惑星カロン -ハルチカシリーズ- / 初野晴

惑星カロン (角川文庫)

惑星カロン (角川文庫)

レビューという名の感想文です。


ブクログの献本で頂いたものです。
過去シリーズは一切読んでいませんが、なかなかに面白かったです。
この巻では全4編が収録されています。
ミステリということですが、主に学校内の些細な問題の解決というところでしょうか。
主人公二人は、元々そういう学校内便利屋的な活動をしていたようですがね(解説を読む限り)
呪いのフルート、音楽暗号、逆密室、人工知能という4つが主題の4編ですかね。
音楽暗号だけが警察絡みの事件ですかね。
ミステリーにしても、あまり読者が謎解きに参加できない感じですかね。
主人公たちが謎解きをしているのを観客として見ているだけという感じでしょうか。
青春ミステリと銘打ってますが、ミステリ要素は微妙で、青春小説というところですね。
なんというか、ほのぼの見てられる感じで、おーこれは凄いという本格とかで受ける感動とは違う方向性な気がしました。