野村誠の作曲日記

2006-04-14

[]ホエールトーンオペラスコア

スコア作成作業のために朝からえずこホールでせっせと作業。第1幕は、ほぼ完成。その後、ヒューはずんずん進めて、第2幕も英語版はできあがり近し。ぼくは、えずこホールのスタッフと10周年記念の音楽劇に関する打ち合わせで、数時間抜けちゃったので、日本語版は宿題持ち帰り。明日の朝にホテルでやろう、っと。

[]船迫中学校吹奏楽部

ヒューと一緒に、訪ねていく。今年の1月から毎月1回のペースで訪ねて、これで4ヶ月目。最初の頃とは全然違って、その場で作曲することとか、即興的に音を出すことに対する抵抗感がなくなってきていて、楽器から出てくる音が、1月の時よりも、しっかりはっきり発音されていると思った。ヒューは、「これじゃない」、「スイッチ」という二つのゲームを楽器を使ってやった。これが、思った以上に面白かった。

それから、しりとりで作った曲「リハーサ留守番電わし机」・・・などをヒューに聴いてもらう。それに感銘を受けたヒューは、もう一曲しりとりで作ってみようよ。「家族」をテーマにしりとりをしてみることになった。なんでも、イギリスの学校でヒューは「家族」に関する曲を作っているらしい。

かぞく→(父)くさいあし→(祖父)しんだ→(祖父)だまされやすい→(祖父)いかいよう→(祖母)ようき→(兄)きもい→(父)いらつく→(妹)くだらない

お父さんの「臭い足」から始まって、家族で最初にぱっと思い出す言葉って、こんなイメージになるのか、という感じ。

かぞくさいあしんだイギリス人であるヒューにイントネーションとリズムを決めてもらった。低い音でということで、テューバユーフォニウムトロンボーンバスクラあたりで担当、続いて、だまされやすいもヒューに決めてもらうと、だまさ・れーや・すいという意外なリズムの切り方になった。続いて、いかいようきもいも、同様に、いかい・ようき・もいとなったので、これをトランペットホルンパーカッション男、フルートクラリネットサックス+パーカッション女、に振り分けて交互に演奏。いらつくだらないは、全て8分音符にして、3回繰り返し、繰り返しながら、毎回音型のピッチもダイナミクスも上昇していく、最後に、4分音符3つで、か・ぞ・くとやった。

タイトルを考えたら、「こんな家族」、「反抗期」という二つのタイトルが浮かび、最後にみんなで「反抗期」と言うことにした。ちなみに、英語に「反抗期」にあたる単語はない、とヒュー。中学生のみんなは反抗期の途中だったり、もう反抗期を終わったり、というメンバーが半々くらいだった。反抗期を経て、みんな大人になっていくんですね。

ちなみに、このプロセスは、

http://www.playingthemap.co.uk/

に既にヒューが英語でアップしています。いずれ、その音源もアップされるみたいです。また、このページには、ヒューがイギリスで子どもたちと作った歌や写真が体験できます。

[]話し合い

10周年の公演に参加したメンバーとの話し合いの会を持ちました。プレ公演の後、打ち上げも始まってすぐに帰らなければいけなかったし・・・。みんなの正直な意見や考えを聞いたり、ぼくも正直に思ったことを伝えたりしました。

プレ公演では音楽演劇は別のチームとして活動しました。これからは、そうやって分かれて行うのではなくって、一緒に混じりながらやっていきたいです。

10時近くまで続いた後、ファミレスに場所を変えて、深夜1時半まで続きをやりました。自分のスケジュールを見ると、これから1年間で、どれくらい来られるか分からないけど、ここにいる人たちとできるだけ時間をつくって、少しでも宮城に来たいな、という気分になっちゃいました。ただ、ぼくは万能な人間でもないし、無力な一人の作曲家ですが、ぼくにできることは最大限に注いで、なんだかこの町でとんでもないことが始まるための第一歩として、何も気張らずに、普通の普通の普通のことから始めてみてもいいのかな、なんて思ってみました。

それと、プレ公演で歌ったほうこうざいは、柴田高校でクラスみんなで歌って先生も歌って、と流行ってるらしいのです。プレ公演であの曲は終わったんじゃなくって、プレ公演から始まったんだなぁ。嬉しいなぁ。

かわきたかわきた 2006/04/15 03:18 失礼します。4月11日の日記の中にある、しょうぎ交響曲(ちんどん人生?)というCDは何なんでしょうか?もしよろしければ、入手方法も含め、詳細を教えていただけませんか?

STRIKE-FREEDOMSTRIKE-FREEDOM 2006/04/15 09:39 「あいのて」見ましたよ。
ワニバレエめちゃ受けたw

しょうぎ交響曲の誕生しょうぎ交響曲の誕生 2006/04/15 11:00 山口情報芸術センターで2004年1月に行われたコンサートのライブ録音CDです。内容や入手方法は、以下をご覧下さい。
http://documents.ycam.jp/nomura/

ワニバレエは、Hugh Nankivellと林加奈と野村で平盛小学校という学校でやったワークショップで自然に生まれた歌です。その後、子どもにバカウケで「あいのて」のスタッフにもバカウケで、気がついたらテレビ放送することになっちゃった。

この曲で得た著作権使用料は、全て子どもと音楽・アートをするプロジェクトのお金に還元されます。

ワニバレエブームをおこしたい!

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