do you know kolme? Type-C 2750円
Hello kolme type-C 2750円
購入で専用の特典券が渡されます。

この得点券を、サイン済みのポストカードと引き換えます。会場ごとに違う絵柄になるようです。サイン中には、アクリルのシートで隔てられたkolmeさんブースと向かい合う参加者ブースから2m程度の距離をあけて会話できます。時間は1分程度でした。(距離は会場によって違いそうです)


・全員チェキ 特典券3枚
・個別チェキ 特典券2枚

こちらはグッズ購入1000円ごとに1枚づつ特典券がもらえるやつです。グッズはDo you know kolmeツアーのグッズと、傘、callme時代のサコッシュなどがありました。
アクリルシートで隔てられて撮影する形式で、今回は会話も普通にできました。

プレゼントは特典会の際にスタッフさんを介してお渡しできました。

歌とダンスを堪能できるこのツアー、(東京公演を見る限り)観客同士の距離もしっかり取られていて、特典会も実施されて、安心感と楽しさを両立してるワンマンツアーだと思います。ぜひ、会場でお会いしましょう!

1年ぶりの夏到来! kolme初のAcoustic Live-Showcase-仙台公演

「風よ早く」を無限リピートしながら仙台駅に降り立つと、2020年2月2日以来の杜の都はすっかり夏でした。コロナ禍でもう2度と来られないかもしれない、とすら思っていたこの街も、新幹線に乗ってしまえば1時間ちょっと。2日前に梅雨もあけて、1年ぶりに、仙台で夏が始まった、と感じました。とはいえ、ことしはTBC夏祭りはオンライン開催でしたが…。
宿題にしていたロワイヤルテラッセの生パイをエスパルで、スタバの#4ずんだ抹茶フラペチーノをクリスロードでクリアしつつ、会場方面へ。



会場近くだったので勾当台公園に立ち寄ってみたのですが、初めて見るTBC夏祭りモードじゃないこの公園はただがらんと広くて、ちょっとさみしくなりました。

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TBC夏祭りのステージ(が設営される場所)付近

会場のretro BACK PAGEは定禅寺通り沿いの雑居ビルの最上階にありました。定禅寺通は緑の並木が美しく、遠くからジャズピアノやボーカルが聞こえます。通り沿いに風が吹き抜けて、仙台という街がまた少し好きになりました。


retro BACK PAGEは、落ち着いた照明や、バーやビリヤード台、ソファーなどが配置された見るからに居心地の良さそうな空間でした。ライブ用に写真集で見たのとはテーブル等のレイアウトが変わってはいますが、20歳のcallmeさんたちが写っていたあの場所です。お店の中の一角がスキップフロア的に高くなっていて、そこに椅子を三脚並べてkolmeさんが着席で歌うスタイルでした。座席はスキップフロアを囲むように配置されていて、どこに座るかちょっと悩みましたが、ここで恐ろしい事実に気が付きました。
真ん中の席には黒い炭酸が用意されているので、ここは明らかに美杜さんの席。
ということは、先日の配信ライブと同じように、下手からる→み→この順で座るということだと思うのですが、ダンスと違ってポジションチェンジは多分ありません。しかも、小さい会場なので、瑠海さんの椅子と客席は2メートルも離れていません。こ、こいつは狙って一番近くに座れてしまう。そして、座ったが最後、終演まで自動的にその位置をキープできてしまう。ライブ自体久しぶりなのに、そんな近くに座って大丈夫なのか。死んじゃうんじゃない俺?と思いつつ、迷わず一番瑠海さんに近い位置に座りました(結局座る)。

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強烈な近さ

SHOW1

お店の奥の方で拍手が始まって、kolmeさんたちの登場です。バーカウンターの前あたりでお三方の姿が見えて、一気に心拍数があがります。お三方ともノースリーブで、香美さんは濃い青のトップスとチョーカー、ちょっとタイトな白いロングスカート。美杜さんは大きなドレープが両肩についた白いブラウスと青いロングスカート、瑠海さんはハイネックかつノースリーブなすみれ色のワンピースで、先程通りで感じた「爽やかな仙台の夏」感が50倍ほどに増幅されます。瑠海さんの「みなさんこんにちは」のときに目があって、そこで涙腺が刺激されて物事がよくわからなくなりました。

なので、1曲めのRepeat(アコースティックバージョン)が始まって、「これ初めて聞くやつじゃん」って気づくまでちょっと時間がかかってしまいました。こういうテンポのいい曲を、その心地よさはそのままにコーラスのアレンジと、音数を厳選することでボーカルを強調する手法は、すごくいいと思います。また、主旋律を取ってない二人がコーラスを入れるときに、しっかり顔を見合わせてアイコンタクトするのが、とても初々しくて素敵でした。kolmeさんといえば百戦錬磨のグループで、ダンスでは信じられないようなコンビネーションをノールックでバシバシ決めてくる人たちなのに、コーラスではすごく丁寧に息を合わせていて、それがとても新鮮でした。

2曲めのMy everythingは、配信ライブでも披露していましたが、今日は美杜さんのコーラスの音量もばっちりで印象が違って聞こえます。あとで公開されたオフショット動画で、今回から美杜さんのマイクも高性能なものにかわったとのことで、細部に至るまでバランスの再調整が行われたようです。
2コーラス目に入ったところで、オケが止まってしまい、
み「…止まったね」
る「めちゃくちゃ緊張してて、ここまでいい感じだったのに」
こ「これはもう一回最初からやるチャンスじゃない?」
ということで、1.7回くらい聽けたのは大変幸運でした。

3曲めはTiktokでおなじみ「summertime」のカバーでした。昨年お三方の間で大流行して、披露の予定もないのにおうちで練習していた、とのこと。今回のライブではカバー曲のアレンジはrumbさんがされたということで、これはぜひまた聞きたい曲になりました。とはいえ、夏のレア曲は渋滞気味なので、なかなかその機会もなさそうですが…。

そしてここで長めのMCが。
前日の「おうちでTBC夏祭り」の中で、はじめてライブ歌唱された10 for 10 TOHOKUの「10年後の僕ら」について、初めて山寺宏一さんと共演した話に。
こ「私達ディズニーで育ってますから、山寺さんの声を聞いて育ったようなもので。ゾロリも見てたしね」
る「で、初対面の方が多かったので、それぞれ自己紹介するんですけど、「山寺です」って普通にしゃべるときから声が良すぎて。」
こ「ほんとそれ」
る「演技してるとか役に入ってるとかじゃなくて、普段からいい声ってすごいよね」

ここからはソロコーナーで、貴重な美杜先生のソロ歌唱が!
曲は和ぬかさんの「寄り酔い」。洒脱な譜割りとチルな曲調がいかにも最近の美杜さんの好みという感じで、よくお似合いでした。
み「ぐんしんの大人っぽさをご覧いただこうと」
る「ぐんしん?何?」
こ「渾身(こんしん)じゃない?」
(活字で覚えた漢字で読みを間違って覚えている、というのはわりとあるケースなので、美杜さん結構文字ベースのインプットも多いんだなと思いました。)


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そして瑠海さんは家入レオさんの「君がくれた夏」を。
る「私、「スナック秋元」とかソロコーナーをやらせて頂いてるので、昭和歌謡は結構歌うんですけど。今回は夏曲というテーマがあって、「歌謡曲以外で」って言われちゃって、何を歌うかすっごく悩みました」
アレンジが終わったオケが届いたのが本番二日前だったということで、最終調整も大変だったことと思います。でも、切ないサビと瑠海さんの声質がよく合っていて、これもとても素敵でした。


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しかし、ここまで5曲中4曲新曲ですよ。えらいことですよ。と思っていたら、さらにここで純然たる新曲が。これは美杜さんが男性ラップグループのコンペに出していた曲だそうで、いつものように仮の日本語詞をつけて香美さんに英語詞を依頼したところ、
こ「いや、私この日本語詞がいいなと思って」
み「香美ちゃんそうやって言ってくれるけど…ね」
る「ね!あー、これは香美ちゃん、やったなと」
み「私も思った」
る「香美ちゃん英訳するのめんどくさくなったな、と」
こ「そんなことないよ、ほんとにこれいいな、と思って」
み「そう、だから、すみません!ってなって。だけど、仮歌のつもりだったから、音源の他に歌詞のメモとかないんですよ」
る「練習したいから歌詞ください、って言ったら、「音源から聞き取ってください」って言われて」
こ「自信がないのかわかんないけど、みもちゃんの声がちっっっちゃいのよ」
る「聞き取れません、って」
み「私も聞き取って、って言ったけど、後で聞いたら「聞こえないな」ってなった」
ということで、AM11:00以来の香美さんの日本語ラップが聴けるこの曲は、夏の終わりの浜辺をそぞろ歩くようなチルなバックトラックに香美さんの日本語ラップが乗り、
サビでは「君との夏の終わり」を歌う瑠海さんの切ないボーカルが印象的な曲でした。
今回は、アコースティックライブに来た方の思い出として聞かせてくださったとのことで、タイトルは未定とのこと。とても心地よい曲だったので、また聞ける機会があったらいいなと思います。

そしてここからはkolme曲で、 Hello No Buddyで、等身大の美杜さんに戻るセットリスト。アコースティック版のHNBはよりヴォーカルが際立って、バリエーションの域を出つつあるように思います。落ちサビの後の最後のサビのぐぐっと盛り上がる感じはアコースティックバージョンでもきっちりあって、それがとてもいいなと思います。
そして、ここからのPreciousです。
SHOW1では香美さんのソロ曲はありませんでしたが、これは実質それでしょう。音数が少なくなるぶん、より香美さんのフロウが際立ちますし、そのフロウというのが堅牢かつエモーショナルなので最高です。サビの歌が瑠海さんに振られてることももあってか、ギリギリの後ノリが心地よいパフォーマンスでした。

そして、最後は通常バージョンのPlaybackを着席スタイルで。この曲の祝祭感と、久しぶりに対面で音楽を楽しめる喜びが合わさって、腹の底から熱いものがこみ上げてきます。個人的には、これがあるライブはとてもいいライブだと感じます。演者さんとアイコンタクトしながらクラップするのって、なんて楽しいんでしょうね。配信ライブでは絶対に実現できない部分はこういうところなんだよな、と感じます。

そして、ライブ後には特典会が有りました!極力会話はなし、という制限付きですが、アクリル板を隔ててチェキを撮ることが出来ました。2020年の2月24日ツアーの名古屋公演以来のチェキ。まだ、このあといくらでも撮れるって感じでは有りませんが、もう一度この日が来たことを素直に喜びたいです。ただまあ、ネットイベントで長々と喋れたり、推しを独占できるのに慣れてしまったので、あまりしゃべれないこともあって、ライブよりもむしろ距離を感じてしまったりもして…。ライブ勘も鈍ってるなと思ってましたが、特典会についてはもっと鈍ってるなと思いました。そしてこの距離感が正しい距離感なので、きちんと修正していきたいとも思いました。久しぶりだったのでお三方それぞれと2ショットを撮れて嬉しかったです。

SHOW2

幕間にスープカレーkanakoに行って食事をしました。
スマイルホテル仙台国分町の地下にはいくつかお店があるのですが、この時間はほとんど営業してなくて地下に降りていいのかどうか迷いましたが、kanakoさんはちゃんと営業しててよかったです。コロナ禍でいろいろ大変なんだろうなと思いますが、ちょっとでもお金を落とせてよかったなと思いました。

日の傾いた、でもまだしっかり明るい中、会場に戻ります。
今回は整理番号も良かったので、もうちょっとセンター寄りの席に陣取りました。さっきとおなじ席でもよかったのですが、ちょっと気を抜くと感傷に押し流されてライブに目が行かなくなってしまうので、もうちょい全体に目が行く席がいいなと…。

SHOW2のお三方は、6/6配信ライブ2部の黒い衣装でした!大人っぽくてかっこよかったので、生で見られて眼福でした。

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魅惑の黒衣装

SHOW2のオープニングは、So beautifullyでした!
DJ MIMORIさんがPresious→So Beautifullyという香美無双連携を繰り出しますが、アコースティックでもそれが可能になったというわけです。
しかし、英語ラップでの香美さんの安定感とノリというのはなかなか他にないものだと思うんですよね。英語ラッパーとしてもっと評価されるべきだと思います。
今度は2曲めにRepeatが来ました。次いつ聞けるかわかならないと思うとなかなか切ないものがありますね。
なんかでアーカイブしてほしいなーと思います。

そして2部のソロコーナーでは香美さん登場です!!
テイラー・スウィフトのLove storyのカバーです。


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る「J-popを選ぶのかなと思ったら、まんま洋楽だったから、おうっってなった」
こ「マドンナの「Like a virgin」が歌いたかったんだけど、もうちょい若い歌がいいなと思って」
る「世代的に?」
こ「そうそう」
ロミオとジュリエット本歌取したこの歌の歌詞は、ボニー&クライドを本歌取した「All I need」っぽい感じもあって、香美さんらしい選曲だなと思います。スケール感のあるサビの展開に香美さんの声がよく合って素敵でした。
そして、そのあとは1部と同じく瑠海さんの「君がくれた夏」。

つづいて仙台恒例、御三家のニュースのコーナーに。
み「おばあちゃんもめいっこもいるし、ずっと実家に帰れてなかったんだけど、本当に久しぶりに帰宅できまして。久しぶりすぎて、さいしょめいっこが人見知りしてたんだけど、「会いたかったよ!」って抱きしめたら「みー、会いたかったよ!」って
抱きついてきて可愛かった」
こ「いいね。私はなっつだな。いっぱいなっつの顔を食べました」
る「…食べる? 猫を?」
こ「えー!食べるよ、猫の顔。会場に猫飼ってる人いますか?食べますよね? …ほら、食べるんだよ、猫の顔」
る「食べるんだ…。秋元家は、特に何もなく…。ただ引っ越した後、もう私の部屋はなくなってて、リビングで寝てます。
ママも一緒にリビングで寝て。」
み「あー、私の部屋も物置になってた。天蓋付きベットはママが使ってた」
る「あれママが使ってるの?美杜さんはね、中学くらいからほんとこういうレースの付いた天蓋付きベッドで寝てるんですよ」
こ「私もリビングで寝るな。なっつがリビングで寝るから、っていうのもあって。で、わたし布団を頭までかぶって寝るんだけど、
なっつは自分が起きると、顔のあたりをパンチしてくるの」
る「えーかわいいー」
みなさん久しぶりにほんとうの意味で帰郷できたようで、何よりだなと思いました。あと、前日の「TBC後祭り」での香美さんのエピソードも。
る「いつもラジオとかでは私が代表してしゃべるんですよ。美杜さんは曲の解説や曲フリ、香美ちゃんは告知、って役割があって。だから私が喋ってるときは基本的に二人は油断してる(笑)」
こ「そう、アナウンサーさんが丁寧に全員に話を振ってくれる方で。私あんまり振られること無いから緊張しちゃって」
る「香美さんはいかがですか、って振られるたびに香美ちゃんの様子が普段と違ってて」
こ「で、私、「普段は東京で活動してて、こうやって仙台のために恩返しの活動ができるのが嬉しい」って言ったつもりだったんだけど、「東京で活躍してて」「仙台でも活躍できて」って言ってて。」
る「そんな、活躍なんて、香美ちゃん…って思ってた(笑)」
こ「私全然気づいてなくて。終わった後、マネージャーさんに「自分で活躍とか言わないほうがいいですよ」って真顔で言われた…。」
(↓タイムフリーで確認したらたしかにおっしゃってました)



そのあとは、summertime、タイトル未定新曲、Hello No Buddyときて、流石にもう新曲はないかと油断していたら来ました、The Liarのアコースティックバージョン。
音数が減ってジャズピアノが際立つぶん、この曲の色っぽさが強調された感じがありました。アコースティック化するといっても特段テンポが落ちるわけではないところがkolmeさんのよいところで、落ちサビからの怒涛の盛り上がりはこちらでも健在。初期バージョンで美杜先生がイメージしていた、アウトロで荒れ狂うフェイクが三人それぞれに割り当てられていて、最後の最後までスリリングな仕上がりとなっておりました。これは超かっこよかったので、今後もやっていってほしいなーと思います。

そして、SHOW1と同じく、Playbackでにぎやかに締めとなり、kolmeさん初のアコースティックライブはにぎやかに幕を閉じました。


直接観覧できるライブとしては3月以来なのに、初見の衣装はあるわ、初めて聴く曲がいっぱいだわ、会場は素敵だわ、
そして仙台での公演だわ、めちゃめちゃ距離が近いわ、1年以上ぶりの特典会もあるわで、ちょっともうこれ以上欲張りようがない、最高のライブでした。

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久しぶりのチェキ

2部の特典回終わりに捌けていく瑠海さんから「気をつけて帰ってね」と声をかけていただいて、会場を出たときには、仙台も夏の宵。
興奮冷めやらぬまま新幹線のシートに身を沈めたあとで、ようやく頭の中の整理が付き始めたところで帰り難くなる感覚も懐かしい。
半解凍の喜久福を頬張りながら、次にライブに参加できるときまで、なんとか生き延びようと思いました。

大型アップデート公開!「Ultra kolme studio Online Live」

6/6(日)Ultra kolme studio Online Liveが開催されました。
このライブは、もともと5/5に初台DOORにて有観客で開催予定だったライブが、緊急事態宣言のために中止となり、その代替として開催されたものでした。
もともとの企画では、1部が「陽」2部が「陰」のテーマで構成されたセットリストが用意されるということで、それはそれでとても興味深かったのですが、事情が事情だけに仕方有りません。じゃあそのまま無観客配信ライブに…というのが普通の対応だと思いますが、彼女たちは配信でしかできないことをやりたい、と企画や演目を練り直し、開催されたのが今回のライブとなります。

配信ならではのライブ、ってどんなんだろうと思っていたのですが、盛り込まれた内容は、これまでの彼女たちの活動の延長上に有りつつも、新しい領域に一歩を踏み入れるものでした。

※ここからネタバレ全開するので、「アーカイブ見てびっくりしたい!」って言う方はここでプレイしてるゲームのログインボーナスとか貰いに行くことをおすすめします。


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…よろしいでしょうか。

 

具体的に書いてしまいますと、以下のような項目になります。
早坂香美監督のオープニング映像(1章、2章)
・未公開ダンスカバー動画披露からの生披露
・「赤」のkolmeと「黒」のkolme
・アコースティックアレンジ3曲披露

※あと、終演後すぐにチェキチャでオンライン特典会が行われたのも初でした。

早坂香美監督のオープニング映像(1章、2章)
1部のオープニング映像は、kolmeさんおうちでDJタイムです。
これ、撮影の指示は香美さんがしてるのかなあ。冒頭の照明のカットと、DJ機材のカットは手持ちでの撮影だったので、多分香美さんが撮ってると思うのですが、これがなかなか堂に入ってると思いました。
DJ機材のカットなんて、The liarのMVみたいです。美杜さんのお部屋の装飾は、Showroom個人配信などでおなじみの自室で、LEDテープやネオンサインでの装飾がここで生きた感じあります。kolmeさんたちのフリーっぽいダンスは、「Way I am」に合わせて踊っているそう。このシーンのカットは脚立にiPhoneを固定して、その前で踊ったそうです。
またね、カットの切り替わりのタイミングがいいですね。音楽は「kolme Happy New Year Live2019」なのですが、カットが変わるタイミングがいい感じに合っていて、香美さんの体内にあるリズム感を感じます。ガチガチにフレーズのアタマや拍のアタマできりかわるわけじゃなく、後乗りっぽく切り替わったり、自然にすっといくところもあって、センスのなせる技だなと感じました。

2部のオープニング映像は、kolmeカジノです!
黒のステージ以上に身を包んだkolmeさんたちが、カジノでの危険な快楽を味わう、といった趣の映像でした。
オーシャンズ11のテーマ曲を流しながら撮影されたそうです。香美さんが見慣れない服を着てるなと思ったら瑠海さんの服を借りていたそうです。BGMは「Super Ultra kolme tour 2019」でした。
美杜さんの親友M恵ちゃんの撮影とのことですが、曲線的なカメラワークが素敵です。事前にインスタのストーリーで、テーブルの上のカットが公開されていたので、
スタジオかお店借りて撮ったのかな、と思ったのですが、まさかのkolmeハウスでした。瑠海さんに聞いたら、
「こういうときだし、なるべくおうちで全部できたらいいなと思って」
とのことでした。さすが。ちゃんとしてる。
ルーレットやカードゲームなどが映し出されるので「と、いうことは、1曲めは…」となりますね。1部の映像もそうですが、自分たちで作るとセットリストと一体の演出ができるのは可能性あるな!と思います。

ちなみにお三方が飲んでるシャンパンは
る「あれ、ジンジャーエールです」
だそうです。それっぽく見える飲み物を探したそうです。

スタジオ借りるとか照明凝るとか、ルーレットのチップを本物っぽいもの使うとか、つっこめばもっといい絵をあげてくれそうな早坂監督なので、avexさんはぜひ予算の配分をお願いいたします。


■未公開ダンスカバー動画披露からの生披露
昨年夏に駒沢オリンピック公園でなにやら撮影しているなーと思っていたのですが、これだったのですね。いっぱい撮ったけど未公開だった、ということなのですが、なんでですか!公開してくださいよ!
る「すっごい夏っぽい映像で、わりと夏のおわりだったから、いつ出そうかー?なんて言ってるうちにタイミングが…」
でもおっしゃるとおり、爽やかなイマジナリーサマー感満載ですね!
(涼し気な映像ですが、ジュースを買いに行ったスタッフさんに、かき氷をねだるためにダッシュする美杜さんの映像を見た記憶があります)
曲はI don't like mondaysさんのLEMONADE。
まずフレーム・インしてくるのは美杜さんの下半身です。美杜さんのダンスは止まるところやアイソレーションがとてもかっこいいです。続いて上手の瑠海さんに。瑠海さんの大きなダンスはなめらかに回転し続ける螺旋のイメージ。そしてセンターに現れる香美さんはまさに女王の風格。だけど、今と髪色がぜんぜん違うので別の人みたいです。
三人のダンスがシンクロしだしたところで1コーラス目が終わり、カメラが空にパンしたところで「えええええもう終わり?!」となっていると、
そのままスタジオでのダンス生披露に!
トラックもLEMONADEからUp All Nightにロングミックスでつながるあたり、OMOTENASHIでのDJ MIMORIのキャリアの成果という感じでした。
(ちなみにダンス動画の撮影は、マネージャー門間さんとブラスタkazukiさんだそうです)

■「赤」のkolmeと「黒」のkolme

第1章
は、Do you know kolme?ツアーファイナルのPlaybackのときの衣装でした。

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赤のkolmeさん

Way I am
オープニング映像で雰囲気を作っておいての1曲めでしたー!
第一章は「元気なkolme」ということでしたが、いきなりフルスロットルな選曲です。
しかし見ているとやたら新鮮だなと思っていたら、この衣装ってPlaybackしかやったことなかったんですよね。
オープニング映像終わってから、曲が始まるまでに結構な間が有りましたが、これは多分、配信側でスタジオの映像に切り替わるのを確認してたんじゃないかと思います。
現場とはまあまあラグがあるのでその分かと。で、開始を待ってるお三方の様子が味わい深くて何度もスライダーを戻してみてしまいました(曲を聽け)。

Brand new days
これはなんというか「元気が出るkolme」ですね。
そんなに早くない曲だけに、kolmeさんたちのシンクロ度の高いダンスが胸に迫ります。こんなふうに自然な感じに揃うまでに、どれだけのリハーサルが
くりかえされてるんだろうと思うと胸がギュッとなるいつものやつです。
最後の3人向かい合って踊るところは天井から吊られたカメラにスイッチして、スイッチャーさんのわかってる感が最高です。

ここでオープニングのMCです。カメラは上下中央の後ろと、ジンバル付き手持ちカメラ、下手上空の吊りカメラの計5アングルかなと思います。
MCは手持ちカメラマンさんの貴重な休憩時間、ということで、ここは中央後ろの定点が中心の映像ですが、画面の下の方に見えるバミリが、衣装と同じ色なのが注目ポイントだなと思います。

You’ll be fine
Bring you happiness
You’ll be fineからの天使曲連打です!これはまさに「元気をくれるkolme」。
お三方の表情も一段と柔らかく、最善よりも更に前で見られる配信ライブのよさを感じます。それも「カメラ目線」って感じじゃなくて、ライブのときに客席に向けられる眼差しと同じ優しさが伝わるのがkolmeさんの良いところだと思います。
Bringの曲の始まりと終わり、背後からの白い光に照らされたお三方はまるで天使。
この曲では美杜さんが最高です。三人縦に並ぶときのいい顔はぜひご確認ください。

つづいてのMCではスタジオライブに至る経緯を。
香美さんはBring you happinessが好きという話から
こ「めっちゃいい曲だよね」
MCのテーマについては当日朝に瑠海さんがtwitterで募集していました。
採用になったのは「ライブ前日何して過ごしたんですか」という質問だったのですが、これはメンバー三人で検討の結果、話しやすいということで採用になったそうです。(チェキチャで瑠海さんにききました)
配信ライブではその場で初めて聞いた体になってますので、お三方の演技力もお楽しみください。

※ちょうどこの話題に入る辺りでトリミング調整が入って、足元のバミリがフレームアウトします。映ってまずいものではないですが、できれば移したくない気持ちもよくわかります。

とうもろこしを1本持ってかっこよく歩く話とか、作りかけで放置された麻婆豆腐とか、香美さんがほぼメインでしたね。瑠海さんの髪色については、僕はわかりましたよ。というのは、僕もグレージュにしようと思ってヘアカラーを買ってきていたので、あ、ちげえ、ってなったからです(という話をチェキチャでしました)

LEMONADE(ダンスカバー)〜Up all night
そして、映像についてはさっき書いたとおりです。一足早く夏が来たぜ!って感じでした。

In my dream
そしていつどんなところで聴いてもいい感じなインマイ。静と動の対比がすばらしい。
アウトロのところなんて、衣擦れの音まで聞こえるくらいなのに、サビは踊りまくりだし。

そして注目すべきは2番のサビ前、360度パンが入るところです。直前に美杜さんが転んで怪我をした影響で、普段はしゃがむ美杜さんと中腰の瑠海さんの担当が入れ替わっています。珍しいシーンを珍しいアングルで味わえるのでお見逃しなく。
(しかし、Showroomでの口ぶりだと、美杜さんの怪我は結構大きそうだったので、無理しないでほしいなと思います。)

My affection
歌い出しから瑠海さんの表情が素晴らしい。
美杜さんの「クラーップ」の煽りの切れの良さも素晴らしい。おなじみ落ちサビでのわちゃわちゃでは、香美さんに射撃された美杜さんがパンチで反撃するのが見られます。
Apexの初動バトルでしょうかw そのあと輪になるところでくちばしをパカパカさせる美杜さんに最後三人とも合わせるところも楽しかったです。
(何書いてるかわからないと思うので是非映像で御覧ください。)

Playback
そしてこの衣装でのPlaybackは何度見てもいいですね!
しかし、To shineのところのソロダンスといい、センターに入ってのサビのフリといい、美杜さんが躍動するのがいいなーと思います。
To shineのところのあとは、香美さんの英語ラップパート、瑠海さんの伸びやかな歌唱パートと続いて、kolme最高!ってなりますしね。

そしてダイジェスト動画でも見られるでおなじみのエンディングです。
本編はあのあとカメラを囲んだkolmeさんたちからメッセージや投げキッスをいただけます。しかし、あんなにエンディング使うダイジェスト映像もなかなかないですよね。編集した人メンバー好きすぎでしょ。


第2章

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黒のkolmeさん

game is mine
そして前述のカジノっぽいOP映像からのこの曲!
黒のノースリーブの衣装が曲にマッチして最高です!
第1章の照明は、上下、特に上手側が中断に下がったときのライティングが弱くて、画面に向かって「がんばって!」と叫んでいたのですが、
第2章ではそんなこともなく、修正されていてよかったです。

The liar
そしてこの雰囲気、大人kolmeといえばこの曲。ライアーです!
センター分けのポニーテールの香美さんはキリッとしてこの曲に映えますねー。
左腕の大きなゴールドのブレスレットや、パンツルックがかっこよかったです。

そして椅子が運び入れられる転換がはいりつつのMCで、アコースティックパートの始まりです!

Hello No Buddy(アコースティックver)
Showroomで瑠海さんがご家族に指摘されていたように、下手カメラから捉えた瑠海さんの横顔が堪能できて最高でした!…いやその申し訳有りません。

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横顔

下手から、瑠海さん、美杜さん、香美さんの座り順での着席のライブで、センターに座った美杜さんが、その時ヴォーカルを取っているメンバーとアイコンタクトしながらハモる構図になっていて、これがとても良い雰囲気でした。スタジオ収録ということで、ミュージックフェア感ありました。曲間でトークがはじまると「うーたーおうー おーどーろうー」って歌いたくなりました(真面目に聽け)。
美杜さんのコーラスは、現場で聞こえていたほどには配信に載っていなかったそうで、そのあたりは今後の改善点なのかなと思います。
(僕は美杜さんずいぶんそーっとハモってるな、と思っていました。)
そして美杜さんがハモリに回ったことで、ユニゾンのパートが香美さんと瑠海さんに分割され、サビ前半は英語含みということもあってか香美さん、後半は瑠海さんが歌っていて、新鮮でした。もとから生音(アコギ)の印象のある曲なので、これも正解アレンジの一つ、という本格的な仕上がりでした。特に終わり方がかっこいいのでぜひ。

曲間のMCでは、Hello No Buddyが転換点になって、より自分自身を出していく作風になったというお話があって、やっぱりそうだよね、と思いました。

Precious(アコースティックver)
そして名曲Precious。いつも以上に情感たっぷりな香美さんラップは超後乗り。これは香美さん気持ちよさそうだな!と嬉しくなりました。「Surrounded by billion stars」のところとか、原曲ではハモリポイントですが、さすがにあれはハモれない、でも超かっこいいフロウでした。そしてそれに続くサビは瑠海さんが歌うのもとても新鮮。そしてよい。

それにしても2番のフロウとか、原曲発表当時ラップ未経験の香美さんが「やってみたら」って言われてやったらできたもの、とこのあとのMCで話されてましたが、普通こんなことこんなレベルでできるわけないです。香美さんはとんでもないリズム感の持ち主ですが、独特のフロウも身体の中に流れているのだと思います。
kolmeさん全般的にそうですけど、すっとやっちゃうからあんまり褒められない、って感じがすごくするので、もっとドヤって行ったほうがいいと思いますよ!
もちろん控えめなところが素敵なんですけど!

My evertthing(アコースティックver)
まあでもPreciousもね、まあ、アコースティックになりそうな曲じゃないですか。
これは、イントロでピアノがリズムを刻み始めるまでわかんなかったですね。MCでも言ってましたが、これはピアノは美杜さんが演奏していたそうです。また、Aメロでは美杜さんが細かくハモリ用のフェイクを入れていて、豪華な感じです。サビの入りも香美さんなので、英語の発音が新鮮です。(僕はちょっと「人間の証明ジョー山中)を思い出してしまいましたw)ブリッジのところや終わり方もいい感じで、これは収穫といった感じでした。

アコースティックアレンジというと、テンポのいい曲をがっと遅くして、適当に生楽器に置き換えるだけ、みたいなのがよくありますが、これは生音の印象が強いアコースティック向けな原曲を、歌割りも含めてきちんと再設計したものだったので、とても素直に楽しめるものだったと思います。今回もToday'sとかRemind meなども検討されていたそうなので、今後に期待したいです。

kolmeというとダンスが印象的ですが、歌でも十分押して行けるぞ!って嬉しくなるコーナーでした。

I’m alone
そしてアコースティック後の難しい位置にくるのは、代表作I`m alone。インマイとこの曲は、ほんとセトリに入れやすい曲だろうなと思います。
感想やアウトロのダンスでは、やっぱり踊るkolmeもいいなーってなりました。

Say good bye
そしあげていくのかと思いきや、ここでSay good byeはびっくりしました。
本来はNo need to rushの計画だったそうですが、美杜さんの直前の転倒の影響もあり、直前でSay good byeに差し替わったそうです。でも、彼女たちも言っていたように、この衣装で歌う歌として、この曲はとても似つかわしくてよかったのではないでしょうか。ラップパートの香美さんはいい意味で力が抜けた感じで、冷笑を浮かべながら言葉を叩きつけてる感じがクールに大人っぽく感じました。また、後ろで踊ってる美杜さんが実にいい顔してるので是非チェックを。

Get your control
そして貯めができたあとはまた一気にシフトアップ。ここでGet your controlです。
今は美杜さんが「休みにデート」とか歌ってても「はいはい」とニヤニヤ聴いてられますが、すぐにこれがリアルになる時が来るんだろうなと思うと、
ちょっと落ち着かない気持ちになります。この日はまたとても大人っぽい雰囲気だったので余計に。

My Style
ここまで強めの選曲で来ましたが、ここにきて一番強い曲、かつ、踊れる曲でクライマックスを迎えます。名刺代わりのこの曲、かっこいい衣装でのパフォーマンスは最高ですね。

Playback
そして第一章に続いて、Playback終わりだったわけですが、このあふれる祝祭感と幸福感は、ライブ終わりの曲として最強なんじゃないかと思います。Aメロの各パートでお三方がそれぞれカメラアピールしてくださるところとか、嬉しくなってしまいます。
これまでの大変な道のりを、こんなに肯定的に振り返ってもらえる曲を聴けるなんて、応援してきたファンとしてもこんなに嬉しいことはないです。

そして、カメラを取り囲んでのエンディングが終わって、蓋絵になったときに改めて、I remember…ってこの曲が始まるのも含めて、いい余韻の残る終わり方でした。


コロナ禍でライブが減っているさなかではありますが、さまざまな新しい可能性を見せていただいて、ファンとしても勇気づけられる配信公演でした。ライブがなくても、お三方、特に瑠海さんが好き、という気持ちで幸せな日々を送らせていただいておりましたが、それだけに、僕は本来何が好きだったのかを見失いやすい日々でもあったと思います。でも、しばらくは大丈夫。僕はkolmeさんのライブも、kolmeさんたち自身も、同じように大好きだ、ということが確信できました。

蛇足ですが、ライブ終わった後にすぐチェキチャがあったのが嬉しかったです。やっぱりききたいこといっぱいありますし、感想もすぐに伝えたいです。チェキチャはアーカイブ残るからメモ取らなくてもいいし。またやってほしいです。

1年越しのツアー完結「Do you know kolme?」 -again-

Do you know kolme?ツアーが完結しました。

昨年の2月23日の名古屋公演の後、緊急事態宣言が出て、3月に行われる予定だったファイナル公演が中止になって約一年。長い長い中断を経て、もう見られないものと思っていたツアーファイナル。
このツアーでは、各公演ごとに美杜さんがイラストを書いていて、それをポストカードとして頂いたものをアルバムに貼っていたのですが、ファイナルの分の空白が埋まるときは来ないものともう諦めてました。
2021年になって、この公演がアナウンスされましたが、緊急事態宣言の2週間延長もあり、配信での公演になるのではないかと思っていました。12月に銀座と浅草でライブは見ているのですが、特典会(会話もできないただ見送られるだけのものですが)つきの公演は実に1年ぶりです。


■お見送り特典会・仕込み編
グッズ5000円で参加可能、しかも、
・発声不可
・立ち止まり不可
というなかなか厳しいレギュレーション。
でもまあ、約一年ぶりにkolmeさんに直接対面できるチャンスだし、期末で売り上げ足らないんだろうなあ、とも思うわけです。
ならこれをどうにか楽しんでもとを取るしかない、と思った僕は、考えました。ヒントは香美さんがくれました。「love actually」作戦です(香美さんが好きな映画)。
主人公がヒロインに、ガラス窓越しに、フリップに書いた愛の言葉を見せるあれです。スケッチブックを見せちゃダメとは書いてない。なので、3枚のフリップを作成しました。ほんとはライブ終わったあとに書くのが正しいけど、そんな時間はないかもしれないので、当日朝に書きました。

まず、特典会でなにより伝えたいことはなにかというと、
・また会えた!嬉しい!
・そして絶対また会いたい!
ということです。なのでまず、それを書きます。

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それから、多分Playbackを初公開します。
それにひっかけて、ライブが楽しかったことを書きたい。なので、それも書きます。

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あと、今回の激エモポイントは、ついにツアーが完結する、ということです。
なので、それも書くことにします。

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3枚のフリップをお三方に見せる時間がある場合は、お三方の並びも確認しなきゃいけないから、鍵開けは避けたい。ただ、僕が鍵開けでもたもた歩くことができれば、全体の利益になりそうだし、そこは考えどころではあります。
流れが早くてめくれなかったときのために、一番見てほしいやつを1番前にします。
ライブ中になにかあったときに加筆できるように、ペンはかばんに放り込みました。

■プレゼントボックス
差し入れも考えたのですが、お見送り特典会が高額なので、予算はそっちに回すことにしました。でも、折角の機会なのでお手紙は書きたい。ワンマンライブではだいたい書くようにしているので。ただ、今回は直前にShowroomイベント配信があったので、ライブに向けての思いみたいなことは概ねそっちで伝えてしまっていました。なので、何を書こうかなーと思っていたら、ライブ前日にネットサイン会のホワイトデー動画が届きました。ここでメンバーの皆さんからいろいろ質問を頂いていたので、それについてのお返事をしつつ、ライブに絡める方向で書こうと思いました。
レターセットはまあ、買わなくてもある程度の数は備蓄されているので、ニヤニヤしながら書きます。いつもは電子的に下書きしてから書くのですが、動画のお返事なので、一発書きしてみたのですが、これはこれで楽しいですね。

■出撃
早めに出られたら、代官山の珈琲小学校によってから行こうと思っていたのですが、家を出るのが遅くなってしまったので、素直に先行物販へ。
途中のターミナル駅で乗り換えのときに、ついつい差し入れを物色してしまいます。
「これあげたらどんな顔するかなー」と考えると無限に楽しいのですが、差し入れするくらいならグッズ買うか、今回は、と思い断念しました。

渋谷についたら、センター街からスペイン坂経由でWWWXへ。パルコができて、トイレや雨宿りが楽になりましたね。もう先行物販が始まっていたので、グッズ購入。特典券と、Playbackのポストカードをゲット…お!香美さんのサイン入りゲットです!

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ニヤニヤしつつ、センター街のマクドナルドに一時退避し、開場を待ちます。

■入場後
開場と同時に会場に入ったのですが、そわそわして全然落ち着きません。まあ、念の為ということでトイレに向かうと、途中でスタッフさんの
「ステージドリンクにコーラお願いします」
「コーラ?!」
「1本でいいんで。よろしくお願いします」
という会話が耳に飛び込んできて、ニヤニヤしました。そっか、みもりさんがそこにいるんだな、と少しだけライブ直前の実感がしてきました。
入場してくるファンの皆さんと挨拶を交わすと、ようやく現場に来た実感が湧いてきます。

さあ、もうじき開演です!


■ライブ
4thアルバムのイントロがはじまって、クラップを始めるんですけど、まだkolmeさんに会えるのが信じられません。12月に2回ステージ見てるのに、この3ヶ月が長かった。
でも、最後の部分で下手袖からお三方が歩いてくるのが目に入ると、腹の底から何かがこみ上げてきて、いきなり体温が上がります。
強い逆光の照明に照らされているけど、瑠海さんの口元が微笑んでいるのがわかります。

そしてGotta look。ステージの明かりが灯ると、そこにはDo you know kolme?ツアー衣装を身に着けて、また1年分綺麗になったkolmeさんたちがいました!昨年2月の緊急事態宣言で止まった時計が再び動き出したのを、ようやく実感した瞬間でした。


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瑠海さんの笑顔を見て切なくなり、そんな様子を見てか目を細めて微笑む瑠海さんの表情を見てより高まります。showroomの個人配信で、香美さんが教えてくれた振り付けを真似していると、香美さんが微笑むのがわかる。歌詞のキャラクターをノリノリで演じている美杜さんが浴びせてくる強い目線から、彼女の感じている最強感が伝わる。
そういう無言のコミュニケーションを、細かく音ハメされた複雑な振り付けをしながら仕掛けてくるkolmeさん。これが可能なのは、身体が覚えるまで何度も何度も入念に繰り返されるリハーサルの積み重ねのはてのことなんですよね。ともすれば、それに慣れてしまっていたけど、それはとてつもなく幸せな体験だったんだなと、改めて思いました。

夢中になっているうちに演目はどんどん進み、confessionが終わって長い間があくところ(香美さんがMCと勘違いしてゆっくり水を飲み、それに引っ張られた照明さんが明かりをつけてしまったところ)で、僕は「One timeくる!!」と身構えていました。そして始まるOne timeのイントロ。体中に走る電流。

…でも待って、リリース順で言ったらここはBring you happinessじゃないですか。
なんでOne timeだと思ったんだろ?と考えていたら、そうだ、ツアー1部の曲順ってこうだったんですよね。西川口まではリリース順だったんだけど、仙台で入れ替わったんだった。「こっちのほうが流れがいいなって」という、特典会で訊いた美杜さんの言葉が脳に蘇ります。そうだよ、わーそうだ、1部ってこうだった!!
そうか、一年前は「曲順変わったな」とか思いながら見てたんだった。声出して、振りコピして、特典会でしゃべることなんかも考えたりして、冷静すぎじゃね?そんなことできる?って今になってみると思いますね。

 

Do you know kolmeツアーのセットリストまとめは

docs.google.com


same mistakesのアウトロ付近で、小さいがたしかに嫌な横揺れを感じました。着席なのでよくわかります。小さくすめ、何事もなく終われ、と念じているのですが、揺れは少しずつ大きくなります。ちょうど客アオリに入ろうとしていたkolmeさんたちも、進行を止めて待っています。一瞬、今死ぬのはけっこういいかもしれないな、などと考えました。でも、それはkolmeさんたちも無事では済まないでしょうから、だめだめ、と思い直しました。

で、結構揺れはしたものの地震はおさまって、ダンスレッスンの時間に入るのですが、あれ?次My everythingですよね?転換でしょ?マイクスタンド持ってこなくて平気?地震で忘れちゃった?と慌てていたら(お前が慌ててどうする)、なんとWonderlandのレッスンが始まるじゃないですか。変えてきたー!!
ああもうこの先どうなるのかわかんない。ぜんぜんわかんない。超楽しい。
細かいけど、Wonderlandのアウトロの一番最後、瑠海さんが振り間違えてくちゃくちゃってなってるのと、最後アリス自身(みもりさん)が妖精さんになって飛んでいったのがとてもおもしろかったです。(本来はイントロでアリスをワンダーランドに送り込んだ二人の妖精さん(香美さんと瑠海さん)が飛んでいきます)

この辺の流れについて、電話会で瑠海さんに訊いてみました。
ま「2部の力のセットリストも大好きだったんですけど、やっぱり1部だったんですか?」(2部では、シングルメドレーのところが、Falling for you→I'm alone→In my dream→Way I am→My styleだったりとか、勢いのあるセットリストでした。)
る「私達も思ったし、スタッフさんに訊いても1部のセットリストの流れがいいね、ってなって。」
ま「たしかに、シングル連発のところとか、アニバーサリー感ありますよね。Wonderlandのところは、My everythingくる!って思ってたからびっくりしましたよ」
る「Do you know kolmeツアーのファイナルだから、アルバムの曲たくさんやりたくて。Why,Mr.?もそう」
ま「なるほど、アルバムリリースのツアーファイナルでしたもんね」

それをうけた盛り上げパートも、アルバム曲のUp all nightと、kolmeのアンセムstep by step。最高に盛り上がって、そろそろあれが聴きたいな、Playbackくるかな、くるかなと身構えていたら
「次が最後の曲です!」と、Repeatが。
ええええええええええPlaybackやらないの?年末から引っ張って?そういえば仙台でのワンマンで出したばっかりのWhy not meをやらなかったこととかあったし…。なんかもうその衝撃が強すぎて、せっかくのRepeatをあんまり楽しめなかったのが心残りです。

なんかもう衝撃のラストだよ…と思っていたら、
る「つくっちゃったじゃないですか?6周年の歌を!そして衣装も作っちゃいました!着替えてくるのでちょっとまっててください!」
とのことで、ボーナストラック的な展開に。ほんとうに見られてよかった!!
けど、この展開なら普通にアンコールで良かったんじゃないかなと思います。
特典会も制限されてるし、ここで僕らの求めに応じて出てきてくれた!ってなったほうがお互い気持ちよかったんじゃないかなと。Playbackやらないまま終わって、終わったときに客電つかなくて終了アナウンスもなければ、さすがにアンコールになりますよ。
この時期だから、発声できないから手拍子だけでのアンコールならする側のハードルも低いし。

とかいいつつ、赤とピンクの衣装のkolmeさんたちが登場するとふわーってなります。
香美さんも美杜さんもパンツルックで、瑠海さんだけスカート。赤いシャツには肩まで深いスリットが入っていて、最高です。チェキ…撮りたいなあ…。と思いつつ、12月からお預けになっていた新曲を堪能しました。仲間と集まるパーティ、だけど、大事な節目でもあって、それをしみじみと喜び合ういい曲だなあと思います。

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そして、最後がSee youというのも最高でした。
(個人的には、初 生See youでした!12月は1部のみ当選でしたし、浅草ではやらず、宮城県民限定ライブにはいけず、秋葉原も配信になってしまったので。)

この辺についても電話会で瑠海さんに訊いてみました。
ま「Playbackやらないのかと真剣に心配しましたよw」
る「Do you know kolme?ツアーはRepeatで終わりで、残り2曲はおまけっていうか。途中に入れるとコンセプトがわかんなくなっちゃうから」
ま「なるほど、See youもアルバムには入ってませんもんね」
る「そうそう!!」
そう聞くと、この2曲を最後に持ってくるのはなるほど!っていう感じでした。

■お見送り特典会・本番
制限退場が行われ、後方の方から特典会の列に誘導されたので、前方に並んで流れを遅くする企ては早々に挫折しました。無念。列が進んでいく速度的に、スケッチブックをめくるのは無理、と判断して、1枚めだけ使うことにしました。

アクリル板のむこうに、Playback衣装のkolmeさんたちが。
電話会で訊いた感じだと、どうもkolmeさんたちも声を出さないように言われていたようでしたが、スケッチブックを出した途端「すご~い!」とう言う声。
両手でサムアップしてくれる香美さん、頷きながら手を振ってくれる美杜さん、両手を指ハートにして「いつもありがとう!ラブ!」と言ってくれた瑠海さん。
なによりも、1年以上直接対面できてなかったから、本当に感慨深かったです。
(それにしても5000円はやっぱりしんどいけど、2000円(普段の全員サイン)分くらいは楽しんだと思います。)

■チケット
お金のことを書いたのでついでに。今回のチケットは8000円でした。
配信アーカイブつきだったので、配信チケットが3000円だから、ライブ自体のチケットは5000円相当。コロナ下のライブとしては特段高いとは思いません。でも、単純に8000円という額面は、初見の人を誘える額ではありませんでした。kolmeのライブに誘いたい人、誘ったら来てくれる人を常に探している僕ですが、初見の人に8000円払って、とは言えませんでした…。今回のも、配信なしの5000円チケットがあれば、もうちょい誘いやすかったかなと思います。
(僕が買ってチケットをあげればいいんだと思うんですが、身銭を切ってもらうことが大事だ思うんですよね…。「このグループを選んでお金を使った」という事実が、そのひとを演者に強く結びつけるのだと思っています。)
※あと、前回のワンマンでもライブ直後の夜にアーカイブ配信が見られないトラブルが有りましたし、今回のワンマンでも配信のチケットがきちんと買った人に渡らないケースがあったようです。配信込みで売っているものなので、まあミスやトラブルはあるとは思うのですが、きちんとテストするなり、なるべくミスのない受け渡しをしてほしいです。単価を高く設定するということは、そういうミスによって大きなダメージを受けるリスクを負うということでもあります。

それにむしろ、コロナ以前にDo you know kolmeツアーではじまった、プレミアムチケット制度が僕には使いにくかったです。初見の人を誘うときは、「大丈夫、会場では僕も一緒にいますし」って誘うのが普通だと思います。一緒に見たいし。
「kolmeのライブ来てください、ありがとうございます、僕前で見るんであなたは後ろで勝手に楽しんでください」は話にならないし、初見の人に通し券かつ特典DVDがあるとはいえ12000円払ってくれっていうのは僕には無理っす。かと言って、特典諦めて後で見るのは、それはそれで僕自身が残念ですし。結局全部プレミアムで買って、結果誰も友達を誘えませんでした。それは結局、kolmeさんにとってあんまり得じゃないように思います。

結局、ライブは入り口だと思うので、そこが狭くなるのはよろしくないです。
ライト層をいっぱい掴んでおかないと、そこから沼に落ちる人も増えません。
地道にチリツモばっかの連続をつないでつないで、大きな成功につなげるしかない世界だと思うので、単純に入り口が狭くなっちゃうのは良くないと思います。
以前は無料ライブやったり、ハイタッチ無料とか全員サイン特典券1枚とか、新規を掴む工夫が有りました(もうちょいしっかり告知してほしかったですが)。
最初に書きましたが、今はこんな状況だし、年度末でもありますし、守りに入らざるを得ない場面だというのはわかります。その2日後に突然開催されたネットサイン会についても、売り上げ足らなかったんだろうなあ、と思うし。

ただ、僕は、kolmeさんが沢山の人に支持されるようになってほしいので、それにつながらなそうなやり方は、改めて欲しいです。こんなご時世でわざわざライブに来てくれるご新規の人を想定して、どうやって彼女たちの虜にするのか、流れをきちんと想定してほしいなあと思います。


■それにしても
生で見るライブは楽しいですね。もちろん、配信ライブだって楽しいんです。アーカイブがあって何度も見られたりするし、フロアから見るよりも近くで見られるし、気になるところあったら戻って見直したりもできる。去年のkolmeさんたちは、配信でいかに気持ちを伝えるか、というあたりや、有観客で配信もあるときに、どちらも楽しんでもらうためにはどうしたらいいか、というところに心を砕いているとおっしゃっていました。

でもそれでも、ライブの相互作用というのは偉大です。
2月から3月にかけて、瑠海さんのshowroom個人配信の中で、ハイヒールで踊り続けるダメージと、そのケアについて語られたことが有りました。足のダメージを軽減するために、さまざまな道具や手段を使ってケアをしていると語る中で、「でも、ハイヒールを履くときれいに見えるし、ライブ中はみんなの反応を見ているとアドレナリンが出てまったく気にならない」と言っていました。美杜さんも「ライブ中は無敵よ」と笑っていました。言うまでもなく、観客の側もそうじゃないですか。それに、ライブがいいということは、それを配信する映像もよくなるということでもあります。いつもはあまりカメラにアピールしてくれない瑠海さんも、今回は柔らかい表情をたくさん見せてくださいました。

とっととワクチン接種をすすめて、会場で安心してライブに夢中になれる世の中になるようにしないとダメだ、やっぱり生のライブが最高だよ。そう強く思ったライブでした。

再会

2/24のDo you know kolme?ツアーセミファイナル以来の、kolmeさんのライブを見ることができました。ゆかりある方のお声がけで実現した客演ライブでしたが、今はこの形しかなかったのかもしれません。
渋谷駅の東側のMsmileboxというスタジオで、間隔をあけて配置された5×5席に着席のライブで、特典会もありませんでした。が、半年以上のブランクがあったことが全く感じられない、これぞkolmeという4曲を目の当たりにして、kolmeさんが帰ってきた!と、強く感じました。幸せでした。



これは僕の憶測ですが、See youの制作時の対応などを見るに、コロナ自粛期間においては、事務所的にまずコロナ感染者を出さない、というのが厳命されていて、活動範囲が厳しく決まっていたのではないかと思っています。レッスンもできない、レコーディングも厳戒態勢、というのはそういうことではないかと思いました。
僕の勤務する会社でもライブ映像の配信をしたりしているので、関係者の話が時折耳に入ってくるのですが、この自粛期間に自宅で一人で過ごす間に、将来への不安に心を折られて、活動に見切りをつけるアイドルさんの話をいくつも聞きました。kolmeさんたちだって、不安に駆られたに違いありません。そんな中でも、ネットイベントやshowroom、ゲーム配信など、できる限りのことをして、我々に希望の光を投げかけてくれました。まじめなkolmeさんたちが、ストイックに活動するために三人同居してくれていてよかった。コロナ自粛期間にあって、3人が料理したり、ネット飲み会をしたり、ゲームしたりして(内心はいろいろあったにせよ)平和に過ごしているさまを見ることができてよかった。こうでない今もあり得たと思います。

8か月超の時間を経て、kolmeさんはまったく切れ味を鈍らせることなく、僕たちの前に現れてくれました。そのことを、今日はとにかく喜びたいです。次のベトナムフェスも客演ですし、特典会もあるかどうかわかりません。でも、ひとまず、もう一度ステージ上のお三方に会うことができて、心の底から嬉しかったです。

今日はとても楽しいトークのコーナーから始まったのですが、すぐにそこにkolmeさんがいる!という方に思いを持っていかれて、わけわかんなくなっていたので、アーカイブで復習しようと思います。


MUSIC BIAS のライブ配信

STARMARIEさんは、歌割やダンスの再構成中ということで、ダンスなしで2曲披露してくださいましたが、ハーモニーが素敵でした。そういう事情があったとはいえ、主催イベントなのにkolmeさんにライブの時間を多くいただいて、本当にありがたかったです。お声がけいただけて僕たちも幸せでした。

まずは、kolmeさんお帰りなさい。そう言える今日が来て本当に良かった。まだ主催公演でガンガン行くぜ、って感じではなさそうですが、ここから、明るい展望が開けることを切にお祈りしています。