犬吠埼灯台 その二 〜リチャード・ブラントン像〜

登録有形文化財
288-0012 銚子市犬吠埼地先



犬吠埼灯台 → その一





大栄PA  最近買い替えたピーのアルファロメオ




ワタシとゾウは、
ゾウのプラドで我が家を八時に出発し、
大栄PAで成田在住のピーと合流いたしました。
ん?、あれ??、
アルファロメオが赤から黒に替わってる・・・。




利根川を渡り一旦茨城へ  銚子大橋で千葉に戻る




東関道で一旦利根川を渡り茨城県へ。
潮来ICから無料になった水郷有料を経て、
神栖市を通り、銚子大橋で再び千葉県へ戻ります。




銚子ポートタワーとウォッセ21  マイチャリと巡視船かとり




まずやって参りましたのは、
銚子ポートタワーとウォッセ21。
実は去年、香取⇔銚子サイクリングで
ゾウの体調不良(後に胆石と判明)により、
泣く泣く中断して折り返した因縁の土地。
千葉県海岸・川岸一周計画には、
ここからのスタートが必須です。
"巡視船かとり"ってずーとここに停泊しているんだね。





→ 香取⇄銚子・利根川サイクリング





出発




車からチャリを取り出して、
さて、いよいよ出発です。
と、言ってももうそろそろお昼じゃないの?




一山いけす入口  一山いけす



十年ぶりに一山いけすに行ってみるも、
なんと60人待ちと言われて、
尻尾を巻いて退散致しました。



→ 一山いけす




海岸線を走る



お腹がペコペコのまま、
再び海岸線を走り南下します。




犬吠埼灯台  犬吠埼灯台近景




こちらも十年ぶりの犬吠埼灯台
明治七年(1874)初点灯の、
143歳の国登録有形文化財で、
「Aランク保存灯台
「世界灯台100選」、
「日本の灯台50選」にも選ばれている、
日本を代表する灯台です。
塔高31.30m、階段99段と聞き、
ゾウとピーはギブアップですが、
ワタシは意気揚々と入場。




灯台一階の展示  リチャード・ヘンリー・ブラントン像




→ リチャード・ブラントン - Wikipedia



一階の展示室には、
「日本の灯台の父」と呼ばれる、
リチャード・ブラントンの胸像があります。
今実はこの本を読んでいるもので、
テンションが上がります。





九十九段を上る  最後の鉄梯子



九十九段をえっちらおっちら上ります。
あれ?確か十年前は、見学者の汗による、
塩害が問題になっていましたが、
内側に木の板を張り付けて防護しているようです。
最後はこの急な最後の鉄梯子で、
いよいよ展望台へ。



灯台からり景色 北
灯台からり景色 東
灯台からり景色 南




関東および千葉県の最東端です。
富士山のような高地や、離島を除き、
日本で一番早く初日の出が見える場所とか。





展示室内  旧犬吠埼霧信号所



資料展示館と旧犬吠埼霧信号所もしっかり見学しました。



霧笛音響装置  犬吠埼灯台初代レンズ



こちらが霧笛音響装置と、
灯台の初代レンズです。
犬吠埼霧信号所は、
平成二十年(2008)に閉鎖されました。



まぐろづけ丼(1410円)



さて、ランチは、
ここのお土産屋さんに併設された、
所謂観光地食堂で、
まぐろづけ丼(1410円)。



まぐろづけ



観光地価格で味もそれなり。。。
夜はもうちょっと贅沢しようよ。

犬吠埼の白亜紀浅海堆積物 その二

国指定天然記念物
288-0012 銚子市犬吠埼地先




犬吠埼白亜紀浅海堆積物 → その一




犬吠埼の白亜紀浅海堆積物




平成十四年(2002)に国の天然記念物に指定され、
平成十九年(2007)には日本の地質百選にも選定された、
犬吠埼白亜紀浅海堆積物」。



白亜紀浅海堆積物  白亜紀浅海堆積物



白亜紀の地層と漣痕が観察できる
日本で数少ない貴重な場所ですが、
ワタシの今日の目的は実はその先にあり。



岩の転がる海岸線




これまたゾウとピーはギブアップですが、
ワタシはゴロゴロと岩が転がる海岸線を進み、
灯台の東の下へと出ました。




ココが東映OPの場所




そう、ここがかの有名な、
あの撮影場所なのです。
↓↓↓







しかしこの撮影は、よほど波の荒い日に、
かなりの時間をかけて「波」待ちをしたそうで、
今日は全く波もなく静かな海でございました。




再び海岸線を走る




さて、更に海岸線を走り、
銚子をぐるりと回り込みましょう。

渡海神社

祭神 綿津見大神・猿田彦大神
288-0026 銚子市高神西町2



一の鳥居  極相林の案内



和銅二年(709)、外川浦日和山*1に創祀されるも、
津波の為、貞元元年(976)にこの地に奉遷。
千葉県指定天然記念物に指定された、
「渡海神社の極相林」があります。



二の鳥居と拝殿  極相林




極相とは、生物群集の遷移の、
最終段階で見られる平衡状態のことだそうで、
とても貴重な林相なんだそうです。


狛犬 雌  狛犬 雄 雄が上の子の子守をして、 雌が授乳中の珍しい狛犬があります。 本殿 綿津見大神、猿田彦大神に、 二拝二拍手一拝でご挨拶をしまして、 更に先へと進みましょう。

屏風ヶ浦

国指定名勝・国指定天然記念物 屏風ヶ浦
288-0035 銚子市名洗町〜289-2704 旭市上永井・刑部岬迄





屛風ヶ浦




東洋のドーバーとも呼ばれる屏風ヶ浦ですが、
実はこんなに近くに来て、
マジマジと眺めたのは初めてのこと。
去年、国の名勝及び天然記念物に指定されたそうです。




屛風ヶ浦




約10kmに渡って高さ60mの断崖が連なる海岸線。
茶褐色の断崖は第3紀層の海食崖で、
実は現在も崩落が続いています。




銚子一周を終えて車に戻る  行程図

走行距離 19.08km
平均時速 15.9km/h
最高速度 39.8km/h
走行時間 1:11 41

さてぐるりと銚子を一周しまして、
出発地点の銚子港に戻りました。
距離は20㎞にも満たず、
坂道も多いので、
平均時速は15km/hそこそこ。
ここで車にチャリを積み、
今夜の宿に向かう前に、
一ヶ所寄り道をする予定です。

地球の丸く見える丘展望館

開館時間 4〜9月 9:00〜18:30 10〜3月 9:00〜17:30
定休日 年中無休
入館料 大人380円 小・中学生 200円 65歳以上 330円
288-0024 銚子市天王台1421-1
公式サイト http://www.choshikanko.com/tenbokan/




地球が丸く見える丘の案内




愛宕山の山頂にある、
地球が丸く見える丘展望館と、
元々は小学校だったというふれあい広場。
実は三人とも坂道大嫌いチャリダーなもので、
日和って車で参りました。
三人ともにこちらも初めての訪問デス。



地球が丸く見える丘展望館




本当に丸く見えるだろうね。
丸く見えなかったら承知しないよ。
と、ブツブツ文句をたれるおっさん三人。




屋外展望スペースからの景色  屋外展望スペースからの景色
屋外展望スペースからの景色  屋外展望スペースからの景色




こりゃたまげた。
本当に丸く見えるじゃないの!!。
確かにこれゃ絶景だわさ。



屋外展望スペースからの景色



東の果てに、犬吠埼灯台が小さく見えます。




日比友愛の碑 上から  日比友愛の碑 横から




さてこちらの展望館の庭には、
この日比友愛の碑があります。






日比友愛の碑



日比友愛の碑は、第二次世界大戦中、
不幸にして戦火を交えた日本とフィリピン両国の
民族と民族が互いの恩讐をこえて、
永く世界の平和を祈念するために、
昭和33年6月に建てられたものです。
この斜塔は友愛の浄火をかたどったもので、
炎の先端は遠く洋上3,000kmのフィリピン、
マヨン山(マニラ富士と呼ばれています)
に向って建てられています。


日比友愛の碑  碑文





撰文 尾粼士郎

此処に、われ等が恩讐を絶する日比両国の
戦友百数十万の霊を慰むるための記念塔を立
てる。悲しき歴史の運命について、われ等は
今日言うべき言葉もない。この儚き民族の
夢の影もなく消えていったあとに、祖国の難
に殉じて倒れた魂の、声なき声を、われ等は
心の底に聴く。希うところは、唯、この微か
なる響きを透して、あたらしき民族の生命の
芽生えんことのみである。
愛情の最後の一滴を捧げつくして、侘しく
滅びていった同胞の御霊よ。
此処に永恒をつらぬく悲しき思いを、世界
平和を築く荘厳なる理想と抱負に託して、こ
ころしずかに眠れよかし。

昭和三十三年五月中浣

スパ&リゾート犬吠埼 太陽の里

営業時間(大浴場)10:00〜23:00・土曜日10:00〜翌8:00
定休日 年中無休
288-0012 銚子市犬吠埼10292-1
公式サイト http://www.inubou.jp/





→ スパ&リゾート九十九里 太陽の里




太陽の里銚子  サイクルラック



さて、今夜の宿に到着しました。
去年はこの「太陽の里」の「九十九里」でしたが、
今年は「銚子」にお世話になります。
あれ?、玄関に「九十九里」にはなかった、
サイクルラックが置かれています。



大浴場



まずは大浴場で汗を流します。
曇り空でしたが、案外日焼けをしたようで、
お湯がヒリヒリと沁み痛いです。




夕暮れの景色



夕暮れの海を眺めつつ、
さてお楽しみの飲み会、飲み会。




窓から見える犬吠埼灯台  乾杯



レストランの窓に、
犬吠埼灯台の光が差し込み、
なかなか雰囲気のいい中で、
お待ちかねの乾杯。




刺身盛合せ(3180円)




やっぱり海の幸は外せない、
刺身盛合せ(3180円)。




エッグサラダ(550円)  マライチキンティッカ(700円)




なぜかインド料理が充実しているこちら、
エッグサラダ(550円)、
マライチキンティッカ(700円)。
厨房の奥に隠し玉のインド人シェフ、
シンさんがいるに違いないと推測しました。




カレーラーメン(900円)  フォーク上げ



カレーラーメン(900円)。



う〜ん、確かにこのキーマカレーは美味いんだけど、
これはラーメンではないな。。。シンさん。



ゲームコーナー  リラクゼーションルーム



恒例のゲームコーナーで、
ゼビウスをプレイするピー氏(48)。
ラクゼーションルームはとても快適で、
翌朝四時に朝風呂を浴びるまで、
ぐっすりと眠りこけました。