宮光園 〜日本のワイン醸造発祥の地〜

甲州市近代産業遺産
観覧料 20歳以上200円 20歳未満(未就学児は除く)及び20歳以上の学生100円
開館時間 9:00〜16:30(受付16:00迄)
定休日 火曜日(祝日の場合は翌日)
409-1313 甲州市勝沼町下岩崎174




朝もや  中津峡





朝靄に包まれた彩の国ふれあいの森。
ワタシと園長は朝メシ前から、
缶ビールをグビグビとやっており絶好調。
朝食でもまた瓶ビールを飲んで、
早めに宿をチェックアウトして、
中津峡を下り、甲斐の国に戻りましょう。
ワタシの計画では広瀬ダムを見学して、
恵林寺甲斐善光寺をお参りして、
昼メシを食べたら甲府駅から、
特急「かいじ」か「あずさ」または、
スーパーあずさ」で帰る予定。






雁坂トンネル手前の山並み  雁坂トンネル入口



昨日とは逆に潜る雁坂トンネル
すると酔っ払った園長から、
「ダムやお寺なんかつまらねー。
いいから酒を飲ませろー。」
という取締役特権のご無体なリクエスト。





雁坂トンネル内  道の駅みとみ



チラチラ雨も降って来たもので、
そのご意向を尊重して、
雁坂トンネルを出たら、
一旦道の駅みとみで休憩して、
まずはワイナリーの多い勝沼方面へ。。。





メルシャンワイン  ブドウの木




まずはメルシャンのワイナリー。
なんだかとても小綺麗になっていて、
居心地が良くない。





天覧葡萄宮光園碑  宮光園 門




そのメルシャンに隣接して、
ん?天覧葡萄宮光園とな。。。
歴史散歩好きのアンテナにピンと来る風景。
宮光園(みやこうえん)とは、
経済産業省認定の近代化産業遺産で
日本のワイン産業を確立した、
宮崎光太郎氏の自宅であって、
葡萄園、醸造所を含む諸施設。
「宮崎光太郎の葡萄園」だから宮光園か。



半地下蔵  地下室のワイン樽




正門から主屋を見て右側には、
白蔵と呼ばれる倉があり、
半地下にワインの大きな樽が展示されています。




宮光園 母屋  謎の地下通路


主屋は宮崎光太郎の自宅で、
新築当初は純然たる日本建築で、
二階は養蚕用の部屋だったそうですが、
昭和三年(1928)に改築して、
二階を外壁ごと洋風にしたとか。
その時に柱を継ぎ足し、
屋根も高くしているようです。
一階には、奥座敷、土間、
皇族用便所、来賓用風呂場、
居室などがある他、
地下にはこんな石室があり、
今はガラス張りで展示されているものの、
一体なんの石室なのか、
意味不明なんだそうです。




床の間  仏壇


こちらは昨日の甘草屋敷とは異なり、
当然ながら仏壇と床の間が別にあります。
また居間には大きなモニターが置かれ、
平成二十年(2008)に発見された、
大正十一年(1922)から昭和二年(1927)に撮影された、
ワイン製造を記録した映像資料、
『宮光園映像資料』を観せてもらえます。
デジタル修復して13分に編集したものですが、
葡萄の収穫、運搬作業、
ワインの醸造過程の他にも、
視察団体の歓迎式や学生の運動会、
新宿区下落合の瓶詰め工場の様子など、
とても貴重な記録デス。



神棚




さすがに商家ですから、
仏壇のみならず神棚もとても立派。



階段上  急な階段



元々の養蚕室だった二階に行く為の、
この急な階段は現在は使われておりません。



二階の展示  二階の展示


二階は現在は、
日本のワイン作りの始まりから、
この宮光園の施設の歴史、
創業者・宮崎光太郎の紹介等、
展示スペースになっています。



二階より  蔵


主屋の奥には道具蔵・文書蔵が連なり、
その更に奥に修復中のようですが、
ブランデー蒸留用の煙突も現存しています。



マンズワイン  試飲


宮光園をあとにして、
お次はマンズワインの工場で、
しこたまワインを試飲して、
お土産のワインを買いました。



武田信玄顔出し看板




観光地によくある顔出し看板。
軍配を手放しワインのボトルとグラスを持つ、
晴信さんの顔はモザイクがかかっておりますが、
実は酔っ払ってはしゃいでいる、
うちの藩の御家老のセントラル園長です。